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学歴と仕事の関係

Happy birthday to me!

私は先日、30歳になった。何も特別なことはなく、いつもと同じように息子、よっしゃんを保育園に送り、仕事に行ったのだが、節目なので初心に帰ってみようと思う。社会人、いや、働く人としての初心だ。

私は社会人という言葉はあまり好きではない。一般的に、学生と対比して働いている人を指す言葉ということはわかるのだが、保育園に通っている1歳のよっしゃんは「社会」人ではないのだろうか?保育園には同い年の友達も、年上の子も先生もいて、小さな社会があると思う。だから私は、「働く人」という言葉を使いたい。

働き始める少し前から、私はライフワークを探している。一生を通して取り組める仕事。どんな形かは問わない。常に問題意識は頭の片隅にあるような気がするのだが、現実が、世間から刷り込まれた「常識」が、そこに目を向けることを阻む。だから今、思い切って言葉にしてみよう。私の偏見に満ちた考えを。

話を始めるには、私の背景から語らなければならない。

私は東京生まれ東京育ち、サラリーマン家庭の出身だ。小学校は公立で、中学受験をして中高一貫の女子校に進学し、大学は慶應の文学部に行った。新卒で社員食堂や学生食堂等を運営する会社に入社し、今に至る。

大学進学までは思い悩むことなどほぼなく、ストレートに生きていた。初めて人生の壁にぶつかったのは就職活動の時だ。

私達の代の就活解禁日は、大学3年生の12月だった。私はそれまで会社で働くことについて全く考えていなかったので、よーいドン!でそこからあくせく説明会に出席したり、エントリーしてみたり、書類を送ってみたり、自分なりに動いていた。そして業界をメーカーに絞ってしまった。理由は「堅実でなんかかっこいいから」。理由になっていない理由なので、当然全落ちである。大学4年生の4月から7月半ばにかけて、私はほぼ廃人だった。

朝になると涙が出てくる。就活サイトや企業からのメールに追い立てられるからだ。ゼミの周囲の優秀な友人たちは次々と内定を取り、民間就活組で、決まっていないのは私だけになった。何よりショックだったのは髪の毛が薄くなったことだ。円形脱毛症まではいかなかったが、頭に触れるとすぐに頭皮を感じた。

今私が勤めている会社を紹介してくれたのは大学の就職課だ。(キャリアセンターなどというオシャレな名前ではない。自分に必要なことは自分で調べなさいという意思を感じる)改めて自己分析をきちんとして、自分は食と健康に興味があるということに気づけた。そして、無事に内定を取ることができた。

めでたしめでたし…。とここで終わる話ではない。

ここからが本当の戦いだった。

長くなるので次回に続く!!





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