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【発展途上夫婦】W育休の流儀

こんにちは!にせママです!
3連休、一瞬で溶けましたね☆

さて、今回はシリーズ【発展途上夫婦】
私たち夫婦の泥仕合、半年間のW育休を取得したときのことを書きたいと思います!
男性育休が普及しつつある昨今。でもぶっちゃけどんな感じなんだろ?…そう思われている方に少しでも参考になれば幸いです。
すでにW育休経験者の方にもお読みいただき、少しでも共感いただければ全力で握手させてください!!


理想の育児

2020年に私たちは待望の第一子を授かりました。
コロナ禍真っ只中でしたが、出産時は夫も立ち会ってくれました。
長い長い妊娠期間を経て、出産時は破水から始まり、10時間の陣痛に耐える。いきみ逃しの最中はずっと夫に背中を押してもらいました。
「そこじゃない!もっと力入れて!(怒)」と夫にキレながらw

ようやく出てきた娘。
夫にはたくさんの私の醜態をさらしましたが、立ち会ってもらって本当によかった。
「よく頑張った!生んでくれてありがとう!」と感動する夫。
10時間、夫婦で地獄を見ましたが、ホカホカの娘を抱っこすると世界一の幸せ者になった気持ちでした。

少しずつ男性育休が話題になっていましたが、夫の職場は男性育休の前例がほぼありませんでした。
「でも、育休とるよ!」と言ってくれた夫。
職場と調整して、夫は半年間の育休を取得することになりました。
(ありがたい!)

そして、産院での入院生活も終わり、里帰りもせず、夫婦2人での育児が始まりました。

同じ時期に出産した友人は里帰り出産。2か月ほど実家で過ごしていました。
「夫婦で育児するなんてめっちゃ理想的やん~!」
そう言ってもらい、内心ニヤニヤしたのを覚えています←

産後すぐは、自分たちの子どもにメロメロで、完全にハイになっていました。頻繁なおむつ替えも、母乳のあとのミルクも、娘のためならエンヤコラ!写真も毎日撮影してSo Happy!
幸せなW育休ライフが続くと思っていました…。

崩れる理想

夫婦で産後ハイになるも、生後2週間ごろになると、徐々に理想との歯車が狂い始めました。

まず、寝・不・足 !
夜中何度も起こされて、おむつ替え→授乳→ミルク
ベッドに横になる時間が長くとれても、まとまった時間寝られないって、すごくしんどい

夜勤交代制にしようとするも、おっぱいが張ってしまい、5時間以内には授乳したくなるので、結局私は不眠のまま。

もともと夫も神経質で眠りが浅いタイプ。私が夜勤当番をしていてもお世話をするタイミングで夫も目が覚めてしまい不眠のまま。
(いや、知るかよw)

あと、夫と永遠に24時間一緒に過ごすのはコレがはじめて!
普段は休日以外お互い仕事にでますよね。
新婚旅行のときがMAXで、10日間一緒にいましたが、それ以上ずっと24時間一緒に過ごすという経験はありませんでした。
しかも自由に外出もできず、気分転換もできない。
大人の話し相手がいるだけマシなんでしょうけど、お互い仕事に出ていないし、人にも会っていないから、話のネタもない。

2人ともイライラが募っていました。

勃発する大喧嘩

夫婦喧嘩をしたことはありますが、普段は夫が穏やかなので、喧嘩は多い方ではありませんでした。

ただ、慣れない環境でイライラも募り、W育休中に何度か大喧嘩が勃発しました。

まず、第1の事件。
生後1か月が経ったころ。

我が家は、母乳とミルク混合で授乳していたので、必然的にミルクは夫の役目。
ミルクを調合し、哺乳瓶を洗浄するまでが役目でしたが、夫は哺乳瓶を都度洗わず、3本ある哺乳瓶を使い切ってからまとめて洗うということをしていました。

食器など洗うべきものを置きっぱなしにするのが嫌な性格の私。
洗われていない哺乳瓶がキッチンに置かれていると邪魔だし、なにより衛生面を心配していました。
「消毒はまとめてでもいいけど、都度スポンジで洗おうよ。」と言っても「まとめてやった方が効率的」と言って聞いてくれませんでした。

