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【出産編①】いよいよ臨月!いつ生まれるの?

こんにちは!
いよいよ皆さんお待ちかね(?)、出産編の始まりです!
出産と言ってもどこから話を始めたものか…、と悩んでしまうのですが、臨月(妊娠10ヶ月)に入ったところからにいたしましょう。

《注意》生々しいリアルな話も出てきます!
前回の妊娠トラブル編に続き、あくまで私自身の体験に基づいたレポートです。記憶違いや勘違いもあるかもしれません。気がついた方はお知らせください。

さあ、いよいよ臨月!

・10月2日
36週の定期健診。いよいよ今回から健診が1週間に一回のペースになる。(妊娠初期から23週までは4週間に1回、24週から35週までは2週間に1回)
専用のベルトと機械をお腹につけ、赤ちゃんの心拍や、母体のお腹の張り具合を測定する。NST(ノンストレステスト)と呼ぶらしい。
赤ちゃんの心拍は一分間に150回。問題なし。
正期産(母子ともにリスクが低い分娩時期)は37週0日~41週6日なので、助産師さんから、「あと1週間は出てこないでほしいですね~」とのお言葉。
この頃から前駆陣痛(陣痛の予行演習みたいなもの。生理痛くらいの痛みが不規則に来る。私の場合は腰が重だるいような感じだった)が頻繁に来るようになり、いつ本陣痛が来るのか?それとも破水してしまうのか?とビクビクしていた。

・10月7日
私は9月の頭に、出産予定の病院で「お産クラス」を受講しており、出産の流れを学んでいた。その中で、分娩開始のサインとして「破水」があった。破水というと、医療ドラマで見たことがあるような、バシャーッと大量の羊水が流れ出るイメージだったが、チョロチョロとしか出ない場合もあるらしい。あやしいと思ったら臭いを嗅いでみて、生臭かったら破水なのですぐに連絡してください、と言われたが、判断できる自信ないよ!というのが正直なところ。
妊娠後期ともなれば、妊婦の股からは色々なものが出るようになる。骨盤底筋が緩むことによる尿漏れ、おりもの等…。
ちょうどこの頃から私は水っぽいおりものの量が増え、何かが出る感触がする度に、もしかして破水…とトイレに駆け込み、あ、違った、とホッとする日々がしばらく続いた。
しかしこの日、どうしても気になってしまい、病院に破水かもしれないと電話をした。すると、念のため検査をした方が良い。場合によっては入院になるかもしれないので、荷物を持ってすぐに来てほしいとのこと。幸い、荷物のパッキングは済んでいたので、タクシーで病院へ向かった。
受付の後、すぐに診察室に通され、医師による問診と内診。
医「ああ~、ちょっと水っぽいおりものですね。羊水だったら色が違うので…。赤ちゃん降りてきてるけどまだ上の方だな~」
私「そうですか、良かった~」
かくして私の破水疑惑は晴れたのであった。

・10月9日
妊娠37週。ここから毎回の健診で医師による内診があり、子宮口の開き具合、展退の度合(子宮頸管の長さ・薄さ)、赤ちゃんの頭の位置、子宮口の柔らかさ、子宮口の位置を確認してもらう。
どうやって確認するかって?…内診の際に膣内に指を突っ込まれる。
医「うーん、まだ子宮口の位置は上の方ですね~。ちょっと指でたぐり寄せてみますね~」
私「は、はい~。(怖いからたぐり寄せるとか言わないでー!)」
内診というのは決して気持ちのいいものではない。要するに、医師によって器具なり指なりで膣内を診てもらうのだが、痛いの一歩手前くらいの違和感がある。人間の体って管で出来ているんだなあ…と高校の生物の授業を思い出す。
内診の結果は、子宮口は0.5cm開大、展退40%、赤ちゃんの頭の位置は-3(まだ上の方)、子宮口の柔らかさは中くらい、子宮口の位置はまだ後ろの方、ということだった。この時期としては悪くないらしい。
悪くない、ということで調子に乗った私は後々苦しむことになる…。

・10月16日
妊娠38週。前回からどれくらい進んでいるかな…?とドキドキの診察。きっといい感じに違いない!と期待していた私…。
医「先週から状態は変わっていませんね。まだ一週間は生まれません。予定日までに生まれればいいけど…。予定日過ぎるとろくなことがないからなあ…。よく動いてください」

えー!まじかー!!ショックー!!!

