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【第14回】情報リテラシー論【レポート】

こんにちは、ひだまりです。
最近ちょこちょこWEBの勉強をしているんですが、基礎となるhtmlとcssの参考書を一冊完走することができました!
この後は応用と実践を頑張る予定です。


前回の振り返り

前回はNFTについて、今まで理解しきれていなかったことを自分なりに復習してまとめてみました。同じくNFTがよくわからないという方はぜひこちらもご覧ください。

また、情報リテラシー論の授業を担当してくださっている横田秀珠先生のブログはこちらからご覧いただけます。こちらもよければ是非。

授業の振り返り

今回の授業テーマは「セキュリティとクラウド化」でした。
授業の冒頭で「Rabbit r1」という新しいデバイスの紹介動画を皮切りに始まりました。私は必要な知識がない上、英語が得意ではないため、こういった最新技術的な話はできるだけ避けてきました。
そんな状態で動画を見たのですが、第一印象としてはとても面白そうでした。鮮やかなオレンジのハードウェアに、可愛らしいウサギのAIが佇んでいる画面で、見た目も非常に魅力的に感じました。

何より、商品紹介の冒頭でスマホのアプリケーションについて批判的に語ったことは興味深かったです。
私は今までスマホのアプリケーションという利便性に疑念をいただいたことはあまりありませんでした。無意識的に煩雑だと感じることはあっても、慣れてしまった思考ではそこに問題提起する発想は生まれませんでした。
ということで今回は、この「Rabbit r1」について色々考えてみようと思います。

本題

「Rabbit r1」について考えてみる

【ハードウェアとしての必要性】
先ほど見た目についてはとてもいいと話しましたが、実際問題使うとなればスマホと比較した時の利用価値というのが重要になると思います。様々な記事ですでに言われていますが、ソフトウェアをメインの商品としながらハードウェアを売るということの必要性には多少懐疑的に感じられるところがあります。
もし「スマートフォンの煩雑なアプリケーション操作を手放す」ことに重点を置いているとすれば、わざわざハードウェアを設けてスマホと差別化を図った気持ちもわからなくはありませんし、問題提起として注目を集める意味では効果があったと考えます。
しかし、Rabbit r1に搭載された物理的な操作は聞き取りボタン、360°カメラ、スクロール用と思われるローラー、そして画面のみです。このような形であれば、スマホの中にソフトウェアとして提供することも可能ではないでしょうか。

【ソフトウェアとしての機能】
ウサギAIに搭載する機能が従来とは異なり、友達にお願いするような感覚でこちらが伝えた言葉を正しく理解し、人間側が煩雑な操作を行うことなくタスクを実行してくれるというのは興味深い話です。実際にこれらがソフトウェアとして一つに集結される場合、AIの質によって機能の質も大きく左右されると思いますが、逆に言えばAIの質さえ良ければスマホ依存から脱する一歩目になるかもしれないと感じました。

スマホのアプリケーションと今後のUI

Rabbit r1を調べている中で、似たようなAI搭載系のハードウェア失敗例としてAI Pinがよく挙げられていました。Rabbit r1に比べかなり高価で、より挑戦的なハードウェアだったようです。
そんなAI Pinについて語られている記事の中で、このような話を見つけました。

ビル・ゲイツは最近、自身のRedditアカウントを通じて、AIがテクノロジー業界に与える影響について語った。彼の主張の1つは「将来的にアプリは死ぬ」ということだ。

「コンピュータで何か作業をする場合には、どのアプリを使うかをデバイスに指示する必要がある。Microsoft WordやGoogleドキュメントsを使って企画書を作成することはできても、メールを送ったり、セルフィーを共有したり、パーティーのスケジュールを組んだりはできない」とゲイツは書いている。

「しかし、今後の5年間で、この状況は一変するだろう。タスクごとにアプリを使い分ける必要はなくなり、デバイスに日常的な言葉で、自分が何をしたいのかを伝えるだけで済むのだ」と彼は付け加えた。

つまり、AIはインターフェースの役割を果たすようになるのだ。

Forbes「早くも大失敗が予測されるAI Pinが提示する「5年後」の人とAIの関係」John Koetsier

またJohnさんは同記事のなかで、『スマートフォンは、私たちの暮らしのほぼすべての側面にコンピューティングパワーをもたらすものではあるが、そのインタフェースは、その進化を可能にしたのと同じくらい、そこに制限をかけている。』とも述べています。
これらの主張に関してはRabbit r1の目指す存在意義と同じであり、私が今回興味を持った部分でもあります。

私は現在WEBデザインを勉強する過程で、UIなどの勉強も別途必要だと認識しているのですが、UIはWEBだけでなくアプリやゲームなどの多岐にわたって必要とされている分野だと思います。実際先日、課題としてアプリケーションのUIデザインを考える授業がありました。私はその必要性に全く疑問を持たなかったし、これからも必要とされることは間違いないとは思いますが、それはあくまでもUIという”分野”の話です。
もしこのまま本当にアプリケーションが不要とされる時代が来るなら、今のUIとその時代のUIではあり方が大きく変わるのでは無いかと感じました。
今まではそんなこと考えたこともありませんでしたが、実際にRabbit r1が予約販売を始めたり、こういった考え方が少しずつ出てきているということを知り、少しUIという分野との付き合い方は柔軟にしていかないといけないようだと実感しました。

余談

最後に少し余談です。
先日、人生で買ったものの中で過去1の買い物をしました。
見た目の可愛さにどうしてもやられて買っちゃったんですよ。

Rabbit r1を。

#長岡造形大学 #情報リテラシー論


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