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【HISTORY】ベーグル屋さんで、ベーグルを注文したい。

過去、生きて、得た
MEGUMIの宝物語を、ここに。

TAKARAMONO-HISTORY
【2006年春~ニューヨーク編】

幼い頃、ダンスや演劇など
舞台でパフォーマンスすることに魅せられて
「ダンサーになる!」
と、高校生の時に決めた。

大阪の進学校に通っていて
ダンスの道に進むことは
母親を怒らせ、すごく反対されたけど
闘いに、戦い

最終的に、母が折れて(諦めて)
無事に、ダンサー道への挑戦権を獲得!

大阪のダンスが学べる専門学校に進学。

そこで2年間、勉強して
卒業後、どうする?…となった時

まだまだ、未熟、学び足りたない
ニューヨークへGO!
と、決めた。

迷わなかった。
そうしたいし、そうするのが当然
というような感覚で。

専門学校の同級生が
様々なオーディションを受けているのを
横目で見つつ
自分は、淡々と、大阪にある
いろんなダンススタジオに通い
ダンスの技術を向上させることに
心血を注いだ。

海外での暮らし
初めての一人暮らし
ハイレベルのダンスレッスン
・・・不安要素になりそうなことは
いくらでもあったはずなのに
自分は、めちゃくちゃお気楽で
ニューヨークに関する情報収集すらせず
淡々と、粛々と
ダンスレッスンに励むのみ、だった。

そうしているうちに
留学と新生活の準備が整い
2006年4月24日
ニューヨークへ、ひとり飛び立った。

直行便ではなく、乗り換えがあり
そのおかげで、ロストバゲージ。
スーツケースが
別の都市に飛んでしまい
到着早々、愕然として、超凹んだけど

その様子を思い返すと

状況は似ていないけど
気持ち的には
「魔女の宅急便」の
キキと同じだな、と思う。

うきうき、ワクワク
未来に希望だけを夢見て
故郷を、一人飛び出し
新天地に降り立ったけど
全然、思い通りにいかず
災難、トラブルと思われる出来事に
見舞われる。

出鼻をくじかれる、というか
幸先不安、というか。

でも、それは、不吉な予兆ではなくて
浮足立っている、危ない状態を
ニュートラルに戻すために
バランスを取るように
起きる出来事。

ガーン!となったけど
めちゃくちゃショックだったけど
そのおかげで

初一人海外で、ビビりまくって
引き篭もりたい気持ち満々だったけど

着替えやら、下着やら
生活に必要なものを買うために
えいや!と
街に出掛けることが出来た。


☆TAKARAMONO-EPISODE-1☆

ベーグル屋さんで、ベーグルを注文したい。

自分で決めた海外留学なのに
めちゃくちゃ恐がってた。
街ですれ違う人、全員が
スリに見えるくらい(笑)

恐いよー、恐いよー、って
思ってるんだけど
もう帰るー!とは、ならなくて。

恐い、っていう気持ちと同時に
ここを越えたい、っていう意志が
あったのだと思う。

ニューヨークの名物、ベーグル。

マンハッタンの街には
ガイドブックに載るような
有名店だけでなく
右見ても、左見ても、というくらい
たくさんの店舗があって
見つける度に
入りたいな、食べたいな、って
思っていたけど
恐くて、全然、入れなくて。

何が恐い?何で恐い?って
英会話が不安で
注文の仕方、買い方が分からなくて
失敗したくなかったのだと思う。

中学生~高校生と
ちょっと優等生をやってしまったせいで
失敗することや
ダメな自分、出来ない自分に気づくことが
極度に、恐くなってた。

今は、全く、そんなことないけどね(笑)

さて、そんなわけで

ベーグル屋さんに、入れないまま
かなりの時間、日数が経ち
「え?このまま一年(留学期間)この状態?」
と、考えた時に
「いやいや、流石にそれはなー・・・」
と、思い
最終的には、食欲が勝ち
「うおー!!」と心の中で絶叫しながら(笑)
ベーグル屋さんの扉を開け
店内に入った。

お客さんが、何人もいたので
調度、今、注文しているらしい
おばあさんの横に並び
注文の様子を、超観察した。

ニューヨークのベーグル屋さんは
日本のデパ地下の
サラダ屋さんみたいなスタイル。

ガラスのショーケース内に
たくさんの具材が並んでいて

カウンター内の店員さんに
ベーグルの種類と
それを、焼くか、そのままか、と
挟む具材を、伝えて
ベーグルサンドを作ってもらう。

なるほど、ふむふむ。

難しくない。出来そう。
そう思っていたら
おばあさんの注文が終わり
店員さんと目が合った。

意を決し
おばあさんの真似をして注文。

すんなりと、ベーグルサンドを
作ってもらうことが出来た。

セサミベーグルを(白ごま)
焼いてもらって(トースト)
クリームチーズをトッピング。

とっても、シンプルなサンドに。

ショーケース内には
クリームチーズだけでも数種類あり
野菜や、魚、肉、もあり
色んな選択肢があったけど
初回はね、ビビってるからね
早く、終わらせたかったからね(笑)

アルミホイルに包まれて渡された
ホカホカのベーグルサンドを持って
お店を出た時の
達成感、安堵感、幸福感といったらもう!
飛び上がるくらい、嬉しかった。
出来たー!って。

この時は、海外のベーグル屋さんで
注文をする、というミッションだったけど

「恐い、でも、やりたい」
っていうシーンは
人生で、何度も、直面する。

恐い、って思うけど
やってみたい、って思うことは
GO!だ。

恐さから、逃げずに
正面突破するとね

びっくりするくらい
世界が、拡大する。

恐い、と感じることは
成長・拡大のチャンス!

恐さを、克服しようとしなくていい。

恐いけど、やるぞー!って
向かっていけばいい。

そうして、挑戦したら、必ず
今いる場所より
美しい景色、素晴らしい場所に
立つことが、出来るよ。

初めてのベーグル注文を
経験するまでは
あんなにビビッて、恐がってたのに

一回、体験すると
まーったく恐くなくて
平気だな、って気づいて

そこからは、ニューヨーク中の
ベーグル屋さんを回って食べて
お気に入りのお店を見つけたりして
すっかり、ニューヨーカーしてました♪

恐い、恐い、って感じるのは
最初だけだし
実際に、やってみたら
全然、恐くないじゃん、ってなる。

恐い、どころか、そこに
最高の歓びや、お楽しみがあるから

恐いものを、避ける、って
チョー、勿体無いことだな、って思う。

だけど、必ず、超えなければ!
というものでもないので

人生に退屈していたり
人生で追い込まれていたり
自分を変えたいと望む時は

恐い!けど、やりたい!に
飛び込んでいくといい(*^_^*)

崖から飛び降りるような
気持ちと覚悟だったとしても
飛んでみたら
ちゃーんと、ふわふわのクッションが
敷いてあったりするから(笑)




読んで頂き有り難うございます😊 わたしが見たもの・感じたこと・考えたことについて、思いつくままに書いています。めっちゃWonderな地球暮らし、わたしもあなたもFantasista!ここにある言葉たちが、人生を楽しむヒントになれば嬉しいです☆