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北海道日本ハムファイターズを語ります⚾🤘

2023年春季キャンプでの、外野守備の練習の動画を2月に見ました。

➡YouTubeで、【新庄監督 春季キャンプ】で検索してみて下さい。

ほどよく、しかしピリッとした緊張感に包まれながらの、外野手からの中継練習。
しっかりとした送球が出来なかった選手に対し

『やり直し』

と、世間一般のイメージとはまるで違う表情で、新庄監督が指示を出していました🤘

この守備練習の光景からだけでもわかる通り、新庄監督=北海道日本ハムファイターズが目指している野球は

              【守備で守り勝つ野球】

バッティングは、打率3割で1流と言われるぐらいに難しく、不確定要素が大きい。
10点取っても負ける事はあるけど、相手に1点もやらなければ負けは100%無い。
新庄監督のベースはここにあります。
阪神タイガース時代に指導を受けた野村克也さんからの影響を色濃く感じます。

新庄監督がファイターズの監督に就任した2021年秋を思い出してみましょう。
2016年の日本一をピークに、成績は下降の一途を辿り😣
19~21年は3年連続5位。
21年は、シーズン最終戦でライオンズに勝ち、かろうじて最下位を免れ。
さらに21年は、夏に中田翔選手が諸事情で移籍。
加えてシーズン終了後、西川遥輝・大田泰示・秋吉亮選手を放出。

3年連続5位のチームから、1番・4番・5番・セットアッパーが抜けました😱
さらに、かつてのファイターズは若手育成に長け、FA移籍で主力選手が抜けても、途切れることなく穴を埋める選手が出て来て戦力は落ちない。
06~16年の間に、リーグ優勝5回、日本一2回。
日本一は、新庄監督の現役最終年の06年&大谷翔平が165キロを出した16年。
ホークスに匹敵する強豪でした。

が、それも過去の栄光となり(遠い目👀)。

先述の21年秋、新庄監督の就任に話を戻します。
思い浮かべてみて下さい。
このようなチーム状況の最中に、監督のオファーを二つ返事で即決で受ける人は、他にいないのでは?
僕はまず、この時点で感銘を受けました。
YouTubeで

【新庄監督 会見】

で検索してみて下さい。
監督就任会見の動画をノーカットで見れます😄
この時に新庄監督が放った言葉は、2年経っても何一つブレてはいません。
どんな仕事でも当てはまりますが、上司がブレブレだと、部下は振り回され疑心暗鬼に陥ります💦

が、上司が

【このような仕事をやりたいんだ】

と明確な方針をブレずに部下に示してくれたら、部下のモチベーションは当然上がります✨✨
新庄監督は、そのような上司だと僕は感じています。

【鉄壁の守備で守り勝つ野球をやりたい】

これがSHINJOの信条です🤘
目指すところが明確なら、選手も当然、迷いなくそこを目指すために努力を重ねていきます。

ここまで読んでいただけた方は、たぶんこういうツッコミを入れたくなるはず…🤔💭

    『22年も23年も、失策数ダントツでワーストじゃねーか‼️』

・・・実際そうです。それが現実です😢
特に今年は酷いです😣
失策に数えられない、記録に表れないミスも山ほどあります。

ただ、これも含めて、僕は我慢強く見守っています。
理由は、土台まで完全崩壊したチームを、1年や2年でV字回復させるのは、誰が監督をやっても不可能だからです。
結果至上主義の現代、長い目で将来を見据えてくれる時代ではなくなりましたが、現実を直視すると、ファイターズが優勝・日本一を目指せるチームになるには5年掛かります。
3年目の来季に3位を狙えるようになり、5年目に優勝&日本一という流れかなと🏆

時間が必要になると僕が思う理由は

            【経験値が圧倒的に足りない】

から。
1シーズンをフルに完走した経験のある選手が圧倒的に少ない。
シーズン完走経験の無い選手は、もれなく好不調の波が大きくなる。
勢いで1シーズン好成績を残しても、それを2年・3年と続けていくのは、想像以上に難しい。

僕の中では、経験値の高い選手は

       【3シーズン連続で安定した成績を残した選手】

と定義しています。
野手なら3年連続規定打席到達。
先発投手なら、3年連続規定投球回数到達。
セットアッパーなら、3年連続40試合以上登板。
クローザーなら、3年連続25セーブ以上。

