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地極楽

なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか
なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか

ステーション雑多 コンタクト多難
混雑の中で巡らす思考が
なんの役にも立たないアイデア呟く
狂わすのはモノのせいじゃなく自分
気分 前後左右 揺れ動く右脳左脳
右往左往 見様見真似してもうまくいかない
投げ出すかどうか要は結局気分
くだらないと嘆き 欠伸で掻き消す
ダサいプライドと情けない暗い度胸
掛けて二で割ってそのまま死んでしまって
必死でやってもこの程度です
エンドレスを彷徨って抜け出せない
捨てられない泳ぎだす高い空
何も感じない無機質な鉄塔共
暮れはでかい光に帳かける

なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか
なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか

才や凡庸 果ては堕落も
極め付けは対外からの評
惑わされるなよ人の器の中身は
何が入ってるかなんて誰もわからない
切り裂いて中の綿 抜き出してる
枯れた花に水をやっても戻らないし
同じことを何度も繰り返してることに
気づいてもなにも変わることはない

今までと変わらないこれからと向き合って
浮き足だった喧騒と閑静また跨いでる
たかが特別な一夜が今日を過ぎ去って
普遍的な明日が今日に追い越されて
ゆるやかに破裂していく
容器がそこかしこを歩いてる
五体満足でもその内側には何も無い

なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか
なんでもない陽が落ちた
まちなかは影に落ちた
それぞれのキロにたった
あの人は今もどこか

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