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【第5回】情報リテラシー論【レポート】


こんにちは、ひだまりです。
最近朝晩がさらに寒くなってきたせいで、水回りの家事がひときわ厭わしくなってきました。冬の家事がちょっと楽になる豆知識を募集中です。

「さて、突然ですがみなさん、今スマホをどちらの手で持っていますか?
もし利き手じゃない方で持っていたとしたら、あなたはスマホ依存症かもしれません。」

前回の振り返り

前回はSNSについて、日本ではTwitter、海外ではFacebookが定着した理由について考えてみました。よければこちらも読んでいただけると嬉しいです。

また、情報リテラシー論の授業を担当してくださっている横田秀珠先生のブログはこちらからご覧いただけます。こちらもよければ是非。

本題

今回のテーマは「スマートフォンの普及と動画のついて」でした。
スマホとパソコンの違いと利用方法、年代別の利用率についての内容でした。
さて、先ほど冒頭でスマホを持つ手について質問させていただきましたね。結構ドキッとした方も多いんじゃないでしょうか。
この質問は横田先生が授業の中で実際におっしゃっていた内容を元にしています。

ここであらかじめ断っておきますが、私は横田先生と少し違った見方で意見を述べていこうと思うので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

スマホを利き手と逆の手で持つのはスマホ依存症?

ではまず、冒頭の話について説明していきます。
スマホの持ち手と利き手が逆であることによってスマホ依存症であると考えられる理由は、本来スマホは”利き手(主に右手)の片手持ち親指操作”を想定して設計されているからです。またスマホは高価な物であり、通常利き手で持つ方が安心できるという心理などもあると考えられます。
しかし、それに逆らって利き手と反対の手(主に左手)で持っている場合、おそらく利き手で同時に他の作業をしていることが原因である可能性が高いです。例えばご飯中に右手で箸を持って左手でスマホを見るなど、右手でメインの作業をしながらスマホを操作することが普通になった結果、いつの間にか利き手と逆持ちするのが癖になったということです。

実は違う可能性もある!

ではこの意見を踏まえた上で、私の意見を述べていきます。
横田先生の意見にも確かに一理ありますが、それだけでは説明が不十分だと感じたので、スマホ依存症であること以外に考えられる可能性と、日本人特有のスマホの持ち方について考えていきます。
まず前提として、日本でも世界でも左利きは約1割程度存在しているので、ここからは右手を利き手として書きます。

まず、スマホ依存症であること以外に考えられる可能性を2つ紹介します。

別の可能性①

1つ目は、身体への負担が比較的少ないからという可能性です。両手持ちや右手操作左手持ち(逆も然り)は医学的にも負担が少ないと推奨されている持ち方であり、さらに手が比較的小さい日本人にとって海外規格で作られたスマホの片手操作は厳しいと考えられるので、その結果自然と両手が使用され、右手操作左手持ちになったのではないかということです。

別の可能性②

2つ目に、固定電話時代の癖が持ち越されている可能性です。実は世界でも年配者ほど左手持ちが多く、国内で言えば若者の方が右手持ちが多いことがわかっています。X世代やY世代に該当する方はこちらの原因が影響しているのかもしれません。

11カ国共通して年配層ほど左手持ちが増えるのは、固定電話や公衆電話の受話器を持つ手の名残である可能性が高い。公衆電話も自宅や職場の固定電話も、向かって左側に受話器とコードがあり、受話器を左手で取って左耳に当て、右手で番号をプッシュしてメモを取ることを想定したつくりになっている。その経験が染みついた世代ほどスマホも左手持ちが習慣づくのは納得感がある。

日経XTREND『40~50代で「スマホ左手持ち」が多いワケ 若者は右手持ちが主流』小林 直樹

それ、日本人独自の持ち方かも?

次に、そもそもである日本人の持ち方の特徴について考えていきます。

先ほど右手操作左手持ちは身体的負担が少ないと書きましたが、実は世界的に見るとその反対、つまり左手操作右手持ちが多いことがわかっています。(ここでいう右手持ちは、実質左手も添えられた両手持ちのことを指しています。)
その場合、実は世界では左手の親指で操作するのが主流なようです。

なんと左手持ち右手人差し指操作は、日本人にのみ多く見られる操作方法なんだそうです。
しかし下記のデータを合わせて考えても、依存度がずばぬけているせいで操作方法が異なっているなどの可能性は考えにくいことがわかります。

スマホ依存度の最も高い国は中国、最も低いのはドイツであることがわかった。日本は15位だ。

カラパイア『日本は何位?世界24か国のスマホ依存度ランキング(カナダ研究)』Scarlet

私は今のところ、日本語特有のフリック入力が原因なのでは?と考えています。これは個人的な仮説ですが、別の可能性①からもわかる通り、片手でのフリック入力は負担が大きいと言えます。その結果自然と人差し指での操作になり、素早く入力するためには利き手を使いたくなるため片手では操作しきれず、最終的に左手で持つ形になるのではないでしょうか。
私は普段ローマ字入力を利用しているので、自然と両手操作両手持ちになり、人差し指で入力をすることはありません。この場合、海外スタンダードである左手操作右手持ちはすんなり受け入れられます。なので、スマホの持ち方は使用しているキーボードにもおそらく関係があるのではないかと考えられます。

結論

もしかすると、依存症だから左手で持っているのではなく、左手で持って人差し指で操作することが習慣づいた結果、右手が同時に別のことをできるようになって依存症になりやすくなっていた、という流れだったのかもしれません。
個人的には結構興味深い考察ができたので、今後何かの機会があればもう少し詳しく調べてみようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週末は電気ストーブを買いに行ってきます。

#情報リテラシー論 #長岡造形大学

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