常花てりれ

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53話 学校見学

「皆さん、おはようございます!」教師が教室に来る前に席に着いていて欲しいと思う狭山。 「おはようございます!先生」 「ホームルームを始めます!日直、号令!」 「起立!例!おはようございます」日直の生徒が元気良く号令を掛ける。 「おはよう。それでは連絡を始めます。本日は午後から暁中学の生徒が見学に来ます。廊下ですれ違ったら挨拶するように」 「は〜い!」時間はあっという間に過ぎてお昼休みになり、売店に向かう途中で僕は2人の少女と出会った。 「君たち、何か困ってるの?」もしかしたら

    • 52話 信じていたもの

      「統一神様、お客様がお見えでございます」 「お!誰が来たんじゃ?」 「アイザワ様という方です」 「通せ!」 「かしこまりました」 「どうぞ!お入りください」メイドの指示に従った僕は統一神アルラの部屋へ行った。 「おぉ!待っておった、、てか、お主誰じゃ?」 「僕だよ!アイザワだよ」 「本当にともきかえ?」 「そうだよ。訳あって今は性別が反転してるんだ」 「そうじゃったか」 「それで、統一神様に聞きたいことがあって来たんだけど、どうすれば元に戻るかな?」 「そんなのは簡単じゃよ」

      • 51話 性別反転

        翌朝、目が覚めると男に戻っていた。 「どうなってるんだよ僕の身体」昨日寝る前までは確かに女体だったのに朝起きてからは元の体に戻っている。 「こりゃ、領主様に聞かないとな」そういう訳で僕は領主様のところへ向かった。 「あの、ニーナ!領主様に会いたいんだけどいいかな?」 「どのようなご用件でしょう?」 「僕の身体のことです」 「分かりました。ちょうど領主様がギルドにいらしているのでこのままギルマスの部屋に進んでください」 「分かりました」ニーナの指示に従いギルマスの部屋に来た僕。

        • 50話 久々の日常

          「ともき!おはよう。久しぶりだな」 「久しぶり!れん」 「なぁ、異世界言ってたんだろ?何か分かったか?」 「あぁ、少しはね」僕はれんに異世界で起きたことを話した。 「なるほど、飛んでた人間ってのは魔族か竜族か精霊ってことか?」 「そういうことだと思う」れんと話をしていると担任の狭山先生が来た。 「相澤くん久しぶりね。1週間休んで何してたの?」 「すみません。先生」 「まったく、後で職員室に来なさい!」 「はい!」 「それじゃあ、授業を始めます」 「久しぶりだな」 「ねぇ、とも

        53話 学校見学

          49話 いざ!ダンジョンへ

          「おい、あんた」 「なんですか?ライアンさん」宿の部屋で寝ていると宿の従業員に起こされ目が覚めた。 「あんた、今日は早くからダンジョンへ行くって言ってただろ!今、午前8時だよ!時間大丈夫かい?」 「え?」やばい、寝坊してしまった。 「ほら、言わんこっちゃない。朝食の準備出来てるから早く食べて出発しな!」 「はい!」朝食を済ませた僕はダンジョンへ向けて町を出発した。 「ここがダンジョンの入口か。町を出てから20分と行ったところだな」 「さて、遅れてるからさっさとクリアするか」こ

          49話 いざ!ダンジョンへ

          48話 領主様との対面

          「おはよう、ともき!今朝のニュース見たか?」 「おはよう、れん。今朝は寝坊してニュース見てる暇なかったんだよね!何かあったの?」れんは今朝のニュースの速報を話してくれた。 「つまり、空を飛んでる人がいたってこと?」 「人かどうかはわかんないけどそういうことだ!怖いだろ」 「確かに、怖いね」学校が終わったら異世界に行って情報収集してみるか。 「ともき、今日一緒に帰らない?」 「ごめんね。今日は大事な用事があるんだ」「私に言えないようなことなの?」 「言えるけど、場所がね」 「

          48話 領主様との対面

          概要

          僕の名前は相澤智樹。どこにでもいるような普通の男子高校生。それが僕だ。そんな僕がある日、隣のクラスにいる天使様こと椎名紅葉がクラスメイトの男子に告白されるところを目撃してしまった。誰にでも優しく思いやりがあるが、ファンに付きまとわれたりして困っている椎名さんを助けたことにより始まった僕と椎名さんの関係の行く末は?そして彼女にはどんな過去があるのか。異世界やら未来人やら新しく出来る友達との楽しい日々など椎名紅葉と出会ったことにより変わり始める僕の日常。僕が今まで知らなかった事実

          47話 ダブルデート

          「そうね。早く登校の準備しないと遅刻しちゃうし」 「僕が朝ご飯作るよ!」 「ありがとう!なら私は先に着替えてるね」 「分かった」10分後。 「もうご飯の用意出来たの?」 「昨日の残り物がほとんどだよ」 「まぁ、いっか!いただきます」 「召し上がれ!」 「やっぱりともきの料理は美味しいな」 「ありがとう!今度一緒に作ろうね」 「楽しみにしてる」 「そういえば、今日から駅の商業エリアが新しくなるんだけど良かったら一緒に行かない?」 「行きましょ!」こうして僕たちは放課後デートする

