今回は「サラディン」につい見て行きます。

「サラディン（Saladin）」:　クルド系です。　本名は、ユースフ・イブン・アイユーブ・イブン・シャーズィー（Yūsuf ibn Ayyūb ibn Shādhī）です。彼は、クルド語で "Salah ad-Din" と呼ばれていました。この名前は、アラビア語で "正義の信仰者" という意味です。

サラディンの父親は、クルド人として知られるアブドゥッラー・イブン・ヤヒヤ・アル・アッターシュでした。サラディンは、シリアのティクリートという町で生まれ育ちました。

サラディンは、イスラム教スンナ派の軍人として活躍し、12世紀から13世紀にかけて、エジプト、シリア、イエメンなどの地域を支配したアイユーブ朝の創始者となりました。サラディンは、十字軍との戦いで活躍したことで知られており、エルサレムを奪還したことで有名です。

サラディンは、クルド人の誇りであり、中東の歴史において重要な人物として位置づけられています。

なお、サラディンの母親については、アラビア人、マムルーク、または別のクルド人のいずれかであるという説があります。しかし、サラディンの父親がクルド人であることは、歴史的に広く認められています。