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エルサルバドルのカップオブエクセレンス2023のテイスティングイベントを行いました。

こんにちは。いつもNoteをご覧いただきありがとうございます。品質管理部の佐藤です。

今回は先日開催させていただきました、エルサルバドルのカップオブエクセレンス2023テイスティングイベントのレポートになります。

カップオブエクセレンスとは各生産国で年1回開催されている品評会で、品評会に入賞したコーヒーはオークションにかけられます。そこで得られた収益は生産者により良いコーヒーを作るための投資ができるよう送られます。

今回は各生産国の中でもダイレクトトレードをしていて、より多くの方に魅力を伝えたいと思っているエルサルバドルのカップオブエクセレンスで入賞したコーヒーをテイスティングできるイベントを開催させていただきました。

参加者の方からも、「どれも美味しかった。」「飲み比べができて楽しかった。」とお声をいただけたので、エルサルバドルのコーヒーの魅力をい感じていただけた良い会になったのかなと思います。

このテイスティングイベントを通して、エルサルバドルでのコーヒー生産において変化が現れてきたのを感じたので2つ紹介させていただきます。

1つは品種の変化、もう1つはプロセスの変化です。



品種の変化

1つ目の品種の変化は、今年のカップオブエクセレンスではパカマラ種の割合が減り、ゲイシャ種の割合が増えていました。

2月に生産国に行った際にも、生産者が新しくコーヒーノキを植える際にゲイシャ種を選択することが多いと感じました。理由を尋ねてみるとゲイシャ種は病気に強く、近年の気候変動に対しても病気になりにくい、かつ消費国からの人気が高く高値で売れる、との声があり、積極的にゲイシャ種を植えている生産者が多かったです。

対して、パカマラ種は病気に弱く、気候変動の影響を受けて病気になり、枯れて収穫できなくなってしまうことが増えてきているため、生産者がパカマラ種を植えるのを避けているのも感じたりします。

そういったこともあり、栽培されているゲイシャ種の割合が増えてきていて、カップオブエクセレンスにおいてもゲイシャ種の割合が増えてきているのかなと思いました。

そのほかの品種はあまり変化がないように思います。BourbonやPacas、Kenya種といった品種が入賞しています。今年の買い付けでは新しくKenya種を買い付けたので、こちらも紹介できるのを楽しみにしています。


プロセスの変化

もう1つのの変化としてはアナエロビックプロセスが増えてきていることです。昨年のアナエロビックプロセスが3ロットに対して、今年は12ロットのアナエロビックプロセスが入賞しています。単純に4倍の量です!

この変化も気候変動によるところが大きいです。近年の気候変動によってコーヒーの収穫量は70%ほどに落ちてきています。2050年には50%まで減るという予測も出ています。

この生産量が減っている中、同じ価格で販売していると生産者の収入は減少していく一方です。生産者は生産量が低下していく中、収入を維持するために発酵というプロセスを加えることで品質を向上させ、販売単価を上げることで収入を維持しようとしています。

この動きが活発になってきていて、カップオブエクセレンスでも発酵プロセスを取り入れたロットが増えてきているのかなと思いました。

今回のカップオブエクセレンスでは気候変動の影響によって出てきた課題を品種の植え替えやプロセスの取り組みによって解決しようとしている生産国の動きが結果にも現れるようになってきたと感じました。


まとめ

気候変動により、コーヒーの生産量は年々減少しています。生産者は収入を維持しようと高価格な品種に植え替えたり、新しい発酵プロセスに取り込み、付加価値を高めて収入を維持しようとしています。

したがって、私たちがコーヒーを買い付ける価格は年々上昇してきています。これからも上がり続けるでしょう。もちろんお客様に提供するコーヒーの価格も上昇していくでしょう。

それでも、納得してコーヒーを飲み続けていただけるように価格以上の価値を作っていかなくてはいけないと強く感じています。コーヒーを飲み続けてもらえなければ、私たちは生産者からコーヒーを買い続けることもできなくなってしまうからです。上昇していく価格よりも、体験していただく価値が上回れなければサスティナブルにはなれないと考えました。

生産国と私たちがサスティナブルな関係性で居続けるために何ができるのか、何をしなければいけないのか、今一度考えていきたいものです。


オークションで11位を落札しました!

今回、カップオブエクセレンス11位のサンタ フェ農園の豆を落札しました。この豆を落札した理由が3つあります。

まず私たちが推している地域チャラテンゴのパカマラ種であること。2つ目はその地域の中でも標高が高く(1850m)、ポテンシャルが高いこと。最後にアナエロビックプロセスによりパカマラ種のフレーバーが強調されていること。

私たちがダイレクトトレードで取り扱っているコーヒーは伝統的なプロセスのコーヒーのみで、発酵プロセスを取り入れたコーヒーの取り扱いはありませんでした。

今回オークションということもあり、取り扱いがなくて、サスティナブルという観点からも、これから取り扱う可能性が高い発酵プロセスを取り入れたコーヒーを試験的に扱ってみようという点で、サンタ フェ農園のパカマラ種アナエロビックウォッシュトというコーヒーを落札しました。

1月に販売開始する予定なので、楽しみにしていただけると幸いです。飲まれた際にはぜひ感想をお願いします。


さいごに

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