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アメリカ大統領選挙制度を分かりやすく解説~選挙人制度は民主的か?~

2024年11月は、いよいよアメリカ大統領選挙だ。
アメリカの有権者が11月初めに大統領選で投票する際、実は大統領を直接選んでいるわけではない。有権者は「選挙人(elector)」と呼ばれる538人を州ごとに選んでいる。そして選ばれた選挙人は、各州でそれぞれ14日に集まり、誰を大統領にするか投票する。
大統領を直接、選べばよいのに、大統領を選ぶ人を決めて大統領に投票するなんて不思議な制度である。今回は、このような制度になった経緯と、この制度の重要性に関して論じたい。この重要性を指摘している文を見た事が無いので、意義があると考えたからだ。
最初にアメリカ大統領選挙に関して分かりやすく説明したい。
まず、この選挙人になる人は、どのような人かというと、引退した政治家だったり、地方自治体の役人・政治家だったり、各州の党や団体関係者だったりと色々だ。大統領候補の推薦で選挙人になる人もいる。連邦議会議員や連邦政府の現職公職者以外なら、ぶっちゃけ誰でも構わない。そして、各州の選挙人の数は、州ごとの人口に、一応は比例している。
具体的に流れを分かりやすく説明すると…

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