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子どもコンサルがビジネス提案!企業の課題解決に取り組む

「シッパイの学校~ビジネス編~」が、岩渕薬品が抱える課題をズバリ解決!と題し、2023年1〜2月に開催されました。
今回は小学4年生から中学2年生までの13人が子どもコンサルタントとして活動しました。全4日間で課題設定や分析、最後にはプレゼンテーションと、盛りだくさんの内容となりました。

1. シッパイの学校について

「シッパイの学校」は、子どもたちがシッパイの経験から学び、チャレンジする心を育む次世代人材育成イベントです。ここではたくさんの楽しいチャレンジとシッパイを通じて、未来を生き抜くためのチカラを身につけることを目指しています。

2. ワークショップの流れ

今回は半月の中で4日間に渡るワークショップが行われました。

初日:岩渕薬品の現状と課題をヒアリング

岩渕社長からのヒアリングや社内見学を通して会社への理解を深めていただき、現状や課題を子ども達に伝えました。
以下は子ども達に話した内容の一部です。
・必要な人に薬を届け続けてきたが、薬を必要とする人は少ないほうがいい
・健康をキーワードに地域の課題を解決したい
・健康なまちづくりに貢献し、200年続く企業になりたい

岩渕薬品の社内見学の様子

2・3日目:ビジネスモデルを分析し課題解決のアイディアを検討

3C分析や4P分析といったマーケティング手法を用いたフレームワークを活用しながら、課題解決につながるビジネスアイディアを子どもたちで出し合い、プレゼンテーションに向けて準備をしました。(今回は2つのチームに分かれチームごとに取り組みました。)

アイディアを出し合う子どもコンサルタント達

最終日:プレゼンテーション

最終日には、集大成として岩渕薬品の社長と社員に向かって、子どもコンサルタント達がプレゼンテーションを行いました。

佐倉市立美術館のホールにてプレゼンテーション

3.子どもコンサルタントのアイディア

医薬品を扱っている企業ということから、子どもたちからの提案も健康の維持や啓発に関する内容が目立ちました。

岩渕薬品の社長と専務にプレゼンテーションする様子

例えば、TikTokの動画で社長が“認知症ダンス”を踊ったり、歩数計機能とキャラクター育成を組み合わせた「歩いて育てろ!ハムちゃん育成アプリ」を使って健康維持に役立てたりと、多彩なアイディアが飛び交いました。
自分達の考えを会社側に分かりやすく伝えるというゴールに向かう中で、最初は大人しいと思っていた子が最後の発表時にはメインで仕切って会社側からの質問に答えたり、発言が得意ではない子はイラストを描いて貢献したりなど、それぞれのチャレンジができていたように思います。

4. 感想

参加した子ども達の感想

・大変だったけど楽しかった。勉強になってよかった。
・発表は大変だったけど、それまでの準備もあり成功につながった。プレゼンテーションをして楽しかった。
・頭をたくさん使って疲れたけど、新しいことが出来て楽しかった。みんなでアイディアを出し合って話をするのはいいなと思った。
・学校の発表でも順序立てて話をしたり、前に出て話をしたりもしたいと思った。

保護者の感想

・息子が本当に楽しそうだった。
・この経験により子どもが成長したと感じた。
・子ども達が普通には体験出来ない、将来役に立つ内容だった。
・想像してた以上の子ども達の発表で、社会人として刺激をもらった。

岩渕社長のコメント

子どもの柔軟な発想は本当に学びになります。今回出たアイデアはしっかりと事業に生かしていきたいです。また今回は、産官の連携でこういった機会を生み出せたことにも意義があると感じています。今後更に多くの県内企業や自治体が関わり、みんなで地域の子どもを育て、関わる側も育ち合う機会が増えることを願っています。

テレビの取材を受ける子どもコンサルタント達

今回のイベントで子どもたちそれぞれに、シッパイを恐れない心の醸成ができたのではないでしょうか。「シッパイの学校」では、今後もすべての子どもたちから『シッパイアレルギーをなくす』をミッションに、世の中のすべての人が大きな変化の中で自らやりたいことを考え、実行に移し続けることを目指す事業を展開していかれるそうです。

主催:シッパイの学校
協賛:岩渕薬品株式会社, 株式会社豊翔, 日本生命保険相互会社船橋支社
後援:佐倉市

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