英語が趣味という落とし穴

これは本腰いれて英語を勉強し始めた頃から私が陥っている問題なのですが。

今現在英語を頑張っている方、ペラペラになりたいと思っている方。ペラペラになったら何をしたいでしょうか?英語話者と何を話したいでしょうか?

私が英語を勉強しようと思ったのは初海外旅行での屈辱からでした。飛行機のチェックインでため息疲れたくない(経験済み)、海外のホテルで日本語で話してくれって言われたくない(経験済み)。こんな程度の理由です。

その後独学で2年ほど基礎を叩き込んでいざフィリピン留学へ出発したのですが、おそらくこの時点で当初の私の目的(英語での事務的な受け答えができる)は既に達成されていたと思います。その頃はまだ始めての留学に浮かれきっていたので事の重大さに気づいていなかった。

ある時語学学校の日本人のマネージャーが生徒向けに英語学習についてのアドバイスをくれる機会がありまして。

「Speakingが伸びない理由は英語力だけの問題じゃなくて、単純に相手に話したいことがあるかどうか」

的なことを言ってくれたのですが、これが後からボディーブローのようにじわじわ効いてきたわけです。

留学のお陰でクラスのレベルが上がる一方、映画や音楽でさえも当時興味がなくどちらかというと言葉より行動派の私には先生とも雑談の話題もなく、微妙な空気になることが多々…
英語の勉強は楽しかったけど、じゃあなぜ英語を勉強するのかという理由を完全に見失っていました。それならもう割り切って今度は発音を良くしようとか、Listeningに特化しようとかっていう覚悟もなかった…
それでもその後オーストラリアにワーホリに行ってお金稼ぎたいという雑な目標はあったので日本にトンボ返りすることもなくこうして今カナダに住んでますけど。

時間の無駄とまでは言いませんが、ただ漠然と英語を話したいなと思っているのと、英語で何かを相手に伝えたいという確固たる思いがあるのでは英語力(特にSpeaking)の伸びが全然違います。英語ってコミュニケーションのツールだからね。パートナーが良い例ですよね。因みにその日本人のマネージャーはフィリピン人の彼女がいました。

とまあ過去の悔恨をつらつら書いてますが、これも実際留学してみないと分からなかったことだったので良い経験だったと思います。スポーツでもアニメでも何でも良いので、英語以外の自分の趣味を大事にしてね、というお話でした。


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