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上手い抽象化の使い方

抽象化とは

抽象化とは、複雑な現実の事物や概念を、重要な特徴を抽出して簡略化した形で表現することです。例えば”ビーフカレー→カレーライス→昼食→飯”となると抽象度が上がっていきます。相互間に”共通認識”が必要になります。
この場合、時間帯や話に流れから昼食→飯が理解出来たりします。

抽象化のメリット

抽象化は世間的にはあまりメリットはないと思われていると思います。
誰しも一度は”具体的に言ってほしい”と言われたことはあると思います。
抽象的に言うと”伝わらないミスコミュニケーションが発生する”ってイメージが強いと思います。一方で抽象化には以下のメリットがあります。

①ニュアンスを伝えるのに便利

具体的に漏れなく伝えようとすると”話が長くなったり、要点がわからない”デメリットが発生します。
その点はうまく具体化すると、ニュアンスがしっかり伝わます。
過去におそらくブラック企業から転職してきた人が、前職について聞かれていました。そこで昔の職場の問題を具体的に話すには抵抗がありますし、どう答えるのだろうと思っていたら”北朝鮮でした!笑”と一言で説明していました。パワーワードを出すとニュアンスがしっかり伝わりますね。

②他分野の人にも意味が伝わる

具体的な説明は、場合によって他分野や他部署・他社の人に前提知識の違いなどで伝わらないことがあります。そこで広い共通認識から狭い事柄を説明していくプロセスが必要になります。

抽象化の図

プレゼンや図解化・言語化には抽象化のスキルが必要になります。

抽象化のスキル

①パワーワードを使う

一番伝えたいことをパワーワードにして伝えましょう。結論から話すようにまずパワーワードを伝えます。受け手はそこから理由や根拠を補完して聞いてくれるので内容が伝わりやすくなります。

②比較する場合は表を用いる

現状と変更後の説明する場合は、比較が有効です。
ビジュアルでビフォーアフターがわかると理解しやすくなります。
これなしで変更について話合いをすると、かなり理解に時間がかかってしまいます。

③構図を図解する

全体のプロセスを俯瞰し、図解化するとグッと複雑な話が理解しやすくなります。このためには図解化にトライする経験やいろいろな角度から見る経験が必要になります。

次回予告

今回は抽象化について記事にしました。
次回は初期騒動について記事にしたいと思います。

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