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【産後の入院生活編①】育児の始まり!誰とも会えない1週間…。

皆様お久しぶりです!前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいましたが、出産レポの続きです。

息子、よっしゃんは無事に生まれ、妊娠生活は終わりましたが、ここからは育児の始まりです!1週間の入院生活の中で、授乳やおむつ替え、沐浴の仕方など覚えなくてはいけません。そしてコロナの影響で誰とも面会できません。心細い…。

しかし産んだ直後の私は産後ハイ。達成感でいっぱいになってLDRから病室に戻って来ました。どんな入院生活だったのか、振り返っていきたいと思います!

注意:あくまで私自身の体験に基づいたレポートです。専門用語の記憶違いや勘違いもあるかもしれません。気がついた方はお知らせください。

入院0日目 産んだ日の夜は産後ハイ

病室に戻ってきた私は、さっき夕食を食べたばかりなのに、とにかくお腹が空いていた。家から持って来ていたゼリー飲料で小腹を満たす。そして産後ハイで頭がガンガンに冴えていたので、お産の記憶が薄れないうちにバースレビューを書いた。(病院から用紙を事前に渡されていた)ハイテンションで、思いつくままに書いたものだから、もともと下手な字はさらに下手になり、後で読み返したら漢字も間違えていた。

赤ちゃんは預かってもらったから今夜はゆっくり眠るぞ!とベッドに横になるが、出産の記憶が甦ってなかなか寝付けない。出産の時のいきみでものすごい力を掛けたので、腕、背中、腰が筋肉痛のようになっている。左腕は点滴の針の部分がまだ付いたままなので、地味に痛い。ちなみに会陰切開の傷があってヒリヒリするので、座る時は円座クッションの上にそろりそろりである。

眠れないままに後陣痛がやってきて、子宮筋腫のあたりが痛みだした。ちょっと我慢できないな、というレベルになって来たので、ナースコールをして痛み止めをいただき、飲んだ。そうして少しは眠ることができた。

入院1日目 授乳問題と寝られないよっしゃん

出産して初めての朝。朝食を食べ終えると、よっしゃんが連れて来られた。いよいよ初めての授乳…。抱っこすると、よっしゃんは鈴カステラみたいな甘い匂いがした。この匂いは沐浴したら消えてしまったので、とても残念だ。夫にも嗅いでもらいたかったなぁ…。

この日は、授乳の仕方、げっぷのさせ方、抱っこの仕方、ミルクの作り方、おむつの替え方など基本的なことを教わり、よっしゃんはビタミンK2のシロップを飲んだ。(ビタミンK2は体内で作れないので、別途服用する必要があるらしい)

まだまだ赤ちゃんに触るのすら怖い。小さくてふにゃふにゃで、首もまだグラグラで、落としたらどうしよう、関節を変な方に曲げないだろうか、とか、色々考えてしまう。

おっぱいを飲み始めて、しばらくするとよっしゃんはスタミナ切れで寝てしまう。でも置くと10分もしないうちにまたふぎゃふぎゃと泣き出す。どうしていいかわからずにナースコールをしたら、助産師さんが来てくださり、よっしゃんの唇に指を当てた。口をパクパクしたので、それはお腹が空いているサインなのだそうだ。私はさっき授乳したばかりなので、お腹は空いていないと思っていたのだが、満腹になるよりスタミナ切れになる方が早かったようだ。

また、私は一つ気がついてしまった。授乳していると、後陣痛が来て、気分がブルーになる。

事前に変に知識を付けてしまったせいで、D-MER(不快性射乳反射)ではないかと疑っていたのだが、そんなことはなかった。おっぱいを吸われることによってオキシトシンというホルモンが分泌されて、子宮収縮が促され、後陣痛が起きるらしい。また、母乳を作る際にプロラクチンというホルモンが分泌されることにより、ドーパミン濃度が下がって気分がブルーになっていたようだ。

