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ジャニーズ事務所がなぜ今、裁かれなければならないか

わたしは幼少期にDVを受けていました

子どもを叩く、殴るだけでなく
以下の表の内容 全て虐待です

母はヒステリー持ちだったため、物心ついた頃から、私の家では悲鳴のような怒鳴り声が2時間、3時間続くのが日常でした。

勉強しろ!と、姉が湯気が出ている熱湯をかけられたり、テストの点数が悪いと無数の本を姉に投げつけているシーンや、耳をつんざく金切り声は35年経った今でも昨日のことのように思い出せます。

6つ下の妹はそんな姉を観て怒られる前に勉強するようになります。問題を解くのに時間がかかると叩かれたり罵倒されていました。

一度家に帰ると、外に遊びに行くことは許されませんでした。「遊ぶこと」を知らなかったので、一日中勉強することは苦痛ではありませんでしたが、抜毛症や夢遊病がありました。学校が大好きで、家に帰ることはとても気が重い日々でした。

生配信で解説

精神科領域では、フラッシュバックや再体験、麻痺といった言葉もあり、もしかしたら「たまに思い出すもの」という印象が皆さんの中にあるかもしれませんが、違います。いつでもそこにあります。片時も忘れることなどないのです。普段は自分のやるべきことに集中させているので気にしないように意識していますが、ふと、「あなたが素敵なのは育ちがいいからね」「家族が一番よね」と言われると悲しい気持ちになりつつ、いちいち説明するのもめんどくさいので話題を変えるようにしています(ご自分の家族大好きエピソードを聞くのは好きですが、共感を求められると、えーっと、ってなります。)

それでも産んでくれた恩があると、数年前まで、年末だけは会うようにしていましたが、ふと、母親に当時のことを聞いてみたところ、彼女は完全に忘れていました。

私は憎まず、許さず、ただ、「会わない」選択を選びました。「会う」ことが「許されてる」と錯覚させているからです。彼女がきちんと自分がやってきたことを具体的に内省し、心からの謝罪がない限り会うことはないと思います。言い訳は要らないのです。あの頃は仕方なかった、時代がそうさせたかもしれないとしても、「忘れた」や「なかったことにする」というのは、最悪最恐な悪手です。

ジャニーズ事務所と一部擁護しようとしている皆さん、今更なんで?と感じている方がもしこの投稿に辿り着きましたら、認識を変えるチャンスです。組織ぐるみでそういった「虐待」を繰り返し容認し、さらにまだ悪あがきをしていることは、絶対に許してはなりません。

いま、無知は罪です。沈黙は、共犯です。

大きな組織には、大きな責任が伴います。所属タレント可哀想?ふざけんなって話です。タレント各自素晴らしいのだから、別の事務所に早く行け、です。問題をすり替えてはいけない。

虐待は、魂の殺人です。
魂の殺人は、目に見えません。

指摘されたマスコミの沈黙の理由の一つに虐待の意識が全く無かった事がありますが、それは多くの日本人の意識も同じだと思います。

受け売りですが、今回の事を機会に子どもの人権や虐待についての日本人の意識が変わればと強く願っています。

40万人フォロワー精神科YouTuber益田裕介先生の解説が非常にまとまっていますので、ぜひご覧ください。

もし、望まない性被害にあったときは、性交から72時間以内に緊急避妊薬を1錠服用すれば、高い確率で妊娠を阻止することができます。性交から服用までの時間が短い程効果が高いことがわかっています。

すべての人が「性と生殖に関する健康と権利」 を知り、享受できる社会を目指した「みんリプ」

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