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川上弘美さんの肯定感

川上弘美さんのエッセイから受けた
「肯定感」
その感じが
いいなぁと
ずっと胸に残っている。

眉毛の上らへんに
引き出しがあって
その記憶はここですね
と、そのページが直ぐに
取り出す事が出来たらいいのに

何てアホな事思いつつ

うん?
でも胸に残ってる記憶なのだから
鎖骨の辺りに引き出しがあって?
か?

とかとか?
思いながら


よっこらしょ

久しぶりに本コーナーから
引っ張ってくる


「あるような ないような」
          川上弘美
               中公文庫


「界目」から


川上弘美さんは子供の頃

外国で全員が西洋系という環境の中
はじめて界目があるという事を知る

その頃「日本」という国の知名度は低く

蒙古系の人間イコールチャイニーズだっだそう

弘美はチャイニーズだから
髪が真っ黒なのね

チャイニーズと言われた時
悲しいとは思えず

「ふーん 私は違うんだ」

それはどうやらあんまり
「いい」違い方ではないらしいけど
まあいいか と思ったと

わたしはわたしだもん

人にとって「いい」違い方ではないらしいけど
私にとって私は「いい」ものなんだもんと

7歳ほどの子供の
恐れを知らぬ
「だもん」

「私にとって私はいいものなんだもん」

その気分はそうかいこの上ないもの

わたしは あなたではなく あなたは 彼ではない

夏は春ではなく 秋は冬じゃない

それはなかなかに味のあることではないだろうか?と

あらためて読み返してみて
やっぱり
いいなぁ

こんな肯定感を
すっと持っていられたら

本来は

境目は区別するためで

そこには好きも嫌いもない

ただ区別を行うために境目を設定する必要がある

だけど

時に境目というものが

本来の目的から離れて

「差別」や「暴力」を

呼び寄せてしまうことになる事もあり

境界とはかのごとく困難を

呼び寄せる可能性を持つものだから

時に境界線をつくるまいとする考えもきざし

外を見て境界をつくるまいとするうちはまだいいけれど

うちを見て境界をつくるまいとすると

じきにそれは

「みんな一緒がいいね」という方向になってしまう

それはとても楽な事であろう

ただし

楽必ずしも楽しからずや


川上弘美さんはいいます。


そうして

自然の境目のように

境界をつくって

それぞれの季節を際立たせ

日々がへんぺいに続いているのではない事を知りたくなる

そして、それぞれの日々をいとおしみたくなる。

と。


川上弘美さんの本

いっとき
大体の単行本も文庫本も
追いかけて持っていたのですが

数年前の
こんまりメソッドのお片付けで
手放しました

決して嫌いになった訳ではなく
いつも本棚に眠っているより
他の誰かに読んでもらえた方が
いいのかなぁと
こんまりメソッドを読んで
感じたので

そんな中
唯一残した川上弘美さんの著書でした。

さて
又、本コーナーに
お気に入りの
本を返却です。

よっこらしょ

そうして
このお気に入りの
肯定感は
頑張って?
やっぱり鎖骨の辺りに
引き出しをつくって
ギギギーと大切にしまっておけるといいなぁ


とても嬉しい事がありました😊

🩵✨くりすたるる様
🩵✨コニシ木の子様
🩵✨宇宙っ子様

マガジンに追加して頂きました☺️
皆さんすでにご存知と思われますが
とっても素敵なクリエイターさんであります✨
本当に本当にありがとうございました。

最後まで読んで頂きありがとうございました☺️
今こうして好きな事出来ている事に感謝です。

いつも読んでくださる皆様本当にありがとうございます‼️











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