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    ヒョーゴ・ミュージアム・サポーターズが、県立施設を紹介します。

最近の記事

Y字路の魅力: 横尾忠則の心情と変化する世界

「Y字路」シリーズ誕生20周年を祝うため、2020年度に開催される予定だったが、コロナ禍により延期となった今展覧会。 シリーズの原点である初期作品と新近作を見比べると、横尾さんの心情の変化に触れられた気がする。 weblio辞書によると、 「Y字路」とは、アルファベットの「Y」のように分岐している道、3本の道路が交差している交差点であるとされている。 3人のサポーターズによる「Y字路」のような交差した取材内容を楽しんでもらえると幸いだ。 今回はちり️、おみ、のんの順に

    • Down the Yokoo-Wonderland 横尾忠則の世界にまっさかさま 

      王子公園で下車し、横尾忠則現代美術館に向かう私はとてもウキウキしていた。 学校へ向かう時、友人と遊びに行く時、バイトから帰る時、阪急電車を利用すれば同じポスターに目を奪われる。今回の「Yokoo in Wonderland -横尾忠則の不思議の国」のポスターだ。 余白の中に迷い込むアリスと「人生の楽園or架空のオペラ」の文字。 どのような展覧会なのか、どのような作品を鑑賞できるのか、全く見当もつかない。 さあ、謎を解き明かしに行くか!という少年心に満ちた私は美術館へ向かった。

      • 考えるな、感じろ〜横尾忠則の世界〜 (後半)

        このコラムは、6月17日に訪れた横尾忠則現代美術館の「原郷の森展」について、大学生の視点から感じたことを自由に書いている。 これから始まるのは後半のコラム2.3である。 まだ読んでいない方は、前半から読んでいただきたい。 それぞれ違う学生が書いているため毎度前置きがあるが、ショート小説みたいに読んでいただけたら嬉しい。 それでは後半。 どうぞお楽しみあれ‼︎ INFORMATION横尾忠則現代美術館 〒657-0837 神戸市灘区原田通3-8-30 開館時間:

        • 考えるな、感じろ〜横尾忠則の世界〜(前半)

          「横尾忠則現代美術館に来たことはありますか?」 「…。何人かは来たことがあるみたいです…。」 6月17日の昼、エレベーターで広報さんとの気まずい会話を少し。 そう、地元なのに行ったことがないのだ。 私は高校の通学で、バスの窓から毎日見ていた。 しかし行ったことがない。 なんでだろうか。 気になっていたが、なかなか行くタイミングがなかったのである。 そんな思い出?がある横尾忠則現代美術館にとうとう入場することができた。うれしい。 やっと入れた嬉しさ、美術班初め

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