【番外編】 勉強の特効薬、デザイン。

こんばんは、ひだまりです。日々の勉強お疲れ様です。
タイトルから初っ端大口を叩いてしまってみません。
でも誇張したとかではないです。意見自体はマジです。
一応自分は元々高校で理系の学部に通っていて、成績も割と良い方だったと自負しているのですが、その経験の中でデザインの考え方って勉強の役に立つな〜と感じたことが何度かあったので、今回はその部分を取り出して皆さんにお伝えしようと思います!

あと、念の為お断りしておきますが、今回は普段投稿している情報リテラシー論のレポートとは全く関係ありません。完全に個人的な記事ですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


デザインは「学び」に効く。

まず最初に、この記事でお伝えしたい内容を一言にまとめると、「物事を根本から理解できるようにするためには、デザインの考え方が役に立つよ!」ということです。
タイトルでは“勉強”の特効薬と称しましたが、実際はこれを“学び”に置き換えてもいいと思っています。
そしてこの記事は主に「勉強ってなんかつまんない!」「学ぶことを面白くしたい!」「もっと自分のモノにしたい!」という方向けに書いているつもりなので、即効薬をお求めの方は急いでこの記事を閉じましょう。
ちなみに、具体的にはスケッチノートという手法をおすすめしています。「じゃあそこだけ知りたい!」という方がいたら、ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。

あと先に釘刺しておきますが、デザインとアートはマジで違うのでその辺よろしくお願いします。

前置き

一旦本題から逸れるのですが、なぜ急に個人的な記事を書き始めたのかというと、noteを使った情報発信の仕方が自分に合っていると感じたからです。詳細は割愛しますが、長めにしっかりと文章を書くことが楽しいと気づいたので、これからは積極的にnoteを使っていこうと思っています。よろしくお願いします!

そもそもデザインって何?

ここで一度お聞きしたいのですが、みなさんは「デザイン」っていうとどんなイメージを思い浮かべますか?
私の予想では、「見た目の装飾」と答える方が多いんじゃないかなと思ってます。実際、一般的にはその意味で用いられていることの方が多いのではないでしょうか。
自分は今大学でデザインを専門として学んでいるのですが、先生方にそう答えたら間違いなく、「お前は今まで何を学んできたんだ」と言われてボコボコにされます。はい。もう伝えたいことはなんとなくお分かりですよね。そう。デザインとは、見た目の装飾という意味ではありません。冒頭で釘を刺したように、アートとも意味が大きく異なります
正直自分は周りにデザインをかじっている人が多すぎてあまり実感が湧かないのですが、デザインって見た目よりももっともーっとずーーーっと、計り知れないほど広い意味を持ってるんです。
ちなみにアートはどちらかといえば自己表現という意味合いが強いです。こちらも見た目という意味とは全くイコールではないので気をつけましょう。
とはいえ、デザインとはなんたるかを説明するには字数と私の経験が足りなさすぎます。なので、ここではできるだけ簡単にデザインという言葉の意味についてお話ししていきたいと思います。
(有識者の方、補足があればコメント欄にぜひお願いします!)

デザイン=設計

そもそもデザインという言葉の元となる英単語は“design”なのですが、これは“設計する”という意味を持っています。正直これがかなり重要で、デザインの核心部分といっても過言ではありません。(個人の意見です)
「でも“設計”っていうと、建築とか車とか作る時の“設計図”みたいな意味になっちゃうんじゃないの?」と思った方、大正解です。本当にその通りなんです!

最近だと工業デザインの学部などもあるので比較的納得しやすいかと思いますが、そういった“設計の段階”から実は全てデザインの範疇に入ってるんです。
特にバイクなどがわかりやすい例ですね。内部構造が基本剥き出しなので、製品の見た目と設計は切っても切れない関係にあります。あとは建築においても、インテリアから素材、耐震構造から空気の循環まで、実は何もかもがデザインの対象という扱いになります。

つまり何を言いたいかと言うと、要は利用者がそれを使って「どう思うか、どう感じるか、どんな体験をするか」ということに関係があるものは全てデザインです。

じゃあなぜデザインが勉強の役に立つの?

ここまでの内容を見て、「でも何が勉強と関係あるのかさっぱりわからん」と思いましたよね。私は思いました。笑
より具体的な話はここからです。さっきまでは“立体的な“もののデザインについてお話ししてきましたよね。でもデザインって言われたらやっぱり、ポスターとかロゴとかイラストとかを思い浮かべませんでしたか!?
そう、つまり“平面的な”紙面上のデザインのことです。
(※あくまで今回は便宜上そうお伝えしていますが、多分この業界で“平面”という言葉に括るとあんまりいい顔されません。ごめんなさい。)

兎にも角にも、大事なことはやはり「デザイン=設計」ということです。
自己表現が核になるアートに対し、デザインはクライアント(お客さん)の存在が大前提であり、相手に伝わることが何よりも重要視されます。
その結果どうなるのかというと、平面のデザインも実は“設計”されているんです。

平面のデザインって?