そして、事件は起こりました。
夫が間違えて、洗っていない哺乳瓶にミルクを調合し、それを娘に飲ませてしまったのです。
狭いキッチンで、キレイな哺乳瓶と洗っていない哺乳瓶を近くに置いていたためです。

数時間後、娘は緑色の下痢を出しました。
私、キレました。←

「だから言っていたのに!!」(私)
「間違えたのは悪かったよ。でも下痢の原因が俺とは限らなくない?」(夫)
「は?てめぇは、インフルエンザになって、家族が感染しても、『原因が俺とは限らなくない?』って言えるんか?!黙って今度からは毎回洗いな!!」(私)

この一件で夫は哺乳瓶を洗うようになりましたが、数日間冷戦になり、なんとも後味が悪かったです。

そして、第2の事件。
生後4か月ごろ。

ミルクの飲みが悪くなってきた娘。
飲まないときはせっかく作ったミルクをシンクに捨てなければいけない。
作った側からしたら精神的にしんどいし、ミルクも安くないのでもったいない。(夫は倹約気質です)
本来100mL飲む時期でも「どうせ飲まないだろう」と夫は半分しか作らないこともありました。

気持ちはわかるが、半分の量をスッと飲み切ることがある娘。
そんな時、追加で作っても、時間があくのでもう飲まない。
「もったいなくても、適正量作っておこうよ」「哺乳瓶やミルク缶変えてみない?」と言っても「お金がもったいないから…」と腰が重い夫。

しまいには夜間にミルクを作らなくなり、昼間も作る頻度が減っていきました。
ミルクでしか取れない栄養もあるので少なくとも夫が育休中は混合を継続したかった私。でもへそを曲げる夫。(うざいw)

そして事件は起こりました。
ある日の娘がお昼寝中。
とんでもない発言をされました。

「育休とったけど、暇やなw」(夫)

「…え?…(小声)」(私)

「やることがおむつ替えくらいしかないもん。なんか資格の勉強でもしよっかな~☆」(夫)

ブッチン(私)

「自分、今、何言ったかわかってる?!こっちは毎晩夜勤(夜間授乳)で寝不足やねん!なのに、アンタは家事を多めにやるわけでもない!最近ミルクも作らない!しまいには『暇』という!そんなんやったら早く育休切り上げて仕事復帰してちょっとでも金を稼いで来てよ!!」(私)

さすがに失言だったと認識した夫。
家事を少し多くするようになりました。
首も座ってミルクも飲まないとなると、育児における男の役割は極端に減ります。気持ちはわかるが、言ってほしくなかった…。

この「暇やなw」事件は「一生恨んでるから(ニッコリ)」と今でも話のネタ?にしていますw

ツーオペ(W育休)のメリデメ

先に謝っておきます。
私は産後半年間ワンオペをしたことがないので、自分ではこれがどれくらい恵まれていることなのか、はっきりはわかりません…。

でも、夫のおかげで世のワンオペ育児をされている方々と比べてだいぶ楽をしたことは確か。
しかし、ツーオペ(W育休)にデメリットがないわけではない!
完全な私個人の見解ですが、メリット・デメリットをまとめてみました。

【W育休のメリット】

①夫婦で子どもの成長を見届けられる。
生後2か月で初めて意識的に笑う。5か月ごろには寝返り。たくさんの「はじめて」の瞬間を夫婦で見届け、2人で同じテンションで喜ぶことができました。本当に尊い時間を夫婦で共有できる、幸せです。

②育児の悩みを夫婦で親身に相談し合える。
ミルクを飲まない、離乳食が進まない…そんな悩みが起こると「私が悪いんじゃ…」とつい思いがちですよね。でも常に一緒に育児をしてくれる大人がいると、それだけで心強いし、自分だけが悪いと思わず、客観的な視点で育児を振り返ることができます。育児スキルも夫婦一緒に高められるのもいいですね。

