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羨望

羨望。

辞書には、
「それはうらやむこと。うらやましく思うこと。
自らの持たない優れた特質、業績、財産などを他者が持つときに起こるそれらへの渇望、ないしは対象がそれらを失うことへの願望である。」
と書いてあった。

今回、この記事を書こうと思ってnoteを始めてから今までで一番タイトルをどうするか悩んだ。

悩んだあげくこの「羨望」というタイトルになった。それまでの、といっても約2日の時間ではあるが感じたさまざまな思いや自らの気持ちを自分なりに反芻して、推敲を重ねた。

少しオーバーに書いたが、「だが、情熱はある」の第一話を見て感想を書こうと思った次第である。

まだ、第一話を見ていない人はまあまあネタバレの部類に入ると思うので要注意を。


若林さん役の高橋海人くんは最初配役を聞いたときは一瞬?となったが、見て数分で何の違和感もなくすんなりと話に入ることが出来た。特に声は目を瞑って聞くと、本当に若林さんかと思うほどよく似ていた。
番宣を兼ねたバラエティ番組を見た際、「僕も陰なので、演じるにあたって気持ちはわかるとこがありました」的な趣旨の発言やしていたが、恐らくすごくすご〜く若林さんのことを研究して役作りをされているのだと思う。
改めて役者さんってすごい。

山ちゃん役の森本くんも同様に最初聞いた時は少し?となったが、そんな無用な心配はすぐ吹き飛ばされた。
山ちゃんの実写化といえば、「あのコの夢を見たんです」の仲野太賀さんの印象が強かったが、それと双璧、もしくはそれ以上に完成度が高いなと思った。あの独特なおかっぱ具合と赤いめがねが似合う人はあまりいない気がするが、赤めがねと髪型の方から森本くんに寄せにいってる?(良い意味で)ってくらい似合っている。
先述した番宣の番組で「僕の根は陽だから山里さんの陰で共感できる部分が少なかった笑」みたいな感じだったが赤めがねとおかっぱ頭になると気付けば山里亮太に。

春日さん役の戸塚純貴さんも彼の雰囲気を残しつつ、しっかり学生時代のシーンから「春日」を感じさせる感じでハマり役だなあと思った。

ナレーションが水卜アナという点も個人的にはたまらない人選である。願わくば水卜アナか佐藤栞里ちゃんがストーリーテラー的な役だと良いかもと勝手に考えていたので、図らずもキャスティングとマッチングした形となった。

主役となる両人の両親は容姿や声を見たり聞いたりしたことはないのだが、若林家の光石研さんと池津祥子さん、山里家のヒコロヒーさんと三宅弘城さんはこんな両親の下で2人は育ったんだろうなあと想像できるくらい役がピタッとハマっていた。

あと、最後の学級委員になれる人を決める「面白いヤツ投票」で若林さんに投票した1人は谷口なんじゃないかなあと勝手に妄想を膨らませていた。
事実だったらなんかちょっとうれしい気がする。

エッセイとかテレビとかラジオとか諸々で言われていた、若林さんが前の席の春日さんの髪の毛を切っていたというおなじみかもしれない…という場面も改めて映像として見てみると、学校で襟足を少しずつ切るシンプルにヤバい奴と思えてなんだか可笑しかった。けれど、当時の春日さんが若林さんの面白さをすでに分かっていたのかな、、なんて。ふ

話は少し変わって。
ドラマで描かれている2人の半生。
妬みとか嫉みとか自己肯定感。

自己肯定感低めで、隣の芝生が青く見えがちな性格の私には若林さんと山里さんがかれこれ10年以上好きってことを差し引いても、響くことの多い共感の連続なドラマであった。

感想とか言っときながら、どんな文章にしよう?とかこれも書きたいとかでもこれは書かないでおこうかなとか考えたらもう金曜日だった。
来週からは見て思ったこと・感じたことをなるべく素直に早めに記事という形にしたいなあと今は思う。

記事を書く情熱はあったのだが。
来週以降もひとつよしなに。

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