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とある漁村より

こんにちは、ぷりごろたです。

水曜日の祝日はとても気分がいいですね。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

僕は宮城県のとある漁村でこの文章を書いています。
3月の中頃から月末まで、ワカメ漁師さんのもとで暮らしているのです。

これから農業に携わる者として、同じ一次産業である漁業を経験してみたいと思い、諸々のツテを頼ってここにやってきました。
昨日、初めてのワカメ漁に出たので、皆さんにご紹介したいと思います。

スタートは日の出と同じAM5:30。
漁港から船で10分ほどの漁場に向かい、作業を開始。
海中のワカメをクレーンで引き揚げ、鎌を使って刈り取っていきます。

不安定な船の上で、繊細な動作をハイスピードで続けなくてはならず、一瞬の気の緩みも許されません。
漁では作業のスピードが命で、ミスやモタモタがあると即座に怒声が飛んできます。
なんて過酷な仕事なんだ、、、と初日で実感させられました。

ただ、素早く簡潔に指示を伝えるための怒声であることは理解していましたし、怒声の数と同じだけ、上達を誉める言葉も頂きました。
こうしたストレートなやりとりに心地よさを感じ、素朴に楽しむことができています。

2時間で約2tのワカメを刈り取り、漁港に帰り着くと、陸で出荷の作業を行います。
出荷が終われば船を掃除し、他の漁師さんのお手伝いをします。
同じ港の漁師さんの作業が全て終われば、その日の仕事はおしまいです。

昨日の終業はAM10:30頃でしたでしょうか。
こんなに充実感で溢れているのに朝!?と驚きました。

お風呂に入り、分けてもらったワカメやイカでお昼ごはんを作ります。
新鮮で美味しいごはんを食べながら、お酒なんかも飲みながら、時計を見るとまだ12時!?
ここでは都会とは異なる時間が流れているようです😄

今日はお彼岸なので、漁はお休みです。
陽の光で目を覚まし、外を眺めれば、東の空が淡いオレンジに色づいています。
ダウンを羽織って散歩にでると、ウミネコや野鳥の声が聞こえてきます。
なんだか自然に迎え入れられたような、とても穏やかな気分です。

ここでの生活は始まったばかりですが、とても貴重な時間になるのだろうという予感を早くも感じています。
そんな暮らしのあれこれを、できる限りの言葉でお伝えできればと思います。
ぜひお楽しみに。

それでは、また👋


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