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曲がったことが嫌い≠頑固さ


2017,12月のブログから少しブラッシュアップして再アップです

ここで紹介している本は、今も講座の中でも紹介させていただいています。

わたしのHSPの方々に向けた活動の原動力となる想いは今も変わらず。

物事を敏感に、そして繊細に受け止めることができる感性と、しっかりと考えることが出来る思考力を 強みとして

ひとりでも多くの方が、上手に使っていけるように。

少しでも、辛さややるせない寂しさから解放され、自分らしく楽しい人生を送れるように。

そんなお手伝いが出来ればと思っています。


【うつの心理と性格 その深奥に眠る静かな力と日本文化 】という松波 幸雄 さんの著書を幾度となく読み返します。

うつになりやすい傾向などと絡めてHSPの事などもサラッと載っていて著者もおそらくHSPなのだと思います。


似た気質を持つ方が書いた文章は、わたし的にはとてもわかりやすく腑に落ちることが多いのです。


***

わたしは曲がった事が嫌いな自分を「案外頭が固いよな」とか柔軟性に欠けているのかと思っていた事もありました。

わたしが出会ってきたHSPの方々も 理不尽な事や曲がったことなど、さらっと流せず、かと言って調和を乱すことは嫌うので、声を荒げて主張する事もなく、そんな自分の中に、葛藤を抱えている方が多いような気がします。

この本を読んでいくと…

一般的に頑固さや性格の硬さは視野の狭さや想像力の乏しさが引き起こす傾向。

ですが、私がお逢いする敏感な気質をベースに持つ方々が

芯に持つ『強さ』は、広い視野、豊かな想像力、敏感な感性をもっているいからこそ

のものであり、様々なことを繊細に受け止め、充分に考えた上での決意であったり、志であったり。頑固というよりは、軸の部分での誠実さであり強さなのだと改めて腑に落ちていきます。

思考の発達している事は本来欠点ではない。
中略
そもそも思考が発達しているからと言って性格が硬いわけではなく、実は逆にあまり発達していない思考ほど、偏ったやり方あるいは間違ったやり方でしか、ものごとを理解したり説明したりすることができない。
本当は、いわゆる″頭が固い″という表現は、うつの人本人よりも、彼らをうつにしてしまった理不尽な上司や同僚や教師、あるいは暴力・暴言を繰り返してきた親のほうにぴったりと当てはまる言葉なのである。

うつの心理と性格その深奥に眠る静かな力と日本文化
松波幸雄 

周りの人に病気だ、病人だと言われ続け苦しんでいた方から、わたしのブログに辿り着きメールが届いたことがあります。


まさに上記の引用部分にある、頭の固い周りの人たちによって病気とされ、悩み苦しんできたのだと感じました。

誠実でよく考える人や
敏感な感性を持ち、そして思考の人である豊かな感性を持つ方々は


然程、深く考えずに、上から言われた通りのことをそのまま出来るタイプの人たちには
あまり理解してもらえないことが多いと感じます。
「とりあえず、言われた通りやっておけば良いんじゃない」とか、
「考え過ぎじゃないの?」
「そんな事、気にしてたらやっていけないよ」「気にしすぎ!」「神経質でね」
 そんな風に言われてしまう。

だんだんと、自分の感性や考えを表現するのが怖くなり、何も感じないフリをして、目立たぬように息を潜める。

折角の豊かな感性や、細やかなことに気づける能力を理解されず、
押し潰されて苦しんでいるのだと思うとなんとも哀しく切ない。

私たちが感じ取る様々な気づきを分析する力や、前向きに解決できる術を身につけていくことで、敏感さは、我が身を助けてくれる盾ともなります。

あちこちで小さく広がるHSPの方々の誠実な想いや活動が、ひとりでも多くの方に届く事を願います。




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