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Interview with Turkish man~クルド人とトルコ人のハーフである男性との対談~

ネット上でトルコ人の男性にインタビューする機会を得た。しかも彼はクルド人とトルコ人のハーフだという。だから非常に客観的な立ち位置で話を聞けるかもしれないと私は思った。彼の母親がクルド人で、彼自身もクルド語が話せると言う。だから、トルコではクルド人が多く住む街に訪れた事もあり、一般的なトルコ人よりもクルド人に詳しそうだ。
太字部分は、後から私が付け足した感想や補足説明だ。
さあ、始めよう。

俺:トルコでのクルド人の実情に関して話が聞きたいんだけど、いいかな?
男:トルコのクルド人の殆どは、イスラム教徒だよ。
  でも一部にそうではないクルド人もいる。
俺:それは、イスラム教徒でないクルド人もいるという事?
男:そう。アレヴィー派のクルド人もいるんだ。
俺:アレヴィー派?
男:アレヴィー派の信仰はイスラム教とは、かなり異なるんだ。彼らは、宗教的に分かれてしまって、まったく異なる信仰体系を作り出したんだ。
俺:なるほど。アレヴィー派の特徴って何だろう?
男:剣の形をしたネックレスをしている。これは聖アリーの剣を象徴しているんだ。こんなネックレスだ。ちなみに日本の川口に住むクルド人の殆どはアレヴィー派だよ。

俺:え?そうなの?
男:ネットで見たけど、川口に住むクルド人は同じネックレスを身に着けているね。アレヴィー派のクルド人は主にトゥンジェリ、カフラマンマラシュ、ガジアンテプ、アディヤマンなどの都市部に住んでいる。だから日本へ亡命を求めるクルド人は、主に都市部の出身だ。
俺:ならば全然、難民ではないね。

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