この感覚が勉強と繋げるための1番重要なポイントなので、ここではもう少し「平面のデザイン」について掘り下げていきます。
例えば今日食べたグミのパッケージ、街中でもらったフライヤー、お手軽レシピ本の表紙などなど、挙げればきりがないわけですが、何か手元にそれっぽいのがあればちょっと見てみてください。
できれば、そこの一面だけに載っている文字情報を全てスマホのメモ帳とかに書き起こしてみてほしいんです。そしたら多分めっちゃ実感できると思います。

「え、なんか意外と情報少なくない?」

って、思いませんでしたか?
これってある意味、“印象操作”ですよね。こう言うとなんか人聞き悪いですが、まあ実際のところそうなんです。
理由は単純ですよね。本来は文字のサイズやフォント、色なんかも違うし、雰囲気を伝えるためのイラストや写真もあります。でもあの手この手で結局絵も字も同じこと言ってるだけだったり、都合悪めなことは小さく書いてるじゃねえか!ってパターンも結構多いんじゃないですか?
とはいえ、今回の趣旨は決してプロパガンダへの批判ではありません。
次に、これがなぜ勉強につながる大事なポイントになるのか説明していきます。

平面のデザイン=情報の設計

先程体験してもらった通り、平面のデザインとはつまり情報の設計なんです。
情報の設計は、情報の優先順位に基づく取捨選択と整理整頓によって行われます。今私はまさにこれをあらゆる角度から勉強しているわけなんですが、簡単にいえば、大事なことは大きく鮮やかな色で単純に書く、みたいなことです。

「それって結局、勉強する時のノートと同じなんじゃ…?」

と思ってこのページ閉じようとしたそこのあなた!!待って!!!
まだ言いたいことがあるんです!!!!!!(必死)
たしかにそう!まさしくその通りなんですが!!!

じゃああなたのノートは1ページに一体何文字書いてあるんですか!!!!!

っていう話なんです。
平面の設計においては、伝えたい情報が限りなく絞られていることが重要なんです。とはいえそりゃもちろん、勉強で使うノートであれば、考え抜かれた商品紹介文より文字数がかさばるのは当然だと思います。
しかし、文字びっちりの教科書とイラストや図が大きく載っている教科書ではわけが違いますよね?明らかに「理解すること」においては後者が強いですよね?
これはノートにおいても同じことが言えます。

「そんなことわかりきってるよ!」

と言いたい気持ちもわかりますが、もう少しお付き合いください。
ここで私がおすすめしたいのが、スケッチノートと呼ばれる手法です。(詳しいやり方についてはmarumanさんがまとめてくれているので、こちらを参考にしていただければと思います。)

情報の設計に優れたノート術、“スケッチノート”

ここでは重要な部分のみを簡潔にお伝えしておきます。
スケッチノートというのは、イラストや図形、矢印や文字を使い、落書きのような感覚で情報をまとめていく手法です。
(ここでいうイラストはあくまで補足する役割です。)

人から「〇〇だから××だよ」と伝えられた時、「〇〇→××」とメモするというようなことです。後者の方が情報量は少ない割に、伝わりやすいですよね。しかも、間違えにくい。
人は文字よりもビジュアルの方が記憶に残りやすいそうです。

案外授業のノートを取る時とかって、先生の書いたことや言ったことをそのまま板書してませんか?とりあえず文字だけ写しておけばいいと思ったりしてませんか?むしろ、注目すべきは矢印や図形なんですよ。そこが1番理解するためには大事なんです。
先生の板書が上手ければそれが最高ですが、口での補足までそのまま書いてしまったら文字量はえげつないことになります。
ノートにまとめ直すことなどがあるとしたら、その時は言葉をできるだけ図や矢印に置き換えるべきです。
普通に社会人として資格などを学ぶ場合も、参考書のノートを作るなら落書きの気持ちで書いていくのをおすすめします。

まとめ

お腹いっぱいだと思いますが一応振り返っておきます。

「物事を深く理解すること」を「勉強」として考えると、
「デザイン」とは「設計」であり
「平面のデザイン」とは「情報の設計」である
「情報の設計」とは「理解しやすいように情報を整理すること」
つまり、「勉強する」ためには「わかりやすいビジュアル化」が重要
→「スケッチノート」がオススメ!

というワケです。
何か少しでも勉強に関してプラスになる情報を伝えることができていたら嬉しいです。

最後に

これ気づいた方いるかもしれないんですが、実は私ここまで長々と「情報の設計」を推してるくせに、延々と文字しか書いてないんですよね。あまりにも皮肉すぎて自分でも笑えます。精進します。
今ちょっと思いつきで書いてるので、なんの図の用意もないことに関しては本当にすみませんとしか言えません。
あとでちゃんと結論から話して図とかもつけて、よりわかりやすい記事としてリメイクしたいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

# デザイン #スケッチノート

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