見出し画像

美術を巡る旅 2023年秋 東京・名古屋編①

毎年恒例になりつつある(知らんけど)秋の美術館巡りの旅に行って参りました。自分の記録用(ほぼ日記)なので乱筆悪しからず。


1日目:江之浦測候所・森美術館

○小田原行き新幹線

新幹線は平日にも関わらずなかなかの混雑だった。
隣の席の外国人に話しかけられ、翻訳ツールを駆使して会話。沖縄→大阪→京都からの東京に向かうところだったそうな。東京では渋谷のハロウィンを観に行くらしい。今年はハロウィン禁止やで!って心の中でつぶやいた。

○江之浦測候所

現代美術作家の杉本博司さん構想の「小田原文化財団 江之浦測候所」に行ってきた。SNSなどでは冬至光遥拝隧道、光学硝子舞台の写真がよく取り上げられているけど、蜜柑畑とその先に広がる相模湾と空、そして各地から収集された”石”も、この施設の大きな見どころだと思う。
特に良いなと思ったのは↓の2つ。

・五輪塔(鎌倉時代)

ずんとしてるのに、佇まいになんとも愛らしさを感じてしまう。。
五輪塔って供養塔なのね。下から方形(六面体)は地、球形は水、四角錘は火、半球は風、宝珠は空を表しているんだそうな。

・被爆宝塔塔身(南北朝~室町時代)

広島で被爆した石造宝塔の塔身部分だそうな。
偶然なのか、誰かが置いていったのか、手前の台座?のような石にお花が一輪添えられていた。
この空間に、これからもずっと安らかな時間が流れていて欲しいと思った。

私が行った日はほんとうに天気が良くて、蜜柑畑の深緑と、海と空の青と、水平線を強調するように広がる遠くの雲がとても美しかった。
自然はいいなぁ。。自然に勝る芸術はない気がする。(月並み)

天気良き
蜜柑畑 つややかおいしそう。。

想像以上に山道を歩いた。スニーカーで行ってよかった。まじで。

冬至光遥拝隧道と光学硝子舞台

○晩御飯

茅場町の「THE BURGER SHOP do」というところに行ってみた。
ミネストローネと「THE SHOP BURGER」なる看板メニューを食べた。パイナップルと蜂蜜が使われてておいしかった!
ポテトがデフォでセットだったのだけども、細目でカリカリしてておいしかった。写真は撮っていない。
一人旅の時はハンバーガー食べがち。なんでや。

○森美術館「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」

晩ごはんの後、のこのこと六本木まで行って参った。
エミリヤ・シュカルヌリーテさんの「時の矢」というビデオ・インスタレ ーションの没入感に感動した。この部屋いま前転してる?!!という感覚だった。(映像作品なので写真なし)
ただ、江之浦測候所を歩き回ってへとへと気味の状態で行ったことを後悔。。美術館巡りはゆとりが大事。。
 
そして環境がテーマの展示なのに物販でビニール袋を貰ってしまう矛盾。
「い、いつもはエコバッグ持ち歩いてるんですよ!」って心の中で叫んだ。
 
森美術館を出たあと、東京シティビューに寄った。
わたしが住んでいる街にはこんな夜景も、こんな夜景が観られる高いビルもない。この夜景の中にはたくさんの競争があって、たくさんの努力があって、たくさんの刺激があるんだよなぁ。
自分の生きる世界の小ささに少しだけ感傷的な気分になって、帰路についたのであった。

1日目は以上!旅は②につづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?