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クイック放出 その4

文章を紡ぐ、とりわけ公然の目にさらされるものは、誰が見るわけでもないとわかっていても、やはりエネルギーがいるもので
結局最後まで書き切れずに、下書きの肥やしになっています。

その点、昨年ふと書き始めた雑記、クイック放出は、
その名の通りクイックな単なる放出なので、
気が楽です。


感情が麻痺する感覚

きっとこれは、ホルモンバランスだったり睡眠時間だったり、肉体的なコンディションとか心身のバランスによるものが大きいのだと思うのだけれど、
今日はなんだか朝からずっと怒りが止まなくて、
でも怒り続けるというのもとても消耗することなので、
仕事をしている最中に泪がでてきてしまいました。
急いでトイレに避難したのですが、なんだかこれ以上会社にいても周りにピリピリとした空気を振りまくだけのような気がして、
会社から徒歩15分ほどのカフェに避難してきました。

会社にいる間から好きな音楽を聴いてみたり、AIが調整してくれるヒーリングサウンドを聴いてみたり、YouTubeの「ホワイトノイズ8時間」を流してみたり、色々試してみたものの
なんだかんだ、普段は騒がしいなとも思ったりする他人の雑談が一番安心するなと感じました。

ずっと笑ってる女の子たちや、私のように静かに何か仕事や勉強をしている人、やや大きめの音で流れるBGM、時々開閉する自動ドアから流れてくる冷気、それらがとても心地良くて、
私と私以外を確実に他人として分断してくれる感覚、
私はただ背景として、意識の中にもいない状況がとても心地良いです。

こうしていると、今朝から渦巻いていた怒りや言葉にできない、食道の奥の方とみぞおちがドシンと、ヒンヤリとするような気持ちがだんだんと薄れていきます。

ただ、それを自覚した瞬間に、緩和されたというよりも麻痺したという感覚に襲われます。
そうして何で怒ってたんだっけ、とか、何が嫌だったんだっけということを思い出して、またおなかのあたりが重くなります。
だけどそれも、大丈夫大丈夫、と、今度は周りのノイズに集中することで麻痺させようとします。

なんだか悲しい気がするのはなぜでしょう?


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