③少なくとも半年間は、働かずして、あまり収入が減らない。
半年間の育休給付金は標準報酬の67%で算定されますが、育休中は社会保険料が免除になるので実質手取りで比べると「1割減るかな…」くらい。(半年過ぎると50%なので手取りで3割減くらい)
毎日仕事に行かないのに収入が1割減で済むのはすごくありがたいです。また、育休期間は所得0になるので、次年度の保育料が1年間安く算定してもらえます!うちは5万円/月→1万円/月になりました。すごくありがたかったです。

【W育休のデメリット】

閉塞感がすごい
育休を取得するということは、「家の中という狭い世界」において、家事と育児のミッションを粛々とこなしていくということ。パートナーも昼間にいると、親や友人を呼ぶ機会が減ってしまう。支援センターに行くのも億劫になってママさんと話す機会がない。なのに、毎日一緒にいるパートナーとの会話はあまり気分転換になりません。お互い出勤もせず、会社での出来事などの目新しいネタもありませんし。

②相手に同じ仕事量を求めてしまう。
普段の家事負担は、夫婦で上手に折半できていますか?育児はどうしても女の方がウエイトが重くなります。でも「別に仕事に出てるわけでもないんだし」と相手に同じ仕事量を求めてしまいます。そんなときに思うように動かないパートナーだったらイライラしてしまいます…。

③喧嘩したら地獄
喧嘩しているときに、仕事などで外出して少しでも距離を置き、冷静になるのも大事ですよね。育休中はそれができませ~ん!☆だって赤子がいますから。喧嘩してどっちかが出ていくにしても赤子を放置することになる。家に残った方はより憎しみが増します。私たちもそれだけはできず、狭い家の中で冷戦しました。きつかったです…。


初めての育児であるし未熟な命を扱う。仕事とは違った緊張感もあり、ピリつきがちでしたね~。

W育休のデメリットを克服するには

なんだかW育休を推奨しないような記事になってきていますが、はっきり言っておきます。
W育休はぜひ取ってください!!

世の中には「母乳以外は全部俺に任せろ☆」な素敵な男性も多いと思いますし、そうでなくても、ツーオペのデメリットを回避する術はあります!

①パートナー以外の大人と話す機会を増やす
親や友達と電話したり、1時間交代で1人で買い物へ行き、店員さんと話すでも構いません。意識的に外の人と話す機会を増やしましょう。短時間でもかなりリフレッシュになります。

②「ありがとう」ルールを作る
いちいち言わなくなってしまう「ありがとう」の言葉。「食器を洗った」「母乳をあげた」ひとつひとつのタスクに「ありがとう」を言い合う習慣は大事です。仕事と違って誰からも評価されない家事育児。家族から感謝されると嬉しいし、逆に相手に感謝を伝えることで「自分だけでなく相手もちゃんと役割をはたしている」と冷静になれます。夫はやったことに気づかないことも多いので「洗濯機、回したけど?」などいって「アリガトウ!」とよく言わせましたw

③話し合いで解決しなければ、お金で解決
育った環境も違えば、家事育児のやり方で衝突するのは当たり前です。話し合っても相手が求めているところまでやってくれない。そんな時はこだわる方が引き受けましょう。そして、全体的に見てもその労力分、負担が生じてしまっているのであればお金を請求しましょう。1日1時間のリフレッシュタイムを請求するでも構いません。なるべくお互いが納得するところまで落としどころを探すのも大切です。

結び

長くなっちゃいましたねw
1人目のW育休は喧嘩ばかりだった私たち。
キライになりかけた夫でしたが、話し合いを重ねることで信頼関係を築き、最終的には絆が深まったように感じます。

そして、2人目の出産時も夫は半年間の育休を取得。(懲りないw)
相変わらず喧嘩もしましたが、1人目のときほどではなく、半年間仲良く過ごすことができました!

慣れないことばかりの育児ですが、尊い時間であることは間違いありません。W育休とったらヨシ!と一筋縄ではいきませんが、試行錯誤して夫婦力を合わせられたらいいですね。

以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
まだまだ私たちは発展途上な夫婦ですが、これからもいろんな壁を乗り越えて、パワーアップしていきたいな。
さあ、今日も前を向いていきましょう!

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