自分を幸せにする方法
自分を幸せにする方法って?
昨日、一時帰宅から戻ってきました。
わずか三泊4日でも、リフレッシュできます。
今日から抗がん剤の3クール目スタートです。
自分が急性骨髄性白血病になってみて、果たして不幸なのかな、と。
向き合いたくないテーマです。でも、ちょっと考えてみました。
とかく、予定外の不慮の苦労が降りかかってきたとき、私たちはどうやって乗り越えるのかな、と。
よくあるのが「自業自得」ってやつ。まあ、自分で蒔いた種だから仕方ないよね、と納得するわけです。
これって、たいてい、あきらめっぽく使いません?
いや、これも「受容」なのかなぁ・・・。
その対極にあるのが「人生の糧」という位置づけ。こんな苦労もきっと将来役に立つはず、人生の肥やしになる、と前向きに発想する、というやつ。
「神はその人に背負えない荷は与えない」
このフレーズですよね。
たしかにポジティブですね。
でもなぁ、余命3カ月と宣告され、ベッドに横たわっている時に、果たして自分はそう考えることができるかなぁ。
だってこのまま命を終えそうな自分が「この苦労は先々役に立つって、いつのこと?」と突っ込むだろうな、私なら。
来世なのか、彼岸なのか?
そのどっちでもないのが「なるようになるさ」というもの。損得で測るわけでなし、これまでの徳積みの少なさを嘆くわけでもなし。人生ってそんなもの、と悟ってみる。
たしかに、行き当たりばったりな印象ですが、むしろちょっと楽しんでしまう。苦しさも情けなさもおもしろがっている。
このニュアンス・・・今のワタシ的には「たくましさ」に思えるかな。
わりと悪くないな、このスタンス。
「なるようになるさ」に共感しますね、いまのワタシは。
この3つのどれであっても、「自分の人生との向き合い方」に行きつきます。なにしろ、さすがに自分の人生を振り返させられますからね。
不幸の乗り越え方、いま流行の「レジリエンス」ですよね。それも大切ですが、どのようになろうとも「自分を幸せにする方法」がわかっている人はそこそこ強いんだろうな、と思います。
話はちょっと横道にそれますが、結婚式で「幸せになります」と誓いを立てますよね。私は「その誓いはしない方がいいんじゃないかな」と思ってしまいます。けっして「いずれ不幸になるんだぜ」といじわるを言いたいわけではなく、「幸せって割と一瞬だし、結婚したら苦労やつらさを実感することが多いから。そうなったら幸せがどんどん逃げていく不安に駆られるから、やめたほうがいいじゃねえかな」と思うからです。
むしろ「2人で人生の苦労を乗り越えていきます」のほうが現実的だし、愛の絆を感じます。乗り越えていくことが「2人の幸せ」と思えるようになったら、幸せ感はずっと多くなるのにな・・・と。
何に幸せを感じるか・・・
幸福学という学問があります。「幸せ」の定義は民族や宗教によって異なり、個人の価値観によって一様ではない、と説きます。
そりゃそうだ。
ネットの記事にありました。
大切なのは「何に根っこから幸せを感じるか」ってこと。
私は、周囲からほめられたときや認められた時、と回答しがちですが、それだと「他人の関与が前提」になっている「他人に依存した幸せ」とも。
他人が関与しない幸せとはなにか。
自分ひとりで幸せになれるってことはなにか?
つまり「自己満足の方法」を知っておくこと、とも。
白血病でほぼ3カ月も病室に閉じ込められている身なので、つくづく「だよなぁ」と思います。
ワタシの自己満足を考えました。
アイスクリームはハーゲンダッツより「ラクト・アイス」
お菓子は高級ケーキより「御座候」(大判焼きのこと)
老舗旅館の温泉かけ流しより「銭湯の泡風呂」
かなりコスパがいいです(^^;)。
けっこう安上がりな人生だったんだな、と思ったり。
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