ロシアとウクライナどちらを取るか

ロシアのウクライナ侵攻は両者の言い分をどの位聞くかという事に落ち着くのだろうか。
ウクライナとしては一方的な侵攻で領土を失うなんて考えられないと徹底抗戦を主張する。
西側世界としても力による現状変更は認められないという立場でウクライナ寄りの立場は変わらない。
しかし実際問題として戦争を早期に終結したいのは西側世界も同じだ。ウクライナ支援にも金が掛かる。ロシアだって止めたいのは山々だ。
そこで終了した場合、これまでにロシアが実効支配した地域をどうするかだ
そこは停戦後話し合いで解決しようという考えもあるが、苦労して手に入れたロシアが手放すとは考えにくく、長期間ロシアのままである可能性が高い
だからゼレンスキーは領土を取り返すまでは停戦できないと考えている。
しかし、このままロシアを追い詰めると更なる大規模な戦争になったり、限定的な核の使用も考えられる。
今ほど実際に核が使われる可能性が高まった事は無いだろう。
それはチェルノブイリを始め、フクシマの原発事故が続いて放射能汚染に慣れてしまっている事もありそう。限定核の性能も上がり、より規模の小さい核兵器が開発されたのも核使用のハードルを下げた。
ウクライナの平原でデモンストレーション的に一発落として、次は都市を攻撃するとすれば戦争は終結するだろう。
戦争での核兵器使用を再び許せば、一気にその敷居は下がり、戦争での核兵器使用が常態化してしまう恐れがある。
その可能性もあって米国はロシアの実行支配を認める含みを持たせているようだ。
暫くは膠着状態が続きこのままの状態が続きそうである。

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