確かにちょっと油断してお散歩さぼり気味だったかもしれないけれども!
だってだって、お腹重いし前駆陣痛来てるし膀胱圧迫されてトイレ近いし尿漏れだか水っぽいおりものだかわからないもの出るし!
いつ陣痛始まるかわからないし破水するかもしれないし!
……。はい、すべて言い訳です。
妊婦さんはみんな同じ状況だ。動かなかった自分が悪い。

お医者さんの言葉にショックを受けた私は燃えた。
さっそく病院の帰りからウォーキングを開始。マルイでウインドウショッピングもしてやった。でも、ちょっとふてくされていたので、カフェスペースでバナナジュースも飲んだ。体重増加のペースは問題ないからいいんだもん、ふんっ。

**********
検診の翌日から、私はよく歩いた。土日は夫と一緒に散歩。平日は一人で、少し足を伸ばして、家から30分ほど歩いたところにあるチョコレート専門店に行ってみたり、近所の問屋街を往復したりした。
正直、臨月で長距離歩くのは本当にしんどい。30分と空かずに尿意に襲われるし、急に赤ちゃんが動いて違和感に飛び上がりそうになることもある。
それでも来るべき日のために、できることは全てやろうと思った。
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・10月21日 
早朝、トイレに行ったら生理用ナプキンに少し血が付いていた。(臨月に入っておりものや尿漏れが増えてきていたし、破水の可能性もあったので、ナプキンを装着して生活していた)
血液の色は茶色。終わりかけの生理くらいの色だ。
いわゆる「おしるし」である。
ああ、そろそろだな…。
おしるしイコール分娩がすぐに始まる、というわけではないので、しばらく様子を見ることに。夫は予定を変更してこの日と翌日を在宅勤務にしてくれた。

・10月22日
深夜。23日に日付が変わったころ。
陣痛が規則的にくるようになった。痛みの程度は生理痛くらい。そろそろ生まれるんだろうけど今すぐではないかな~という感じ。少し(1時間くらいを2回)眠れるくらいの余裕があった。

・10月23日
妊娠39週。今日は検診だ。
昨夜から続いていた陣痛は遠のいていた。全くないわけではないけれど、痛みは弱まり、陣痛間隔も開いてしまった。そのままお産になると思っていたので正直拍子抜けした。
普通に予約通り検診に行くことに。念のため夫には休みを取ってもらい、入院用の荷物を持ってタクシーで行った。
まずはNSTで赤ちゃんの心拍とお腹の張り具合を確認。
助産師さんに、昨夜陣痛来てたんですー!と意気揚々と話したけれど、お腹は全然張っておらず。もう生まれると思ったのに…とがっかりする私に、40週で生まれる場合が多いんです、と優しいお言葉を掛けていただいた。
次は内診。前回の検診から一週間。我ながらよく動いた。一日平均8,000歩以上は歩いていた。こんなに頑張ったし、陣痛も来ているのだから、進んでいないはずがない。さあ診察、どんと来い!
医「先週よりは進んでいますね。でもまだまだかなあ…」
…まだだったー!期待したより進んでなかったー!
医「出血がありますか。おしるしと呼ばれるものかもしれませんね。いい兆候です。陣痛は大抵夜に来ますからね」
内診の結果は、子宮口は1.5cm開大、展退50%、赤ちゃんの頭の位置は-2、子宮口の柔らかさは中くらい、子宮口の位置はまだ後ろの方ということだった。
正直、そのまま入院するくらいのつもりでいたので、少しがっかりした。お産が近いことは間違いないので、大きな荷物はナースステーションに預けて、お会計をして帰宅することに。
余談だけれど、37週の検診で自治体からもらった妊婦検診の助成券(14回分)を使い切ってしまったので、それ以降は実費となる。助成券有りだとお会計が1,430円くらい(血液検査などがあるともっと高くなる)だったのだが、無しだと9,000円になった。…高い!それもあって早く生まれてほしいという気持ちだった。まあ、後で確定申告をするのだけれども。
そして夜、遠のいていた陣痛が再びやってきた。

・10月24日
陣痛が頻繁に来るようになってきたので、11時頃からアプリで計測開始。病院で受けたお産クラスで、「アプリを見ているうちは生まれません」と言われてはいたが、どうしても気になってしまう…。
陣痛の間隔はまだ、5~10分と不規則で、毎回30~60秒くらい痛む。一日の大半をベッドの上で過ごし、食事の準備は夫に頼んだ。夕飯の後のティータイムの時には、陣痛が来ると喋れなくなるくらいにはなっていた。
そして深夜…。

・10月25日
25日に日付が変わった頃。陣痛は5~7分間隔になっていたので、病院に電話した。(病院からは、5~7分間隔になったら電話してくださいと言われていた)正直、ちょっと早いような気がしていたのだが、出産に対する不安と痛みで、もうメンタルが限界だった。前もって予約しておいた陣痛タクシーを呼び、夫と共に病院へ向かう。
いよいよ、私は赤ちゃんを産むのだ。

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出産編その1、いかがでしたか?
少し補足をしておくと、私が産んだ病院では、10月時点では出産時、夫の立ち会いは可能、面会は他の家族・友人も含め不可でした。現在ではどうなっているかわかりません…。コロナ早く落ち着きますように…。
では、次回いよいよ分娩編です!お楽しみに~!!

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