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信頼がないと人の心は燃えない(上司部下の関係性でも雇用関係でも)

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

信頼されていないと感じると、人の心は燃えません。

それは会社で言うと、上司と部下の関係性で顕著に現れます。

だからこそ、相手のことを信頼しましょう。

そうすると、相手も自分を信頼してくれて、心を燃やすための準備が整います。

成果を出すことは大切です。

だけど、成長することも大切です。

成長しないと出せない成果もありますから。

成果を出すことで成長するという側面もあります。

だから、どちらの意識も大切です。

成果と成長、どちらも同時に追うってなったら、やっぱり心が燃えてないと厳しいと思います。

成果を出すことってそんな簡単じゃないし、成長することも簡単なことじゃないから。

「成果が出ない」という状況になった時に、どんな意識でどんな行動を取るかっていうのが、その人の成長のカギを握ると思います。

自分を成長させる為にどんなことをやるのか。

「やらされる」じゃなくて「自らやる」ということが大切なんです。

上司が「これをやろう」と言って、「上司が言ってるからやる」という姿勢になる場合は、信頼がない状態になってしまっています。

上司が「これをやろう」と言って、「自分の成長において重要なことだし、成果を出すことに繋がる気がする」と自分事にできる場合は、信頼がある状態になっています。

信頼がないと、心は燃えません。

どれだけ上司の関わり方が素晴らしかったとしても、上司がやろうとしていることが正しかったとしても、部下の心が燃えてないと成果は出にくいし、部下は成長しません。

結果を出すことにこだわって、関係の質を疎かにしてしまうと、何をどうやっても無効化されてしまいます(0に何を掛けても0になるイメージ)。

じゃあ、信頼をどのように積み上げるか。

状況や関係性によると思いますが、仕事という側面で言うと『与えられた役割の中で成果を出すために、やるべき業務に集中させてくれる環境を整えてくれること(目的と手段を明確にして、目的を果たすための手段を意識させてくれて、手段の実行に集中させてくれる環境を整えてくれること)』は、とても重要なことです。

目的と手段がごちゃごちゃになって、「あれが目的のはずなのに、求められているこれはなんのためにやってるんだ?」と思わせてしまったら、信頼なんて構築できません。

「仕事をフレームに当て込んでいけば課題は解決されるでしょ」と思っている人もいますが、そんな技術的問題(フレームに当て込めば解決すること)だけで解決できるものばかりではありません。

もしかしたら自分自身が、相手の仕事の進捗を妨げる原因になっているかもしれない・・・それは適応課題(フレームに当て込んでも解決しない、人と人との関係性の中で対話を通して解決しないといけないこと)であり、自分がその対象者であるかもしれないんです。

誰に何を求めていて、それはなんのためなのか。

これを自分自身でも常に考えていないと、信頼を失い続けてしまうでしょう。

信頼を積み上げることは、簡単なことではありません。

そして、信頼を積み上げ続けていくことも、簡単なことではありません。

積み上がっていると思っている信頼も、何かのキッカケで簡単に崩れ落ちるかもしれない。

上司が部下からの信頼を集めるには、上司自身のブレない軸が必要です。

上述してきたように、上司と部下という関係性において信頼関係は大切ですが、雇用する側と雇用される側の関係性においても同様に、信頼関係が大切です。

経済産業省が提唱している『新社会人基礎力』のスライドに組み込まれている資料ですが、個人と企業が信頼で結ばれる『アライアンス』という雇用関係を知り、「目指すものはまさにこれじゃん」と結びつきました(なるほど、雇用関係から見直すというのは新たな気づきでした)。

シリコンバレーの起業家である著者たちが、新しい雇用のモデルを示す。「アライアンス」という言葉に込められた本書の主張を一言で言うと、雇用を「取引」でなく「関係」として再定義するということだ。それは自立したプレーヤー同士がお互いにメリットを得ようと、期間を明確に定めて結ぶ提携関係。会社と個人が互恵的でフラットな関係を結び、双方から時問と労力を投入し、結果的に雇用者は強いビジネスを、社員は優れたキャリアを手に入れる。そこでは相互信頼と相互投資が欠かせない。

『ALLIANCE アライアンス―人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』(ダイヤモンド社)

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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