          47話 ダブルデート

          46話 ベットの中で

          そうね。早く登校の準備しないと遅刻しちゃうし」 「僕が朝ご飯作るよ!」 「ありがとう!なら私は先に着替えてるね」 「分かった」10分後。 「もうご飯の用意出来たの?」 「昨日の残り物がほとんどだよ」 「まぁ、いっか!いただきます」 「召し上がれ!」 「やっぱりともきの料理は美味しいな」 「もみじ、起きてる?」9月30日午前6時。 「起きてるよ!ともきはいつ起きたの?」 「1時間くらい前かな」 「まだ起きたくないよね」 「起きたくないね」 「実は、聞きたいことあったんだけどい

          46話 ベットの中で

          45話 入れ替わり

          「もみじ、ただいま」 「どうしたの?はるな。私のこと呼び捨てで呼ぶなんて珍しい」 「あ!お姉ちゃん、ただいま」いつもの癖でついもみじと呼んでしまった。 「おかえりなさい」 「腹減ったよ!」 「ねぇ、ホントに今日いつもと様子違うけど何かあったの?」 「何も無いよ!」 「そう?」 「うん!ホントだよ」今度はるなにもみじとどんなこと話してるか聞いておかないとな。 「何も無いならいいんだけど」 「ご飯、出来てる?」 「出来てるわよ!」私は調理済みの料理をいくつかテーブルに持ってきた。

          45話 入れ替わり

          44話 禁断の恋

          高尾くんと狭山先生が付き合い初めて1週間が経った頃、全校集会の開催が決まった。 「明日は朝から全校集会があります。遅刻しないように!」ホームルームで先生は連絡事項を言い終えると授業を始めた。 「いやぁ、1日終わるのはあっという間だな」そう思いながら帰宅の準備をしていると高尾から話しかけられた。 「相澤くん、昨日はありがとう」 「僕、何かお礼言われるようなことしたかな?」お礼を言われる心当たりが無かったので聞いてみることにした。 「昨日、拍手してくれたでしょ」 「あぁ、そのこと

          44話 禁断の恋

          43話 カップル成立

          「おはよう!ともき」 「もみじおはよう」久しぶりの登校日。朝起きるとそこにはもみじが立っていた。 「もうちょっとで朝食が出来るからね」 「いつもありがとう!」 「作るのは好きだからいいのよ」 「明日は一緒に作ろうよ」 「そうね!」もみじがそう言いながらテーブルに料理を運んできた。 「いただきます!」 「召し上がれ!」 「もみじ、料理上手いね」 「そ、そうかな?」 「そうだよ!」褒めるともみじは恥ずかしいのか顔を赤くした。 「早く食べないと遅刻するよ!」 「もうそんな時間か!ご

          43話 カップル成立

          42話 依頼クエスト

          翌日、僕は異世界に行ってクエストを受ける為ギルドへ行くことにした。 「すみません!この依頼を受けたいのですが」 「薬草の採取ですね」 「はい」最初に受けるクエストは防具や武器がないから安全なものにしようと思った。 「確かに、採取依頼は初心者向けなので安心です。ですが油断は禁物ですよ」 「分かりました!ご忠告ありがとうございます」受付嬢さんも僕のことを心配して言ってくれてるのだろう。なるべく早めに依頼を完了させた。 「行ってらっしゃいませ」受付嬢の明るい言葉に見送られ僕は依頼に

          42話 依頼クエスト

          41話 冒険者ギルド

          体育祭も終わり月曜日は振り返り休日となった為、僕はこの週末を利用して異世界で冒険者登録をすることにした。日本では金を稼ぐことが出来ないのでありがたい。 「冒険者ギルドへようこそ!」明るい声の受付嬢が希望者に向けて挨拶している。 「あの、冒険者登録をしに来ました」 「新規登録希望の方ですね!」 「はい」 「あなたが怪我した場合、当ギルドは責任を負い兼ねますのでそこのところご注意ください。それでもよろしければこの先にお進みください。試験を行います」 「分かりました」僕は受付嬢の指

          41話 冒険者ギルド

          40話 体育祭終了

          ともきと一緒にゴールをした私はまたお題の相手を探すために観客席を探し回った。お題の内容は親友だ。 「誰にしようかな」私は仲のいい人が沢山いるため決めることが出来なかった。 「もあ!ちょっと来て」私は複数いる友人の中からもあを選んだ。特に意味は無い。 「1年1組椎名紅葉ゴールイン!」私はなんとかゴールすることが出来た。 「もみじ、お疲れ様」 「おつかれ、ともき」 「なんで椎名さん、相澤と話してるんだろうな」「てか、なんで天使様も普通に受け答えしてるんだよ」「もしかして付き合って

          40話 体育祭終了

          39話 体育祭開始

          1週間が経ち体育祭本番の日がやってきた。 教室では先生がホームルームをしている。 「皆さん、本日は待ちに待った体育祭です。怪我のないように楽しんでください」先生がそう言うと全員が威勢よくはい、と返事をした。 「これからグラウンドに移動してもらいます。各自椅子を持って移動を開始してください」先生の指示に従ってクラスメイト達は教室を出てグラウンドへ向かって移動した。 「待って相澤くん!」僕が教室を出た時、後ろから声をかけられた。 「どうしたんですか?先生」教室は皆が移動を始めた後

          39話 体育祭開始