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ふと思い出すイギリスでの原体験

最近、寝る前にほっこりした気持ちになれることを思いながら目を閉じよう〜と思ってて。

なぜか思い浮かぶのが、幼少期にいたイギリスでの景色。

父の仕事の都合で4歳から8歳までイギリスにいた私ですが、帰国子女コンプレックスというか……どちらかというとそのことでイジられないように、生きてきた人生で。

イギリスとかかっこいいよね〜!と言ってもらいつつ、急にそのことで友人たちと壁ができるのが怖くて。

自ら積極的に当時のことを思い出したり、話したりしてこなかったはずなのに……最近やたらと思い出すんです。

中でも最近は、母が英会話を習ってたイギリス人のおばあさんのお家の景色が出てくることが多くて。クッキージャーにクッキーが常備されてて、遊びに行くたびにお茶と一緒に出してくれた光景がなぜかピンポイントでよく出てきます。

食べ物関連は他にもいろいろあって、通ってた学校の先生が「ショートブレッドクッキーはココアに浸して食べるのがおいしいのよ」と教えてくれたときのこととか。(試してみたら本当においしかった)

自分の誕生日になると、自分でオリジナルケーキを持ち込んでみんなに振舞って、クラスのみんなに自らお祝いされに行ったこととか。(もちろん私だけじゃなくて、クラスで恒例の行事だった)

今でもクッキーやらケーキやらは大好きですが、特にクッキーへのこだわりは強くて。実はルーツはあの頃にあったのかな?なんて思ったりもします。

そういえばもう何年も前にセブ島に行ったとき、いつぶりかわからないくらい久しぶりに、キャロットケーキと出会って。そのときのおいしさが言葉にできないほどの衝撃で……ただおいしいだけじゃなくて、「何これ!?すごく知ってる味だけどいつ食べた味なのか思い出せない!!!」という初めての体験でした。

今思えばキャロットケーキも多分イギリス時代に食べていて、舌がその味を覚えてたんだろうなーと思います。

どれだけ忘れたフリをしても、原体験ってずっと自分に残り続けるものなんですね。

35歳にして毎晩それを実感してる、今日この頃です。

イギリスのお菓子をいろいろ調べて、原体験を探る旅にでも出ようかな。そんな大好きなお菓子たちで家がいっぱいになったら、幸福度が一気に上がりそう。

わくわくしながら今夜も寝る前に、あれこれ妄想したいと思います。

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