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宗教理解増進を目指して(note始めました)

「共創共生社会を目指す会(仮称)」の主催者の「とも」です。
ブログを始めました。
まずこの会が始まった経緯を紹介したいと思います。


関心が高まっても理解が進まない「宗教」

昨年の7月から旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に対する報道が増え、エホバの証人、その他の新宗教が関心を集めるようになりました。関心が高まったとはいうものの、宗教への理解が進んだのではなく、むしろ「宗教」に対するネガティブなイメージが強くなったように感じます。

日本で「宗教」と言うと、一般的に馴染みにある神道や仏教などの「伝統宗教」とは別の「新宗教」を指す場合が多いと思います。

伝統宗教ではない「新宗教」の信者は、大多数の日本人とは少し違う価値観を持っていたりします。

その違いが個人や社会における葛藤の要素だったりすることがあります。特定の宗教を信じ、その教えに基づいて生活を送っている人々は日本では少数派(マイノリティ)だからです。

昨年は「宗教2世」が、「流行語大賞」トップテン入りするなど、「宗教2世」について広く知られるようになりました。しかし、そのイメージは「特定の宗教の信者である親の元で育った犠牲者」といったネガティブなイメージが先行しているようです。大多数の日本人と違うことが葛藤を生んだり、悩みになったりすることがあるからでしょう。

ところで、宗教2世が抱える悩みは新宗教だけではなく、以下の記事にあるように、世界で最も信徒数が多いクリスチャンにもあるようです。

この記事にある「家庭内の当たり前が世間の当たり前ではない」というのは、「宗教2世」だけの特有のものではなく、世間と少し違う価値観や生活スタイルを送っている家庭では、どこにでもあることではないでしょうか。

「宗教的マイノリティ理解増進勉強会」を開始

近年は少数者(マイノリティ)を理解し、差別や偏見をなくしていこう! という社会風潮にありますが、どういうわけか、マイノリティである宗教信者への理解を深めよう、差別や偏見をなくそう! という動きはありません。

「宗教2世」の問題解決として示されるのは、宗教への理解や深め、差別や偏見をなくそう! というものではなく、信徒(犠牲者?)と宗教団体(加害者?)を切り離すというものが殆どのようです。

しかし、こうした手法は宗教への嫌悪感(ヘイト)を助長し、差別を深刻化する危険性があります。

そんな思いを抱いていた今年1月、IAAP(国際平和学術協会)の出発式に参加し、そのグループディスカッションの時間に私の隣に座っていたのが大学のゼミで「マイノリティ」を専攻した学生グループのメンバーでした。

そこで「マイノリティ宗教に対する偏見を解決するプロジェクトを始めたい」と思い、その後もその思いを持ち続け、今年10月に第1回「宗教的マイノリティ理解増進勉強会」を主に家庭連合2世の学生たちと共に開催するに至りました。

10月、11月と今まで2回、家庭連合2世の学生たちと勉強会、意見交換を行ってきました。今月も行います。

今まで勉強会で出た意見や声、その他、関係する事柄を今後このブログで発信していこうと思います。

多くの方の関心を持っていただければ感謝です。

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