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自家製ベーコンでジブリ飯【カルシファーのベーコンエッグ】

いつぞやに作った自家製ベーコン。



小分け冷凍しておいたストックを使って、今日はぜひともやってみたかったメニューでブランチをキめてみることにした。

みんな大好きスタジオジブリの名作『ハウルの動く城』に登場するジブリ飯、といえばぴんと来る方もいらっしゃいましょうや。



そう、カルシファーの炎で調理するベーコンエッグ!

マルクルが元気よくむしゃむしゃする光景に、胸ときめきよだれを垂らした同好の士も多いのではないだろうか。カルシファーがまたね、かわいいんですよね(*´ω`)デレデレ


ベーコンとたまごだけのシンプルこの上ないメニューなのに、スタジオジブリの手にかかった途端とてつもない飯テロ映像になる……これを魔法と呼ばずして何が魔法か。あのスタジオには大魔導士・宮崎駿御大を筆頭に、いったいどれだけの凄腕魔術師がいらっしゃるのやら……。

自分でベーコンを仕込もう!と決めた時、ぜひとも作ってみたいメニューとしてまず浮かんだのがコイツだった。何しろ簡単ですしね。


作り方と呼べるほど大した行程は皆無。スキレットをアチアチに熱し、油は敷かずに(ベーコンからものすごい油が出ます)自家製ベーコンを投げ入れて両面しっかり焼きつける。いい焦げ目がついたところでいったん引き上げたら、今度はここにたまごをぶちこんでめだまやきを作るだけ。黄身がお好みの加減になったら(私はトロトロ半熟派)脇にベーコンを戻し入れて火から下ろし、クレソンを添えてできあがり。小学生でもできる簡単調理、唯一の注意点はスキレットの持ち手に何人たりとも決して素手で触れてはならぬ、ということくらいだろうか。フライパン感覚でうっかりヒョイしようものなら阿鼻叫喚の地獄絵図不可避なので、どうぞお気をつけあそばして。


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ハウル作中ではたまごは四個使ってた気がするけれど、アラフォーがたまご四個も一気食いしたら胃に神罰が下ること不可避。よってたまごはふたつで。(そんでも充分多い説)

鉄のフライパン的なものでめだまやきを作ったのは百万年ぶりだったけれど、テフロンに比べるとなんかいい感じに仕上がるな。白身に火膨れができて黄身は極めてレアという、理想的めだまやきができた。


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どうです?このベーコンの脂及びめだまやきの黄身がぬらぬらと輝くさま。もはや官能の領域と言っても差し支えないのではないか。

(これ撮影してから即座に「我輩またしてもすごいエロ画像の撮影達成」ってメッセージを添えて恋人に送りつけました)


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市販のくるみパン(大好物!)に、デザートのいちごとヨーグルト(義妹ちゃんからのおすそわけ)を添えてのブランチ。あらやだ、なかなかオシャンな雰囲気ではないの?パン皿が若干給食じみてるのには目をつむるとする。


ベーコンエッグは、それこそ小学生の頃に始めて覚えて以来、幾度となく繰り返し作ってきたけれど、今日のこいつを一口食べてみて、わたくし痛恨のミスを犯したことを自覚した。


これはブランチではない、お酒のアテだ。



何しろ本丸がサクラのスモークウッドの煙を3時間に渡って吸い込んだ、筋金入りのスモーキー野郎である。それが火あぶりの刑に処されるとどうなるか……賢明なる紳士淑女のみなさまならば、もうお分かりいただけましょうや。濃厚な燻製の香り×芯までしみしみの塩っけ×ダバダバの肉汁、そんなもん呑兵衛ホイホイになるに決まってる!!マイベーコンはちょっと塩気がきつくなってしまったのだけれど、この塩加減をトロトロの黄身とパリパリの白身にたっぷり絡めて頬張り、すかさず赤ワインを流し込むともう天国。めちゃくちゃおいしーい!市販のベーコンと違ってクセのある香りがたっぷり染み込んでるから、クレソンのほろ苦さとの相性もグンバツぅ!ベーコンの味だけで、めだまやきもクレソンも調味なしでもりもり食べられちゃうし、赤ワインの豊潤な渋みもいっそう引き立つ感じで、いやはやこれはワインがすすむくんだねぇ!くるみパンのほんのりした甘さと香ばしさも最高に合うしねぇ!よーしおかわり注いじゃおう!


ということで、ちょっとオシャンなブランチのはずが完全に昼酒モードへの転換を余儀なくされ、ほろ酔いで完食したのち、流れるようにシエスタへと突入した日曜の昼下がりとなった。なんかこうなる予感がして、あらかた家事やっつけといてくれた午前中のワカナにmaji感謝。ごちそうさまでした。


スタジオジブリ作品は一通り観てきたけれど、子供の頃からずーっと変わらずいちばん好きなのは『紅の豚』です。毎作イケメンが登場することで有名なジブリ作品だけれど、誰もあの豚に勝てる奴は居ないと思っている(あくまで個人の感想です)。唯一勝てるとしたら、ソラモーね、ジーナさんですよ。ジーナさん大大大大大好き。あたい来世は飛行艇乗りに生まれ変わりたい。そんでジーナさんに「みんなイイ子ね」って言われたい。


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