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木箱記者の韓国事件簿

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2016年から1年間にわたり会員制情報紙に連載していた韓国生活の思い出話をまとめたエッセー(全50回)に加筆修正したものを掲載してみます。気が向いたら新たに書き下ろすかもしれませ… もっと読む
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記事一覧

木箱記者の韓国事件簿 第1回 連載開始のごあいさつ

 在韓20年以上という先輩が「ソウルに長く住んでいれば本の1冊は書けるほどのエピソードは…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第2回 下宿に住む駐在員

 本紙の読者は多くが駐在員の方だろう。みなさんがどんなところに住んでいるのか少々気になっ…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第3回 下宿生活の思い出

 前回下宿に住んでいた話を書いたが、この下宿という存在は絶滅危惧種とまではいかないが近年…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第4回 韓流を作り損ねた男

 韓国に来て転職を繰り返しているというとあまりいい印象を持たれないが、基本的には同じよう…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第5回 パトカーで観光した話

 韓国でパトカーに乗ったことがある。決して逮捕されて乗せられたわけではない。全羅北道群山…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第6回 不法就労と日本への帰国

 大きな声では言えないが、韓国で不法就労をしていたことがある。15年前のことなのでもう時…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第7回 チャンギ空港の救世主(1)

 「ナッツリターン事件」で評判を落としてしまった大韓航空。だが個人的にはちょっとした恩義があり、同社に悪い印象は持っていない。今回はそんなお話を。  いまから12年前の2004年のこと。マレーシアとシンガポールに旅行に出かけた。チケットはソウル市内の旅行代理店で手配した。大韓航空で往路を仁川~クアラルンプール、復路をシンガポール~仁川とする変則的な往復チケットだ。業界用語ではこうしたチケットを「オープンジョー」と呼んでいる。代理店をいくつか回ったが、このルートで発券できると

木箱記者の韓国事件簿 第8回 チャンギ空港の救世主(2)

 空港警察に連れてこられ事情聴取を受ける木箱記者。警察官は「名前と住所を書いて」と書類を…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第9回 成り行き任せの旅

 韓国に来てから4年ほど過ぎたある日のこと。麗水行きの列車のチケットを買い求めた。特に理…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第10回 韓流前の職安通り(1)

 東京・新宿の職安通りといえば日本における韓流の中心地とされる。最近は衰退気味とも言われ…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第11回 韓流前の職安通り(2)

 職安通りの南側は歌舞伎町だ。この辺りは韓国料理店のほか、韓国クラブやスナックが密集して…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第12回 ありがた迷惑な贈り物

 韓国赴任を前に某社九州支社に配属されて働いていた98年11月。3連休を使って韓国を訪れ…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第13回 鈍行列車の旅

 鈍行列車の旅は旅情があっていいものだ。それも電車ではなく客車列車であれば言うことなし。…

木箱記者
2年前

木箱記者の韓国事件簿 第14回 タレントになっていた彼女

 2006年のこと。だれもが浮かれるクリスマスイブの12月24日、仕事中に友だちから1本の電話が。  「もしもし? ちょっとテレビつけてみて」  「え? いま仕事中だけど…」  「テレビ見てみなよ。すごいよ~」  「見られないよ。なにがあったの?」  「あの子がテレビに出てるのよ」  「あの子?」  「名前は忘れたけど、あんたが昔つきあってた子」  「……!」  「仕事中じゃ残念だね。またの機会に見てみて」  仕事中でテレビは見られないが、いちおうネットで検索して