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マラソン失敗談

僕は今まで2度マラソンに失敗している。

2019年の冬から少しずつ走り始めて、いつしかフルマラソンSub3(3時間切り)を目標とするようになった。

Sub3は、1kmを4分15秒のペースで42.195kmを走り続けることで達成できる。
男性マラソンランナーの大体2-3%と言われており、市民ランナーとしては優秀な部類とされているので、何となく目標として設定してみた。

マラソンも仕事と同じ。無理なペースだと完走は難しい。
自分と対話しながらレースを進める。
エネルギーが切れる前の適切な補給、違和感を感じた時の対処。
レースや景色を楽しむ心の余裕も大切だと思う。

そして、心が折れそうな時、沿道からの声援が大きな力になる。
個人競技だが、一人じゃないと感じる瞬間がある。

さて、ここから先はマラソンに挑戦した感想なので”仕事”の要素は全くない。興味があれば読んで頂けたら嬉しく思います。

初挑戦:2021年 下関海響マラソン

初マラソンは山口県下関市で開催される下関海峡マラソン。
なぜこの大会を選んだのか、理由は忘れた。

以下にコースの高低図を見たらわかる通り、20km過ぎから強烈なアップダウンが続く。初マラソンに選ぶ大会としてはSub3という目標を達成するという観点からはセンスがないと我ながら思う。

下関海峡マラソンコースの高低図

結果は3時間41分。

タイム結果

21キロまでは悪くなかった。
Sub3ペースからは遅れていたが、楽に呼吸もできていたしリズムよく走れていた。
後半ペースアップしようかと考えていたその矢先に、両足が痙攣する。

ここからは地獄だった。両足が痙攣したまま20キロを走り切れる?
何度止まったか分からない。足を動かせなくなる程度の痙攣がくる度に止まって回復を待つ。

何度も棄権しようかと思ったが、子どもに”メダルを持って帰るね”と話したシーンが脳裏をよぎる。
加えて、沿道の地元の皆さんの応援が後押ししてくれた。
ゼッケンに氏名が記載されているので、名前で応援してくれる。これは全く想像していなかったエネルギー源。

とにもかくにも、メダルを持ち帰ることだけを目標に走り続けなんとか完走した。

自分に最も足りなかったのは42.195kmに耐えられる脚作りだと考えた。

2度目の挑戦:2023年 北九州マラソン

2度目の挑戦はほぼ地元の福岡県北九州市で開催される北九州マラソン。
2022年大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったため、当選者枠として再度申し込み出場。

初マラソン挑戦から約2年が経過。

この間、怪我やモチベーションの低下、第3子の誕生等々もあり、
満足に走れていない時期もあった。

それでも、42.195kmに耐えられる脚を作るために毎週末1人ハーフマラソンを決行したり、筋トレもやった。

仕事、家庭、ランニングのバランスを取るため1日30-1時間以内にサクッと済ますことができるメニューを中心に取り組んだ。

レース中の足攣り対策として、コムレケアも購入した。

コースは前半こそ高低差はあるが課題の後半は平坦だ。
後半は向かい風が強いと言われているが、この年はそうでもなかったように思う。

北九州マラソンコースの高低図

結果は…3:16:16(ネット3:15:43)
Sub3達成ならず。

スタート直後にトイレに駆け込むハプニングはあったものの、ハーフはSub3ペースで通過。
しかしながら、またしても23km付近で足に違和感を感じ始めた。
ここでコムレケアを飲む。

30kmまではなんとか1km4分30秒を維持するが、両足が完全に痙攣して立ち止まらざるを得ない状況に。
コムレケアの効果は…

初マラソンから25分タイムを更新するも、またしてもSub3達成を逃す…
そして原因は同じく足攣り。

タイム結果

私がSub3達成するために必要なこと

マラソンは難しい。42.195kmは長いが、それ以上にレース当日に自信を持ってスタートラインに立つまでの道のりが険しい。

まず、怪我をしないこと。怪我をして練習を中断してしまうと体力はあっという間に衰えてしまう。
私自身は、何度か足底や股関節を痛めて長期休養を余儀なくされている。
練習後のケアや、疲労が溜まっている時に無理せず勇気を持って休養することも大切。

次に、計画的な練習メニューの構築と実践。
漫然と距離を踏んでも意味がない。
有酸素、乳酸閾値、スピード持久力、スプリント。どの能力を伸ばすために、どんな練習をするのかということを考えることが重要。
私の場合、ランニング以外の諸々の事情を考慮して、平日は1回30分程度のランになることも多い。
この30分でいかにマラソンを攻略する負荷を掛けられるかが勝負。
特に後半に脚(脹脛)が保たないことが課題のため、距離を踏むこと、筋力向上、脚を消費しないフォームの習得も必要と感じている。

あとはレース選び。
記録を狙うのであれば、記録が出やすいと言われているレースを選ぶべきだろう。私は何となく気分で選んでいる。
下関海峡も北九州も良い大会ではあると思うが、記録を狙いやすいかというとコースの高低差や海沿いで風の影響を受けやすいという点で決してそうではないと思う。

それでも同じレースに出てSub3達成している人は多くいるので、大丈夫だろうと楽観的に考えて出場していたりする。

振り返って思うこと

上記のように過去のレースの振り返りと目標達成に必要なことを真面目に考えてみたが、あまり目標や記録に縛られすぎるのも良くないと思っている。

過去のNoteでも書いたようにランニングのメリットは多くある。

この先もずっと続けたい趣味の一つ。
記録を追い求め過ぎて、走ることに疲れてしまうのだけは避けたいと思っている。

でも、それでもSub3だけは達成したい!!
どっちやねん!とツッコミたくなると思いますが、Sub3目指すので応援お願いします!

次回のレース:北九州マラソン2024(2024年2月18日開催)

やっぱり、レース選びに学びを活かせていない…

あと3ヶ月。
仕事もプライベートも大忙しの日々を過ごしていますが、限られた時間で有効な練習をしてSub3達成できるように頑張りたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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