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2024.5.1 室内の二酸化炭素濃度を上げないためには換気が重要。

快適な室内環境には、温度と湿度、さらに二酸化炭素濃度が重要になってきます。

二酸化炭素濃度は、1㎥の空気中に含まれる二酸化炭素の割合を示したもので、単位はppmになります。
空気中に含まれる二酸化炭素濃度は通常時で410ppm前後とされており、室内の二酸化炭素濃度基準は1000ppm以下となっております。

室内の二酸化炭素濃度が1000ppmを超てくると倦怠感や眠気などを引きおこし、さらに二酸化炭素濃度が高くなると頭痛や息苦しさ、耳鳴りなどの症状があらわれてきて危険な状態になってしまいます。

冬場に石油ファンヒーターを使う方も多いと思いますが、
石油ファンヒーターは大量の二酸化炭素を排出し、換気されてない部屋で使用した場合は、たった数分で3000ppmに達するというデータもありますので注意が必要です。

また、二酸化炭素濃度があがる原因としては24時間換気設備が運転していなかったり、ほこりなどで汚れており換気不足となってしまうなどがあげられます。
定期的に換気設備が正常に運転しているかの点検・清掃をするなどをして、
快適な室内環境を保っていただければと思います。

又、人が多く集まると二酸化炭素濃度が上昇しますので、
その際は、定期的に窓を開けて換気をして、二酸化炭素濃度を下げる事が必要になります。
効率的な換気を行うには、空気の通り道がスムーズになるような窓の配置が重要になったりします。

二酸化炭素濃度測定器は数千円~2万円前後の物が多いです。
金額が高い商品は、二酸化炭素濃度が高くなるとアラームやランプの色で教えてくれる機能があった、室温と湿度も一緒に測定してくれるものもあります。

会社で使用している二酸化炭素濃度測定器
室温や湿度も一緒に測定できます。

二酸化炭素は目に見える物質でないため、症状がでてから初めて気づくことも珍しくありません。

しっかり換気して、快適な環境で暮らしていただければと思います。


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