確定拠出年金制度を採用している企業は、
年1回程度継続的に資産運用に必要な情報を加入者に提供することが推奨されていますが、
これ「努力義務」でしてね。やってなくても罰せられることはありません。

iDeCoにいたっては、提供している金融機関は
毎月黙っていても手数料が入るワケだし、
売買してもらっても手数料が別途入るワケでもなし、
情報提供を積極的にするわきゃーないんです。

そりゃしょうがないよ、そういう制度なんだから。

てことは、加入者はそこそこ自分で情報収集する意識をもつことが必要なんですね。

とはいえ、です。

確定拠出年金での投資信託は国内株式・国内債券・海外株式・海外債券のインデックスを中心に構成されてますし
そんなにコアな情報や分析を必要とはしないのね。
「そこそこ」で大丈夫なんです。

去年までは「地政学リスク」が重要でしたね。北朝鮮ね。
北朝鮮がミサイル飛ばすたびに株価は下がるし
日本の長期金利は一時マイナス圏に落ち込んだりしてた。

ですが、昨年9月に国連安保理で制裁決議が全会一致で採択されてから、
相場への影響は小さくなりました。

安心したのも束の間、年明けからは貿易戦争ですわ。

ワシントンで中国とアメリカが和解合意方向でお話してるなーと思ったら
一転追加関税かけまくりの荒れた展開になりましたね。
んもー、株価に悪影響だから、仲良くしてくれや。。

そして、私が今年年内の目玉と考えているのは

原油価格の推移

です。

これもおおもとを辿れば、貿易戦争なのよね。

いぇーい、シェールガス出たぜぇ〜　とアメリカが調子にのったところで
許すかー！ 　とOPECが大増産して原油大暴落。
やめて、シェール産業が息してないの　(T T)　となったあたりで
今回はこのへんでかんべんしといたろ、とOPEC減産。
そしたらまたアメリカが
イランの原油止めたったら、ウチのが売れるんじゃね?　とイラン核合意から脱退。
オイタが過ぎませんこと?　とまたまたOPEC増産決定。今ここ。

確定拠出年金の加入者・指図者の方は、
2018年下半期のトピックは貿易戦争、特に原油の推移に注目されるといいと思いますよ。

こちらに詳細まとめました。
有料記事となりますが、ご理解・ご容赦くださいね。