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ギャルゲーの主人公に学ぶ 3つのモテの技法


モテることについて考えるのであれば、一番の先生はゲームの主人公でしょう。
何せギャルゲーの主人公はモテ男の代表格みたいなものですから。
今回は「ギャルゲーの主人公がモテるのにはちゃんと合理的な理由がある
」ということを説明していきます。

おっと、かなり反対意見が多そうですね

・地味で何のとりえもないやつがどんどんモテていくのがおかしい
・食パン咥えてぶつかった女の子と恋仲になるとか、無理がありすぎる
・知らない男にガンガン話しかける女子なんていない、いたら不審者

確かに、概ね正しいと思います。
ギャルゲーはゲームですから、不自然な展開はたくさんありますし、ご都合主義も横行しています。

とはいえ、ギャルゲーの主人公は意外とモテ男の要素を満たしていることに気づいているでしょうか?
あり得ない部分も多いですが、学びにできる部分だけ抽出してご説明していきます。

1.相手に対する好意を隠さない


モテない人の多くは、相手への好意を隠してしまう傾向にあります。
理由は様々で、キモがられたくない、恥ずかしい、まだ早いと思った、など、いくらでも出てきます。

でもそれって、全部自分を守るための理屈ですよね
相手からすれば。好意をまっすぐ伝えてもらった方が絶対に嬉しいですし、何より安心できます。
モテる人はまず第一に、素直で正直なのです。

ちなみに好意というのは恋愛感情のことというよりは、もっと簡単に興味、と考えた方が分かりやすいです。

デートの約束をしたら「楽しみにしてるね」とデートへの期待を伝えます
・デートが終わったら「今日は楽しかったよ、今度いつ会える?」と、
 自分の気持ちを惜しげなく披露します。

つまり、私はあなたとまず仲良くなりたいです、という感情を言葉、姿勢、すべてで表現するということです。

ギャルゲーの主人公はこの表現が絶妙に上手いのです。これは彼らの会話を観察しているとよくわかります。

ギャルゲーはヒロインとの交流が突然始まることが多いですが、つい先日知り合ったばかりの女性の趣味嗜好、よく行く場所、困りごとなどなど、色んな話題に目を輝かせながらアクセスしていきます。

相手のすべてに対して下心なく、純粋な好奇心で興味津々なのです。

一方でモテない人ほどクールぶったり、カッコつけてどうでも良い当たり障りのない会話に終始します。
「難波までは地下鉄ですか?南海ですか?」
「実家は北の方なんですか、じゃあ遠いですね」
誰がそんなことに興味があるのでしょうか。
会話を続けることだけを目的にして無理やり話すと、お互いしんどくなって変な空気が流れてしまいます。

もっと純粋に表現するだけで良いのです。私は貴方のことをもっとよく知りたいと。
あなたの好み、よく行く場所、困りごと、聞いたところで分からないかもしれないけど、必死に理解しようと聞いています、現時点で興味がないことでも、興味を持つことであなたの感情を理解したいと持っていますと、全身全霊でアピールするだけで良いのです。

そうすれば、話している女性の方は段々楽しくなって、この人、何を話しても真剣に聞いてくれているな、相談しやすいな、と錯覚信頼してくれます。

もし拒絶されたらって?別に何もありません。
この人とは仲良くなれなかったな、と思えば良いだけです。
どんなにモテる人であっても、全人類から好かれることはあり得ません。何回拒絶されようと死にはしないのですから。

ギャルゲーの主人公は失敗しませんが、それは置いておいて、我々は失敗を恐れず、というか失敗する覚悟で、もっと相手に興味を持ち、それを素直に表現していきましょう。

2.フランクだが、距離の詰め方は間違えない

ギャルゲーの主人公はどんな登場人物に対しても、非常にフランクに話します。
中には怖そうな女の子、無口な女の子など、取っつきにくいタイプもいるのですが、関係なくフレンドリーに接していますよね。
しかし、そのフランクさだけに着眼するのでは、学びとして十分とは言えません。

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皆さんは突然、全然仲良くなかった同級生から連絡がきたとき、何を思うでしょうか。
一年ほど前、クラスにも学年にもほとんど友達のいなかった同級生から連絡が来ました。
最近どうしてる?よかったらZoomしない?と言われて震えたのを覚えています。
結論から言うとマルチや宗教の勧誘ではなく、単純に友達を増やしたかったらしいのですが、彼にはっきりこう言いました。
「距離の詰め方間違えてるよ」

モテるモテない関わらず、友達がほとんどいないタイプの人の課題は、人間関係における、距離感覚の乏しさです。
どう考えても相手が嫌がっているのに連絡先を聞いたり、いきなり二人きりで会おうとしたり、打ち解けてもいないのに性的な話を振ったり、これらはモテるとか以前の問題です。

かといって、相手がせっかく距離を縮めようとしてくれているのに、ずっと仏頂面でクールぶってしまう人もいます。これはこれで距離感を図れていませんので、同じくらいダメです。

距離感を間違えないために必要なことはたった一つ
目を開けて、目の前の相手をしっかりと見るということです。

自分が遊園地に行きたいからから、早く二人で会いたいから、早くホテルに行きたいから、そういう自身の欲求に任せて相手とコミュニケーションをとらないことです。

アプリをやっていてよく相談を受ける「何回くらいメッセージをやりとりしたら食事に誘っても良いんですか?」という質問に対しても、同じ回答ができます。

誘ってほしそうにしていれば誘えばよいし、まだ相手が心を開ききっていないか、警戒心を覚えていそうであれば待つのが良いです。こちらの都合は一切抜きで、相手をよく見るのです。

ギャルゲーの主人公は、一見フランクで明け透けのようですが、相手を不快にするような踏み込み方はしません。この絶妙な距離感覚が、彼をモテ男たらしめているのではないかと思います。

3.その子に起こる事件を自分事のように解決していく

ギャルゲーのヒロインには事件がつきものです。
病気になって目の前で倒れた、家が火事になった、両親が離婚した、チンピラに絡まれた…などなど

こんな風に都合よく(?)事件が起こってくれることはまずないのですが、ギャルゲーでなくとも相手を観察していれば困りごとの一つや二つは知ることができます。まずはその努力をすることが大切です。

そして、ギャルゲーの主人公はこの事件の解決のために命がけで挑みます。何だったら全人類の命運を背負っているのかと思うほどに一生懸命活動します。

いや、だからさ、そんな事件起こらないじゃん、ちょっとした悩みを解決しても、それで恋に落ちたりはしないじゃん
そんな声が聞こえてきそうです。

確かに、ここは現実とゲームの差だと思うしかありません。それに、大して仲良くない人に自分の悩みや困りごとをベラベラ話す人は稀です。
しかし、悩みがマイナスの感情だとすると、プラスの感情で、願望というものもあります。

特にアプリをやっている女性は、彼氏ができたら〇〇がしたい。結婚したら××してみたい、といった色々な夢を持っています。
それらをスマートに聞き出し、叶えるために奔走するくらいならできそうです。

ギャルゲーの主人公は割と一般人に近い設定が多く、特殊能力が使えたり、とんでもないスキルをもっていたりしない方が多いです。事件の解決も、一生懸命その子のために走り回って結果解決した、ということがほとんどです。

そういう意味では、我々も華麗な技を決めてかっこよくお姫様を助ける必要はないのです。ただ一生懸命に、相手の望みを叶えるための努力をしましょう。それで十分です

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