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2024.4.25 震度7でも住み続けられる家を考えよう

本日は、「震度7でも住み続けられる家を考えよう 地震の正体を知り備えるための知識」のセミナーでした。

スケジュールの都合で途中よりの参加となりましたが、
いろいろと勉強になるセミナーでした。
(後日アーカイブで全編視聴します。)

能登半島地震をはじめ、国内で起きた震度7以上の地震のデータを基に説明いただきました。
現行の建築基準法の設計は震度5強に対して損傷しないこととしており、
震度7クラスの地震に対して倒壊しないことは保証していないこと。
震度7で倒壊しないためには、「耐震等級3」の構造体が必要であることなどを学びました。
又、国内で震度7の地震が発生した際は、同レベルの地震が多発するケースが多いので、耐震等級3+制震壁が必要である事も、データに基づき説明いただきました。

施主様が安心して住み続けるためには、
連続した巨大地震で倒壊しないことが重要であり、
地震が発生した際に建築会社が
迅速に被害状況の確認や
被災した建物の残存耐震性能が迅速に把握できること、
改修のための損傷部位がわかること、
継続的な維持管理が出来ることが重要であるとの説明もありました。

弊社では許容応力度計算による耐震等級3を標準的に採用して建築しておりますが、今後は実際に巨大地震が起きた際に、どういう風に被害状況を把握していくかのシミュレーションが必要だと、改めて気づかせてくれたセミナーでした。

地震がおきた際に命や財産を守るために強い構造が必要で、
その後も安心して暮らしを守れるようにするには、
我々工務店や建築会社の対応がスムーズに行える
体制づくりが必要だと学びましたので、取り組んでいきます。

巨大地震が起きた際は、
自分たちも被災者になる可能性もあり、
お客様の暮らしを守るには、
自社の災害に対する備えも重要だと考えさせれました。

弊社は小さな工務店です。
小さな工務店に出来ることは限られるかも知れませんが、
出来ることはやっていきたい。
そう思った今日でした。



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