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ただの高校一年生が選ぶ、読んでよかった本。

本に付いている帯を無くすのが最近の習慣になってきました。
自分のめちゃ尊敬してる現在、高校二年生の友達がいるんですけど読書体験記コンクールで賞貰ってて、読んでみたら語彙力というか表現の仕方が半端なくて鳥肌もんでした。その子の作文を読んだ後にこれを書いていると自分の語彙力がなさ過ぎてちゃんと国語勉強しとけばよかったって思います。

そんな語彙力がない、ただの高校一年生は今カナダにいます。
三月にまた日本に帰るので、またいろんな人と沢山話し合えることが楽しみすぎて、鳥肌立ちます。

語彙力が無いけど人と話すことが好きなただの高校一年生が語彙力をつけたいというモチベと、勉強のためにハマっている読書。
そんな中で自分が読んでとっても考えが深まった本を紹介したい気分に今なっているので書きます。

Fact Fulness

Fact Fulness(ファクトフルネス)という本を紹介します。
直訳:事実に満ちている状態
なんでこの本を手に取ったかというと、なんか某教育系ユーチューバー
が紹介してたからだったと思います。

事実に満ちている状態。
最近はSNSとかがめちゃ普及してきてフェイクニュースとか出回っているからそーゆーの気を付けよう的な本かなと思っていました。

ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家―ほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。

あらすじ

一通り読んで、最近ニュースやネットで目にする貧困、人口、教育、エネルギーなど様々なトピックに対して、今世界に存在してる人類はどこまで事実に満ちている状態なのか?その根本を疑う本なんだと思いました。

構成

まず、この本の最初は13問のクイズから始まります。

質問① 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するか?
    A 20% B 40% C 60%

このような問題が13問続きます。
実際にクイズを解いていくと、結構間違えます。
その後の構成としては、この13問の問題を基に世界を事実に基づいて見るための方法が一つ一つ丁寧に書かれています。

事実に基づいた世界を見ていきたい。

僕はありがたいことに沢山の国へ一人で旅してきました。
その国の文化、発展、雰囲気に触れていく中で、自分の今まで持っていたその国のただの妄想でしかない偏見、周りの友達が思っているその国の姿とやはり、違う部分が多く様々なギャップを感じてきました。

正直、自分たちの想像と現実。それはいい意味でも悪い意味でも間違っている部分は多くあるのかなと感じています。
それはみんなあるし、自分もあります。でも本当にそれでいいのか、自分たちがネットやニュースで見ている情報が事実なのか、考えていかなければいけないんだなと思います。

世界は少なからず昔より良くなっていってることが多いです。
昔に比べ、教育を受けれる人も増えているし、世界の平均寿命も昔に比べれば伸びています。良くなっていることも多ければ、もちろん人類の行いで悪くなっていることもあります。(海洋プラスチックごみの量など)
この本をきっかけに事実に基づいた世界を見れる人たちが増えればもっといい世の中になると思います。

著者

この本の著者は三人いて、
ハンス・ロスリングというスウェーデンの医師であり公衆衛生学者でもあり、カロリンスカ研究所の国際保健学の教授、そしてTEDでもプレゼンなどもしており、とても幅広く活動していた方で、実際にアフリカ、アジア、ラテンアメリカ地域の経済開発、農業、貧困、健康の関係性を研究も行っていました。そしてもう二人は彼の息子夫婦です。
実は、彼はこの本を執筆し終える前に亡くなってしまいました。しかし、彼のこの本に対する熱意がすごく、その他の仕事ををすべてキャンセルし、この本の完成に全力を尽くし、息子夫婦と共に完成に導きました。

まとめ

この本を全世界の社会の授業に組み込んでいいと思うほど、とても視点が変わる本でした。色んな悲観的なニュースなどが多い最近です。悲観的なニュースをしっかり受け止め、そこから学び、今後の人類の発展の糧にしていくことも今を生きる人たちにとっては物凄い重要だと思います。でも、それと同じぐらい人類が昔より発展していることを実感できるトピックも多くあると、いいのかなと思います。

一番いいのは、人類一人ひとりがファクトフルネスの状態になり、世界を事実を理解した上で見れたらもっといいなと思います。
この本で深まった視点を基に、これから世界を見ていこうと思いました。

語彙力のない文章を読んでくれてありがとうございます。
(国語の授業は睡眠時間を確保する時間だったので、これから本や、色んなnoteの記事を読んで語彙力を高めていきたいと思います。)

お勧めなのでぜひ読んでみてください!



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