総務省の中途採用試験を受けた話

こんにちは、家でゴロゴロするのが大好きなヒトです。
そんな人間が、霞ヶ関の、しかも総合職の中途採用を受けてきたので、体験談を残したいと思います。

<この体験を投稿しようとした理由>
中途採用を受けるにあたり、情報収集をしたのですが、本当に情報が少なく、苦労したので、1ミリでも誰かのお役に立てればと思い、文章を書いています。
初めてのブログで、普段は長い文章を書くことが殆どないため、読みづらいかもしれませんが、お許しください。
また、面接内容や論文内容については、一応、有料とさせていただいております。
ただ、お金をいただくほどの内容ではないので、どうしても!という方だけ。

では早速、内容に入りたいと思います。

私が受験したのは人事院を通した採用ではなく、総務省が独自で採用を行なっている形式の試験です。採用プロセスは以下の通りでした。
書類選考(職務経歴書、志望動機) →WEBテスト、 面接と論文 (1日で行う)

まず、書類選考の内容から。
とはいってもこれは、採用情報のページをみていただければ、何を書くのかわかると思います。ごく普通の職務経歴書(ワード)と志望動機(エクセル)を書く書類があるので、それをダウンロードして書いて、メールで担当者に送付します。
私が書いた内容は、少し改変して有料ページに載せておきます。

書類選考の結果は、1週間できました。
私の経歴は、生命科学系の修士を卒業して、社会人5年目ですが、ずっと生物系、生命系の仕事だったので、まさか書類選考通過となると思わず、戸惑いました
(なんでやねん)。しかも、期日ギリギリに書類を提出したため、面接まで殆ど時間がなく、焦りました。私が悪いのですがね、、、。

書類選考後に送られてくるWEBテストですが、SPIや玉手箱などの有名なものではなく、マイナーなものでした。送られてくるWEBテストのURLを見て、検索すれば、どのテストかわかります。しっかりした対策はしなくても良いと思います。

ここからは、面接当日の流れと感想を雑多に書くので、興味のある方だけお読みください。また、個人の感想ですので、変な奴がいるもんだな〜くらいの気持ちでお願いしますね(^^)

当日は、朝8:45に総務省の入り口近くに集合でした。
職員さんが8:45に迎えにくると言われていたのですが、実際にいらしたのは8:50を過ぎた頃で、「おいおい」と思いましたが、勿論黙ってました笑
ちなみに、試験は3日に分かれており、私が受けた日は、受験者が5人おりました。
~20人くらい受けてたのかなと思いますが、これは書類選考からの倍率的にはどうなるんでしょうね。

さて、受験者控室に案内され、席に着くと、当日の流れが説明されます。
朝から面接を受け、昼食後に論文、また午後から面接です。
ただ、一般的な官公庁訪問と同じで、面接の回数は人によって異なるという旨がプリントに書かれていました。

早速、面接試験が始まり、一人目が呼ばれて二人目も割とすぐ呼ばれていきました。私は、なかなか呼ばれず、眠くなってきた頃に人事に名前を呼ばれ、ちょっと緊張しながら面接室に向かいました。
実は、一応、面接対策の紙を持って行ったつもりだったのですが、なんと忘れており、皆が自作の対策プリントらしきものを見ている中、私は一人、控室の天井を眺めておりました。(やる気ある?)

さて、面接室(とはいってもめっちゃ狭くて暑い個室)に通され、面接がスタート! 当たり障りのない、一般的な面接で聞かれるようなことを聞かれ、これまた当たり障りのない応答をして約15分で面接は終了です。
これを午前中のうちに4回行いました。
面接室への移動の際に、人事から「この後、連続で面接が入ってますが、トイレ大丈夫ですか?」と聞かれたので、午前中の面接で落ちる人は、多分いないのだと思います。4回の面接は全て、課長補佐の方でした。

面接終了次第、お昼休憩です。
お昼は、買っておいた方がいいと思います。霞ヶ関の周りは何もなく、地下のコンビニは激混みなので。私は、もう呑気でやりたい放題だったので、外で散歩してました。法務省の建物を初めて間近でみたのですが、頭がとち狂っていたため、(常に)「へ〜東京駅か〜」と思って見てました。しかし、警備員が立っていて門があるので、よく目を凝らして見ると「法務省」と書いてありました。
土地勘と頭大丈夫?

