その辺の石ころ

ミリタリー系の創作小説を主に作ってます。 素人作なので誤字脱字多いと思いますがご了承…

その辺の石ころ

ミリタリー系の創作小説を主に作ってます。 素人作なので誤字脱字多いと思いますがご了承の程よろしくお願いします。 気に入っていただければコメント等頂けると幸いです。 続きも順次公開していく予定ですのでしばらくお待ち下さい。 今後ともよろしくお願いします。

最近の記事

音速のドラ猫 8

〜新田原基地〜 ここは風光明媚な宮崎県に位置する新田原基地 以前までは… 第301飛行隊 と飛行教導隊(アグレッサー) が在隊していたが両隊とも転籍となり現在は第23教育飛行隊と百里から転籍してきた305飛行隊が在隊している。 男「今年はどんな派手な機体が来ますかね?」 男2「さぁねぇ 派手な奴が多いんじゃない?」 この人は…305飛行隊副隊長の 池脇 太一3等空佐 TACネーム(ヒェイ) 百戦錬磨の鷲乗り(イーグルドライバー)で 以前は那覇の304飛行隊(天狗隊)に

    • 音速のドラ猫7

        〜訓練空域Bエリア〜 T4〔TGT pork Altair.standby position 〕 (こちらTGTポーク、アルタイル位置につけ) 樹〔Altair roger 〕 ここは射撃訓練を行う山形沖180kmに位置する訓練空域、通称B空域だ。 現在、僕らは射撃訓練を行なっている。 T4〔standby……go!〕 訓練標的を曳航中のT-4からスタートの合図だ 僕達は3佐を先頭にデルタ体形で飛行している 祐介〔TGT radar contact…ran

      • 音速のドラ猫6

        クドと思わぬを再会して2日が経った。 彼女の乗ってきたMIG-24Rは修理が終わり駐機場に僕達の機体と一緒に並んでいた。 出発の時… クド「それでは、お世話になりました。」 葉留佳「また、遊びに来てネ〜 クド公ならいつでも大歓迎だヨ〜」 理樹「そうだね。でも、スクランブルだけは勘弁ね…ははっ」 玄武「クドさん、またプライベートでも遊びに来なよ。」 クド「はい!ありがとうございました!」 機体に搭乗するクド、ヘルメットを被り酸素マスクを付ける…精悍な目つきになる。

        • 音速のドラ猫5

          ー 北部防空司令所(SOC)ー OP「エリア E4P2 Heading 160 速力700kt なお南下中」 スクランブル発令から約5分、司令所の巨大なスクリーンに三沢基地と小松基地から発進した要撃機の光点が現れた。 OP「要撃機上がりましたッ 三沢114よりアルタイル06、小松303 よりオリバー01 予想会敵時刻 アルタイル06 next 04 オリバー01 next 10」 佳奈多「…」   アルタイルは確か…理樹と葉留佳が勤務する飛行隊のコールサインだったわ

          音速のドラ猫4

          とある休日   僕は咲を連れて近くの公園を散歩していた。 咲「パパ〜! 真人おじちゃんだ!」 娘の咲が指差す方向には幼馴染で親友でもある 真人が子供の手を引きながら歩いていた。 真人「お、理樹じゃねぇか!元気にしてたか!?」 理樹「真人の方こそ、立派にお父さんやってるじゃん!」 真人「へへへ、まだまだだよ俺はぁ それより、こんにちは、咲ッ」 咲「こんにちは!おじちゃん!」 真人「おぉ相変わらず元気が良いなぁ ほら、大翔 あいさつしなさい。」 大翔「こ、こんにち

          音速のドラ猫3

            ー訓練空域ー 理樹「Trello request enemyposition」 〔トレロ、敵の位置を知らせ〕 トレロ〔Altair06 enemy1 060 120 560kt〕 (敵は60°方向 120マイル 560ktで接近中) 豊〔理樹、敵さんはそろそろこちらに気づく頃だ、注意しろよ〕 理樹「うん。豊、敵のミサイルに気をつけて。脅威度の高い目標から選定を頼むよ。」 豊〔おう、任せとけ〕 今日は他部隊と合同訓練を行なっている。 今回参加している部隊は千歳

          音速のドラ猫2

          〜三沢基地 アラート待機所〜 ここは、三沢基地のアラート待機所だ。 アラート待機所とは…24時間態勢で領空侵犯してくる国籍不明機(unknown)の対応をするためパイロットと整備員が待機する場所である。 スクランブルはいつ発令されるかもわからない為、パイロットは片時もここを離れるわけにはいかない。24時間待機する為、食事も運ばれてくる。俺も何回かアラート待機任務に就いたが、緊張感はいつも解けない。 毎回、何もない事を祈るばかりである。 樹「あ〜暇やなぁ」 祐介「ですね〜

          音速のドラ猫1

          ゴォォォォォォォォ 微かに聞こえる飛行機の音 空の高い所で伸びる一筋の飛行機雲 娘「パパ!見て〜 飛行機だ〜」 彼女は僕に飛行機を見つけたことを伝える。 父「あんなに高い所の飛行機雲を…よく見つけたね。」 僕は正直、驚いた。 僕でさえあの空高く飛ぶあの飛行機を視認するのは苦労すると言うのに… 声〔理樹くーん〜、咲〜 ご飯にするわよ〜〕 妻の声が聞こえてきた。僕はふと我に帰る 咲「どうしたの?パパ?」 理樹「なんでも無いよ。さ、ママの所に行こっか」 咲「う

          音速のドラ猫1