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ほのぼの生きる  201_20230812

同窓会に行ってきた

昨日、同窓会に行ってきた。
行く前は緊張した。

服装、これで合ってんのかな?とか
美容院に行った割に髪が決まらなかったな、とか
私みたいに中年太りの人がいなかったらどうしよう、とか

エレベーターで一緒になった女子が「うぉんのすけさん、元気?〇〇から帰ってきたの?」と声をかけてきた。
顔は分かるけど、名前が分からない。
えー!この人、私の情報ちゃんと持ってる。どうしよ、私、わかんない。
「久しぶりだね~」
と9階までのエレベーター2人きりの短時間を何とか簡単な会話でごまかして、会場につくと、すぐに受付。
「おーーーー、うぉんのすけ!元気だったかぁ」と私が苦手としている男子(過去記事に登場している)が真っ先に声をかけてきた。
受付には、前回出席したときに自分で名前を書いた名札が並べられていて、探してとるようになっていた。
「みんな、お前の名前を見つけては「えっ?うぉんのすけ来るの?」って言ってたぞ!芸能人かよ」と皮肉を言われ、名札を受け取った。

10組まであった我が学年は、440人程度。20歳の時に初めて同窓会を開いた時は、200人以上が集まった。その会を取り仕切ったのが、実はこの私。
地元にいち早く就職したため、卒業式の時に、学年主任の先生から同窓会の幹事を仰せつかった。それから20歳、25歳、30歳と3回ほど幹事(会場手配、案内状発送、総合司会)を担当した。35歳の時は、地元を離れることが分かっていたので、同じクラスの子に幹事を引き継いだ。

今回は60人ちょっとが集まった。約7分の1。
私のクラスは10人以上集まって、割と参加率が高かった。

・・・というか、ほとんどみんな変わらない。
私だって「誰?」って言われるかと心配していたが、「おーうぉんのすけ!久しぶり!」みたいな感じで全く違和感のない再会だった。

恩師の出席は1名。毎回減ってきている。
81歳とのこと。私の1年の時の担任だった。数学の授業が全然分からなくて、学校嫌いになったのはもはやこの先生のせいだ!と恨んだくらいだ(文章に書くほどの気持ちはない)

開会と同時に先生のスピーチがあった。
「今日はなつかしい顔がありますね。うぉんのすけちゃん!!」といきなり名指しをされたため、皆の注目を浴び、予想外の展開。
「あなたには大変苦労させられました」(いや、それ、こっちのセリフ!!)

まぁ、そんな感じで始まった同窓会。
同級生には弁護士やお医者さん、大学の教授、政治家になった人もいて、近況報告が賑やかであった。
当時の「あの時おれは・・・」みたいな話も面白かった。

今回、同窓会に出席するにあたり、自分が親しかった数人の友人に行くかどうか確認したが、皆NO。結局、単独で出席してみたが、とりあえず仲間という仲間には出会えたので、困ることなく話ができた。

でもなんかこう・・・やっぱり・・・難しい。
恥ずかしくて上手く話ができなかったなぁ。

一番ひどかったのは、元の職場の同僚(とはいっても部署が違ったので一緒に働いたことはなかったのだが)に、初めて話をするような感じで「今はどこで働いているの?」なんて聞いてしまったりして。
向こうは「えっ?うぉんのすけちゃん、俺、うぉんのすけちゃんと一緒な職場だったよ」なーんて。
めっちゃ、失礼なことをしてしまった💦

言われて段々記憶を取り戻したが、覚えていないことが多々あって。
相手は結構、私のことを覚えていてくれているのに、こっちが全然覚えていなくて・・・話すのが怖くなったりした。

2次会は同じ会場で仕切り直して、そのまま行われた。
今回の幹事さんから、受付の時に「今回、うぉんのすけちゃんが一番遠いところから来てくれているので、2次会の締めの挨拶をお願いします」と言われた。
みんなが立派なスピーチをされていく中で、最後のトリの挨拶???えーーーっ💦
焦るばかりで、かといって、スピーチのネタを考える余裕もなく、ただぼーっとして時が過ぎてしまった。

いよいよ最後の挨拶。
何を話したかほとんど覚えてないけれど、「今は無職で、週に4回ボルダリングに通っている」と言ったら、ちょっとだけウケけていた。
なんで無職になったかの経緯とこれからの夢を少しだけ語ったが、皆がとても真剣に私の話を聞いてくれていた。
スピーチ終わったあと、幹事さんに「やっぱりうぉんのすけちゃんに最後の締めの挨拶頼んでよかったわ。ありがとう。いいスピーチだったよ」と言ってもらえたので、少しほっとした。

親しい友だちからは「やっぱりね」「さすがだね」みたいなお褒めの言葉をいただいたが、とにかくぼーっとして時が過ぎ、何がなんだかわからないまま同窓会は終わってしまった。
家に帰ると私との最後の時間を楽しむために、姪っ子や甥っ子が待ってくれていた。
妹とは夜の2時まで語り合った。

こうして、私の帰省は終わり、台風に見舞われることなく、無事にうぉんばっとくんのところに戻ってきた。
両親との別れはあっさりしたもので、玄関に立って手を振る母の姿と駅の駐車場で静かに見送ってくれた父の姿がずっと目に焼き付いている。

あー明日からお盆だな。忙しい、忙しいっ

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