お昼が終わると、論文試験です。
ただ、これは恐らくほぼ評価に入れていないと思われます。
論文のお題は、検索しまくって「これまでの経験で得たことと、それをどう総務省の業務に活かすか」(うろ覚え) だと思って一応対策していたのですが、全く違いました。全然違いました。
これも覚えている範囲で有料の方に書いておきます。
紙は、A4が3枚渡されます。
初めて見たお題で、しかも時間は、1時間。
そんなに紙いらんて。周りの、紙を捲る音と、鉛筆の音的にも3枚を埋められた人は、いないと思われます。(集中しろ)

論文が終わると、また面接です。
午後イチの面接は、統括補佐の方でした。
この方がもう、なんというか、自信に満ち溢れた雰囲気で、百戦錬磨!って感じの方でした。(伝わる?)
午前の面接官の方は、私の職務経歴書をプリントしてマーカーを引いてくださっていたり、私のアホみたいな話を真剣に聞いてくださっていたのですが、この方は、「僕、海外出張から帰ってきたばっかで忙しくて書類なんもみてないんだよね、自己紹介して」ですと。
いや、いいんですよ。全然構わないです。
そして、自己紹介が終わった後は、自分の話ばかりされておりました。
多分ね、私の経歴書をPCで一目見た瞬間に、気づいたんでしょう「コイツ、ICTとか興味ねえな」と。それで、僕はこんな仕事をやってきたけど、どう?興味あるの?という試しだったんでしょう。
(ちなみに、出願時点で、どの部署を希望するかは順位をつけて書類を提出します。私は、なぜかICTにしてしまいました。)
ところが、お見通しの通り、全くICTになんぞ興味がない私は、「へ〜ほえ〜」というばかりで、会話になりません。統括補佐に、「どう?興味ある?やっていけるの?考え直した方が良いのでは?」(超意訳)と言われ、普通はここで食い下がるのでしょうが、私は、「(ご忠告)ありがとうございます」と言い、逆質問の時間になりました。
ここまで、なんとか首の皮一枚繋がっていた(と思い込んでいる)皮が、完全剥離しました。控室に戻り、また次の面接へと呼ばれて行く受験者を見送ること一時間、もうこりゃ落ちて呼ばれんな。と思っていましたが、実質最後の面接に呼ばれました。

実質最後は、人事の方です。
面接中は、人事ということを隠していらっしゃいましたが、出口面接で人事だったということを知りました。
ただ、この面接で評価がひっくり変えることはないでしょう。これまでの課長補佐、統括補佐の面接の評価と、実際の人物像に相違がないか、最終確認みたいな感じでした。
無難に消化試合を消化し、また控室に戻り待機しておりました。
ぼーっとしていると、控室に入ってきた人事が、「今から名前を呼ぶ方は、荷物を全て持ってこちらにきてください」というではありませんか。
私は、今回の試験を受けるにあたり、官公庁訪問のイロハを調べており、「荷物を全て持って」というのは、ゲームオーバーの意味だと知っていました。
要するに、その後の面接は受けられず、帰らされるわけです。
あ!名前呼ばれる!と思い、荷物を持とうとしましたが、別の方の名前が呼ばれ、なぜか私は生き残ってしまいました。いや、はよ帰らせてくれ。
てか、私よりひどいって何?
気まずいな。新卒の子はこれを何日もやるのか、すごいな。
と心の中でブツブツ言いながらも顔は冷静なまま、ひたすら待機すること1時間。

ついに最後の面接です
最後は、肩書きはわからなかったのですが、個室にいらっしゃる「お偉いさん」でした。もうここまでくると、質問はほぼありません。
採用しないくせに入った後の話をしたり、公務員はどうあるべきか。みたいな雑談に近い雰囲気でおしゃべりでした。これも15分です。

これで全ての試験が終わり、出口面接があります。
出口面接というのも初めて知りましたが、自分の評価を伝えられる面接?です。
今回の採用試験では、ここではっきり合否が伝えられました。
「今回はご縁がなかったということで」
うん、私もそう思う。なんで書類選考通したの?

ということで、だらだら書きましたが、以上です。
私は、バックグラウンドが生命系なこともあり、厚労省じゃなくて総務省なの?というのをほぼ全員に聞かれました。厚労省は現時点では、社会人歴7年以上しか採用しとらんのですわ。
あとは、一般的なことを聞かれるのみです。
話が盛り上がった面接官もいれば、統括補佐の方のような見破るのが上手い面接官の方もいます。
ただ一つ思ったのは、みなさん、とても優秀な方であるということです。
あの重厚な建物の中で働く方は、優秀な人が多いのでしょう。
それなのに、何故こんな日本になってしまうのか。不思議です。

長くてアホな文章をここまで読んでいただき、ありがとうございました。
書類の内容、試験内容については、覚えている範囲で有料記事に書きます。

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