明日やろうは、ばかやろう。

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』
(ジュリア・キャメロン、菅 靖彦訳)という本を読んだ。

Amazonのオススメで出てきて、思わずポチったのだが、自分の中で、思いがけない大ヒットとなった。

よくある短絡的なビジネス書のようなタイトルであるが、中身は、「どうやって、自分なりに、クリエイティブな活動を実現できるか」という具体的な指南の書になっているのだ。

いくつか気になった箇所を引用してみたい。

人生を振り返ってみると、ほとんどの人は、他人の人生や希望、夢や計画に巻き込まれ、自分自身の創造的なエネルギーを浪費してきたことに気づく。だが、引きこもりのプロセスを通して自分の核を形成すれば、自分自身の限界、夢、本当の目標といったものをもっとはっきりさせることができる。ころころ変わる他人の気分に振り回されることも少なくなり、より柔軟に生きられるようになる。

いつのまにやら、誰かのためにという理由づけをして、自分のやりたいことを遠回しにしていることがある。そう考えているうちは、船の舵を誰かに任せているようなもの。本当に柔軟に自分のために生きる為には、しっかりと引きこもって、自分の核を形成することが大切。

祖母は苦しい人生が自分に何を教えてくれたかを知っていた。成功しても失敗しても、人生の真実は、その質とほとんど関係ないということである。人生の質はつねに喜ぶことのできる能力に比例している。喜ぶことのできる能力は、日常の細部に目をやることによってもたらされる贈り物

ブルーハーツの甲本ヒロトさんが、「幸せを手に入れるんじゃなくて、幸せを感じる心を手に入れる」と言っていた話を思い出した。結局全ての物事は、自分がどう捉えるかになってくるから、喜ぶことのできる能力は、見過ごせない。

やりたいことができない。これは普遍的な問いだと思う。この本は、そんな普遍的な問いに対して、今日からできる沢山のヒントを詰め込んでいる。

ゴールデンウィークの読書にいかがでしょう?

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