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権力者に臆しないデボラ

こんにちは、Yu+です。

みなさんは、生活の中で納得いかないなあと思うことはありましたか。

学校の先輩や先生、職場の上司など立場が上の人に自分の意見を言うこともなかなか難しいと思います。

私自身、自分の考えを言えず言われるがまま・・・。なんてこともよくあります。


今回は、「デボラの戦い」という話を紹介します。

ある村にデボラという美しい娘がいました。
裕福な家庭で育ち、聖書を学ぶ真面目な女性でした。
デボラが成長し、年頃になると、両親の選んだ青年と結婚することになりました。

しかし、その青年は結婚式の日に突然死してしまいました。

それから何年かたち、再び両親が結婚相手として青年を連れてきました。
しかし、同じようにその青年も結婚式の日に突然死してしまいました。

デボラは結婚を諦めることにしました。

それから数年たち、遠い村から親戚の息子が結婚を申し込みに来ました。
両親も結婚しようとすると突然死することを伝え、思いとどまらせようとしました。
しかし、親戚の息子は
「私は誠実で、神にも気に入られているから問題ない。」
 と強い意思があったため、結婚することになりました。


結婚式の日、死の天使が天国からやってきました。
今までの結婚相手と同じように、親戚の息子を連れて行くためです。

デボラは言いました。
「聖書によると、男は結婚したら花嫁と一緒にいなければいけないと書かれ
 ています。そのため、あなたが天国へ連れて行くことはできません。」

死の天使は言いました。
「神の決定に異議を唱え、議論を挑むのか。」

デボラはひるむことなく続けました。
「私の学んでいる聖書には、男は結婚したら仕事よりも家庭を大事にすべき
 と書いてあります。男を連れて行くのは、聖書の教えに反します。
 そして、この聖書の教えは、神が作ったのではないのですか?
 それでも、神は自分の作った教えに反した行動をするのですか?」

死の天使は困ったあげく、急いで神のもとへ行き、相談しました。

神は「うーん。まいった。
   もうデボラのもとへは行かなくてよい。ほかの娘のもとへ行け。」


こうして二人は幸せに暮らすことができました。


デボラは、
自分は正しいことをしているだけなのに、なぜこのような不当な扱いを受
 けるのか。」
と立ち向かっていました。


悪い知恵で神という権力者に立ち向かうことはしていません。

正々堂々と権力のあるものに立ち向かうには、論破できる根拠を持たなければなりません。
デボラはそのために日々欠かすことなく聖書を読んで勉強に励んでいました。

働いている人の中には、上司との関係で言いたいことも言えない場面があると思います。
大きな企業になればなるほど、肩書もあり権力もある人が多いです。
営業では、相手が目上の立場で交渉する場面もあります。
そのような人を相手にすると、自分を出せず委縮してしまいがちです。

しかし、日々勉強を重ね、正々堂々と自分の気持ちを伝えようとすれば、
相手の心が動き、その先にある信頼を勝ち取ることができます。
たとえ交渉がうまくいかなくても、お互いに真剣にぶつかり合えば、
信頼関係は生まれます。

失敗も糧にしながら、日々努力を重ねることが大切だと感じました。

私も生活の中で、一つでも多くのことを吸収し、
みなさんに伝えていけたらと思います。

そして、信頼できる存在になりたいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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