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47歳、はじめての転職_056_慣れる事とダレる事の天と地との差。その会社の過去に触れる時

よく転職先の会社の事をよく知らないのに、批判してはいけないって言われます。真実です。でも入社社後数ヶ月経ってある程度分かってきたとしても、まだ慎重なるべきです、という話です。

分かってきたとしても、多分その深さは既存社員から見たら、まだ浅いでしょう。そう思うキッカケがありました。例えば取引先。顧客リストの中には『今は重要顧客ではない』という区分がされているかもしれません。その『今』だけを見て『大したことない顧客』とするのは危険です。会社の歴史の中で、この顧客と取引出来たから後に続いて大口顧客を獲得する事が出来たんだという転換点となった顧客かも知れません。『あそこは大した金額いかないですよね』とか、慣れた頃にふと大きな声で言ってませんか?危険ですよ、先人達がどんな思いで開拓したか。思う事までは否定しません。でもその会社の歴史を語る上で重要な顧客かも知れません。


決してどんな顧客も馬鹿にしてはいけません。


同様に「今は重要でない商品」を軽視するのも危険です。今は稼ぎ頭でない商品だったとしても、その商品を取り扱えた事がキッカケとなって、会社の業績が上向いたとかあると思います。今売れていない旧商品としてもそれは「今」そうであって、過去は違うかもしれない。だからそれぞれ尊重しないといけません。誰かが一生懸命に開発して作られたと思います。誰が必死に調達してきてくれたかもしれません。どんな会社でも『SONYの WALKMAN』の様なキッカケとなる商品やサービスがあるはず。今売れていない、今主要ラインナップで無いからと言って軽視する発言は慎みましょう。


でも、決して卑屈になる事はありません。普通に誠実に仕事をしていれば、そんな発言する事もないと思います。『慣れる事』と『ダレる事』は大きな違いです。


あと、自分自身に思うのは、こんな時に注意してもらいやすい人物になりたいものです。普段からの振る舞いで言ってくれる人がいて、言ってあげたいと思われる人物であれば、そうそう大きな失態はしないと思います。転職して少し慣れてきたくらいの方にとって参考になれば幸いです。

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