ホルモンの影響によるものならば、どうあがいても変えられない。ではどう対処していくか?私は音楽を聴いたり、歌ったりしていた。

病室でも授乳室でも歌っていた。もしかしたら誰かに聞かれていたかもしれない思うと恥ずかしい…。

その他毎日のルーティーンとしては、朝晩の血圧・体温測定、産婦人科と小児科のドクターの回診があった。

出産後初めてのお通じも無事に出た。会陰切開の傷があるのでビクビクものだったが、そーっといきんだら大丈夫だった。

シャワーはこの日から浴びてOK。悪露(おろ。出産後の出血)があるので、お手洗いに行く時とシャワーに行く時は生理用ナプキンが欠かせない。シャワーの間はよっしゃんをナースステーションに預けられるので、体を洗った後はスキンケアまでじっくりやった。

この夜、よっしゃんはミルクを吐いてお着替えをして…などとやっていたら寝てくれなかったので、結局23時頃からナースステーションで預かっていただいた。

新生児の頃はとにかく寝ない、自分も寝られないと聞いていたので覚悟はしていた。私は妊娠当初から眠りが浅くなっており、睡眠が細切れになることはそれほど負担ではなかったので、よっしゃんにとことん付き合うぞ!と改めて気合を入れたのだった。

入院2日目 祝膳とマタニティブルーズ

朝7時。預けていたよっしゃんが戻ってきた。23時〜7時の間に、ミルクを3回、おむつ替えを4回、していただいたらしい。この日は新生児聴覚検査があり、よっしゃんは無事にパス。

そして、ついに待ちに待った祝膳が出た!入院生活の最大の楽しみは食事だったので、とても嬉しかった。献立は、白ごはん、ステーキ、付け合わせの野菜、サラダ、スープ。デザートに小さなケーキがいくつかとマンゴー、紅茶。

ちなみに、日々の食事は、朝、昼、夕に加えておやつが出た。果物と紅茶というシンプルな献立だが、授乳とおむつ替え、その他諸々の初めてのことでいっぱいいっぱいになっている中では、ほっとひと息つける時間だった。

この日くらいから本格的に授乳を開始。助産師さんから授乳の姿勢として、横抱き、縦抱き、フットボール抱きを習った。よっしゃんはおっぱいを飲むのが上手だとほめられていた。最初から食欲旺盛な子である。

そしてマタニティブルーズ。出産したことによるホルモンバランスの変化で、一時的に涙もろくなったり、気分が落ち込んだりする。ひどくなると産後うつに移行することもあるので、注意が必要だ。私の場合は、誰も面会に来られないことによる淋しさで涙が出そうになることはよくあった。また、このタイミングで『コウノドリ』の漫画を読んでしまい、泣いた。

珍事件もあった。私は洗濯を病院のコインランドリーでするつもりだったのだが、洗濯機が壊れていて、脱水ができなかったのだ。洗濯物はびしょびしょになってしまったので仕方なく部屋干しした後、夫に持って帰ってもらって再度洗濯してもらうことにした。その際、窓越しに夫の姿が見られたことが、入院中の数少ない励ましになった。ちなみに洗濯代は病院から返金していただいた。

この日はまだ産後2日目。入院生活の折り返し地点にも辿り着いていないことに愕然とする。この頃は一日が本当に長いと感じていた。赤ちゃんに合わせた生活は昼夜がない。夜にまとめて寝ることができないので、常に緩く活動している状態なのだ。

早く退院して家族に会いたい、そればかり考えていた。

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産後入院編、1回で終わるつもりでしたが、案外長くなってしまいました…!

妊娠・出産を通して助産師さん達には本当にお世話になりました。普通の人は一生のうちに数回しか経験しないであろう、出産というビッグイベントに立ち会うのが日常になっているということ。私の非日常は助産師さん達の日常なのだなぁと考えると、自分がとても小さく思えます。人生色々あるけど、細かいことを気にしても仕方ないよね!

入院編は次で終わり、実家帰省編へと続きます。気長に更新をお待ちいただければと思います。

それでは次の記事でお会いしましょう!



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