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Stevie Wonder - Lately / レイトリー - 1981

スティーヴィー・ワンダーは本当に良い曲をたくさん書く人なんですけど、かといって、じっくり聞いたことはあんましないww

と言いつつ…何度もアルバムを繰り返し聞くってことはしないけど、たまに「あっ、スティーヴィーのあの曲聞きたいな」とか、街中で彼の曲を聞いたときに「スティーブだあ❤️」となる感じ?

なんて言うのかな。スティーヴィーを思い出すとき、語るとき、曲を聞くとき、彼を見るとき…なんか自然とにっこりほっこり、笑顔がこぼれちゃう。彼の姿を見るだけでハッピーな気持ちになれるのね…なんだろう。それがスティーブの魅力であり、人柄のなせるわざなのかなあ…

「Fingertips Part II」1963

彼は皆さんご存知の通り、盲目(完全なる全盲では無いが)ですけれど、キーボード、ピアノだけでなくて、ハーモニカやトランペットなどの管楽器、ドラムやシンセ、してベースやギターなどの弦楽器に至るまで、ありとあらゆる楽器を弾きこなすことのできる天才マルチプレイヤーです。またヴォーカルも作詞作曲も、プロデュースなんかも出来ちゃう!

うん、アメリカではそういうレベルの天才は、わりとゴロゴロいるんよ~ただ、盲目でそれが出来ちゃうのって奇跡だけど。

最初に聞いたのは…

「Superstition / 迷信」1972

ですねー

あとこれ

「Sir Duke / 恋するデューク」1976

これはたくさん聞いたー 聞いているだけでハッピーになれます。ビッグバンドを率いた、ジャズの巨匠デューク・エリントンに捧げた曲です。

Duke Ellington「Caravan」1952

原題は「サー・デューク」という敬称付きなんですけどもっっ 邦題だと"恋する"がついてしまう謎さよ。

そして歌詞の中には、彼を含む歴代のジャズマンたちの名前がたくさん出てくるのでした(カウント・ベイシー、グレン・ミラー、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド)。

Count Basie「Corner Pocket」

Glenn Miller「In The Mood」1941

「Happy Birthday」1980

この歌もハッピーになれちゃう曲。キング牧師の誕生日を祝日にするためのムーブメントで作られた歌です❤️

ホント彼の歌は、自然と笑顔になれて、気持ちがあったかくなる曲が多いのだ。彼の周囲も自然と光が集まってて、あったかい空気が流れてるからだろーな。

自分の誕生日にこの曲を歌ってもらったら最高やね~♪

「I Just Called To Say I Love You / 心の愛」1984

君に愛しているって伝えたくて電話したんだよって、そういう歌詞もいいのである。

んでもって、その昔、携帯電話会社のCMでスヌーピー&ピーナッツキャラと共に使われて、めちゃぴったりでした(探したけど見つからなかった<動画)。

「Part Time Lover」1985

この曲もノリノリ、ヒットしたなあ〜 

そして一番好きというか~思い出のあるのはこの曲。

「Lately」1981

しんみりと
したバラードです。恋人の心変わりを感じて、別れの予感を覚えてしまう、男性の悲しみを歌った歌です。

久保田利伸さんカバー

この歌はバブル時代、某有名スキー場の某大手チェーンホテルでのシーズンバイトをした時、職場の仲間たちとよく仕事が終わった後や休日に、Jトリップバーというディスコ(←死語)に行ったり、ホリディインというホテルのラウンジへとカラオケに行っては、飲んで歌って騒いでいたんですが(あの頃は私も若かった)。

そこの支配人さんがね。この歌が好きで、歌がとても上手い方でもあり、十八番ということでピアノの生演奏をバックによく歌われていたんですよ。

それで聞いて、いい歌だなーと思ったのもあるんですが。当時のバブル時代のあの、馬鹿騒ぎとも言える歌舞いていた雰囲気、お祭り的な浮かれ具合というか、時代の空気感を思い出して、なんとも言えない懐かしさを感じるのでした。

「Is't She Lovely / 可愛いアイシャ」1976

もう二度と戻らない日々、浮かれていたけど楽しくて、景気の良さと若さにみんな弾けていたなー みたいなね…

ふふふ…私にもそんな時代があったなあって。
まあ、バブルは悪い面もいっぱいありましたけどね。でも、面白い人たちがたくさんいました。面白い時代でした。一瞬のきらめきでしたけど…

「Overjoyed」1985

そしてスティーヴィーは黒人という人種差別を受けた立場で、盲目というこれまたハンデがあるのにも関わらず、彼の声って少しも悲壮さとか卑屈で深刻な悲哀とか悲鳴のような怒りとか慟哭とか、そういう後ろ向きのマイナス・エネルギーが全然ないのね。

「Don't You Worry 'Bout A Thing」1974

かといって、脳天気ちゃんな音楽というのでもない。

ただ、ひたすらに明るい。ハッピーと愛と楽しさ。笑顔を振りまいてくれる音楽。いやさ、人生の悲しみとか心の痛みとか苦しみを知らないというでなく、そういう人生の裏側や嘘偽りを歌えない人ではないんだけども。そういうのを超えちゃって、ただ人の心に笑顔とハッピーをくれる音楽。

Stevie Wonder Carpool Karaoke

若くして才能を発揮して認められたということもあり、人生エンジョイ出来ているっていうのもあるかもですが(9人の子持ちだしっっ)。

& Paul McCartney「Ebony And Ivory」1982

ft. Ariana Grande「Faith」2016

まだまだ現役ですから、これからもハッピーになれる、たくさんの素晴らしい作品を創って欲しいなあ。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/11/09 掲載記事より転載


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