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村上春樹 パン屋再襲撃

村上春樹著『パン屋再襲撃』が、読みやすくて面白いので、そのあらすじをご紹介します。
まだ村上春樹さんを読んだことのない方にも、おすすめです。

(あらすじ)
夫婦である男女が、ある夜中の2時頃に目を覚ましてしまい、堪え難い空腹感に襲われる。
冷蔵庫にはほとんど何も残っておらず、食べられそうなものはビールと数枚のバタークッキーのみ。

そんな状況の中、夫は過去に自分がパン屋を襲ったことを思い出し、妻に話し始める。
夫は昔、空腹がもとで、パン屋に強奪に入ったことがあったのだった。
その強奪は、予期せぬ形をとったため、犯罪にはならずに終わった。しかし、その後それがもとで、夫は呪いのようなものを感じるはめになった。
妻は話を聞くと、その呪いを解くためには、今すぐにもう一度パン屋を襲うしかないわと、夫に提案する。
そうして空腹な夫婦は、パン屋を求めて、車で夜中の街に繰り出すのだが、真夜中に開いているパン屋などなかなか見つからない。
営業中のハンバーガーチェーン店が目に入り、
そこを襲うことに決めるのだった。
夫婦は、お店のスタッフにハンバーガーを大量に作らせ、車で逃走する。
そして適当なビルの駐車場に車を停め、奪ったハンバーガーで空腹を満たした。

おおまかなあらすじは、こんなところです。
「空腹」というものは、誰もが経験していると思います。
真夜中と空腹……。
読むと、「この感覚、知ってる。」と感じるのではないでしょうか。
村上春樹さんの小説は、そんな共通感覚のようなものが楽しめるものが多いと思います。

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