今のファイターズでこれが当てはまるのは

・宮西尚生
・中島卓也
・上沢直之
・伏見寅威

この4人のみ。
この4人に準ずるのが

・松本剛
・伊藤大海
・加藤貴之
・玉井大翔

3シーズン高いレベルで完走できた選手は、シーズンの乗り切り方を覚え、好不調の波を最小限に押さえる術を覚えます。
村上宗隆選手は、三冠王だった昨季に比べて大幅に成績を落としてはいますが、ここにきて28本塁打まで伸ばしてきています。
このような修正力は、3年以上シーズンを完走という経験値を積み重ねて可能となります。
ファイターズの選手に、好不調の波が激しい選手が多いのはそこです。
松本剛くんの事を、昨季.347で首位打者なのに、今季は2割7分程度しか打ててないじゃないかという声も聞きますが、松本剛くんも規定打席到達したのは17年(.274)・22年(.347)・今季の3回のみで、経験値は少ない。
足の不安を抱えながら今季シーズン完走できているのは、打率2割7分でも、来季以降への大きな財産になります😊✨✨
だから、誹謗中傷はやめて下さい。

経験値の高い選手が圧倒的に少ないからこそ、昨季新庄監督は

                【トライアウト】

を行った。
支配下登録選手を全員1軍の試合に出場させるという公約は、故障で出場不可能だったガント投手を除き、有言実行しました。
1軍の試合の雰囲気、1軍の試合に出られる喜びを全員に体感させ、若手選手の台頭を促す狙いだったはず😊
ただし、実績・経験豊富な選手には、それを快く思わない選手も当然出て来る。
近藤健介選手がFA移籍したのはそういう事。
ただし、僕の中では、近藤くんの移籍は物凄い痛手とは感じていません。
バッティング技術は大天才ですが、走攻守の走と守は劣る。

この2シーズンで、ファイターズが大きく飛躍した点があります。

✨✨〖外野守備の飛躍的向上〗✨✨

足と肩が突き抜けた選手を重用しているのがよくわかるはずです😄

・万波中正
・五十幡亮汰
・江越大賀
・矢澤宏太

松本剛くんは、肩・足はやや劣りますが、クイック・正確さ・洞察力でカバーできる力があります。

特に万波くんは、ゴールデングラブ賞を今後10年以上獲り続けるポテンシャルを、今季全開で発揮し始めました🔥💪
有り得ない守備位置からのレーザービームで補殺を連発。
ただ肩が強いだけでなく、低く正確なスローイングを強く意識していて、補殺を決めても送球が山なりなら納得していない上昇志向もある😉
補殺で失点を防ぎ、さらに相手走者が万波くんの強肩を恐れ、タッチアップを諦めるようにもなり。

例えば、1死満塁で万波くんが3塁走者を補殺したら、無失点でチェンジ。
でも補殺を失敗したら、1点を相手に与え、さらに2アウトで走者が2人残り、さらなる失点に繋がるピンチが続く。
守備は、これぐらい重要なものです。

今季ファイターズが乗り切れないままここまで来てしまったのは、二遊間があまりに不安定だった事が最大の原因。
併殺がとにかく取れない😣
1死満塁で併殺取り、無失点でチェンジ・・・とはならずに併殺を完成できずに失点し、さらに残った走者でビッグイニングを作られる。
数え切れないだけ見た光景😱

『安定しないんだから、コロコロ選手変えるなよ』

という声も多々聞きますが、あまりに不安定だから、様々な起用をしながら見極めをしていたように感じました。
ここにきて、奈良間大己・上川畑大悟選手が、二遊間の本命として目処が立ってきたかな😉
秋季キャンプ、春季キャンプで強固に磨かれてくれるのを願います🌟🙏
ランナーを進ませない事、併殺を確実に取れる事は、良くも悪くも試合の流れを大きく変える😉
守備の鍵を大きく握る投手陣も、防御率で飛躍的に向上しました⚾🔥💪
適材適所を見つけ出す能力に長けた建山投手コーチの適材適所の配置。
時には厳しい言葉も発しながら、投手陣も着実に底上げされています。
あと足りないのは経験値だけ😉

長々と失礼しましたが、この2シーズン、ファイターズは着実に成長しています。
今季は、昨季爪痕を残した選手をガチガチに固定して起用すると新庄監督は明言していましたが、春に約15人の大量故障者が出た事で、結果的に今季もトライアウトに近い状態な時期もありました。
そこは大誤算😣
ただしここに来て、軸となる選手は、打順は変わってもブレずに起用し続けているのはわかるはず😉

いろんな思いはあると思いますが、強くても弱くてもブレずに応援するのがファンじゃないかな。
あたたかい目で、これからも応援しましょう😄🤘
選手への誹謗中傷へ即座にアクションを起こした、誰よりも選手思いの父親のような監督を胴上げして恩返ししたい。
選手全員の思いが結実する時を、僕もブレずに待ちます😊🤘

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