用語集: 「ジメチル水銀」

今回は「ジメチル水銀」について見て行きましょう。

超ヤバイ物質、0.001ml吸入しただけで致命症。

どこかの、諜報機関が使いそうです。

透明なので、きづかれもせず、症状が直ぐでないが命の危険大。

この物質にはラテックス製の手袋も通してしまいますので、意味を持ちません。

良い子の皆さんは、こんな化学物質で遊ばないでくださいね。

恐らく、死亡します。

「ジメチル水銀(methylmercury)」: 無色の可燃性の液体で、強い神経毒の一つです。わずかに甘い香りを持つとされている。0.001ml吸入しただけで致命的である。ジメチル水銀の高い蒸気圧では、どのように漏洩したとしても直ちに危険なレベルに達する。分子は直線形である。
化学式
C2H6Hg
モル質量
230.66 g/mol
分類
揮発性有機化合物
密度
2.96 g/cm³
主な危険性
猛毒 (T+); 環境への危険性 (N)
毒性
ジメチル水銀は、中枢神経系に最も強い毒性を発揮します。摂取、吸入、皮膚接触のいずれでも中毒を引き起こす可能性があります。
摂取
ジメチル水銀は、消化管から容易に吸収されます。摂取量が少ない場合でも、数週間から数ヶ月かけて症状が現れることがあります。
吸入
ジメチル水銀は、蒸気として吸入されると、肺から血液中へと吸収されます。
皮膚接触
ジメチル水銀は、皮膚から吸収されます。
症状
ジメチル水銀中毒の症状は、摂取量や暴露経路によって異なります。

  • 摂取:発熱、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、視力障害、感覚障害、運動失調、昏睡、死

  • 吸入:発熱、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、呼吸困難、昏睡、死

  • 皮膚接触:発赤、痛み、水疱、壊死

治療
ジメチル水銀中毒の治療は、早期に行うことが重要です。

  • 摂取:吐き気止めや下剤を用いて、体内からジメチル水銀を排出させる。

  • 吸入:酸素吸入や洗浄剤を用いて、肺からジメチル水銀を除去する。

  • 皮膚接触:汚染された衣服を脱ぎ、水と石鹸で皮膚を洗浄する。

予防
ジメチル水銀は、非常に危険な物質であるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

  • ジメチル水銀を扱う際には、防護服を着用する。

  • ジメチル水銀が漏洩した場合は、換気を十分に行い、汚染された場所から離れる。

  • ジメチル水銀が体内に入った場合は、すぐに医師の診察を受ける。

歴史
ジメチル水銀は、1857年に初めて合成されました。1930年代から、殺菌剤や農薬として使用されていました。しかし、その強力な毒性から、1970年代以降は使用が禁止されています。
水俣病
ジメチル水銀は、水俣病の原因物質としても知られています。水俣病は、熊本県水俣市で発生した公害病で、1956年に初めて発症が確認されました。水銀を含む廃棄物を川に流したチッソ水俣工場が原因とされています。
結論
ジメチル水銀は、非常に危険な物質であり、取り扱いには十分な注意が必要です。

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