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自己認識力を高めると心がラクになる(自分の行動を相手に説明する力)

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

自分の行動を、意図を含めて相手に説明できるかどうか・・・自己認識力が高ければスムーズに説明できるはずで、それは、信頼を勝ち取るために必要な要素だったりします。

サッカー漫画『アオアシ』で、自己認識力の重要性について話されていたので、その内容をテキストにしてみました。

Amazonプライムの会員なら、動画で観れるので是非観てみてください。←サッカーがわからない人でも、自己認識力の重要性について学べる内容になってます。

個人戦術とは、インテリジェンスの結晶のことだ。選手達がフィールド上で自ら思考して、最良の手を探り、試合状況に合わせて自分のプレーを変えていくこと。これには自発的な思考が必要で、徹底的に意識することが大切。
アオイアシト(主人公)に至っては勘でしか動けない未完成のプレーヤー。聞こえは良いが、彼の場合はあまりにも極端すぎる。時に見せる素晴らしいプレーも、1つとして自分で振り返って説明ができない。個人戦術とは程遠い、当然だ。言語化ができないプレーでは、別の局面でも再現できない。それではダメなんだよ。
Jユースの考える力は、高校のそれを圧倒している。考えられない選手は先には行けん。

エピソード7の『ユース初陣』のシーンから
チームコーチの言葉を以下に引用

『アオアシ』のあらすじがわかる記事を発見したので、添付しておきます。

以下の記事には、この漫画のテーマになっている『考える』について言及されていて、共感する内容だったので引用します。

『アオアシ』の作品のテーマは、“考える”ことです。サッカーは、11vs11でボールを運ぶスポーツです。そう書くと単純ですが、実際には戦況が目紛しく変化し、攻撃/守備も著しく切り替わります。圧倒的スキルを持っていたとしても、1人では何も出来ません。だからこそ、選手に問われるのは「個人戦術」になります。何だか難しい言葉ですが、作中ではこのように表現されています。
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個人戦術とは、選手達がフィールド上で自ら思考して最良手を探り、試合状況に合わせて自分のプレーを変えていくこと。
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自発的に考えることができない選手は、臨機応変に戦局が変わるサッカーについて行くことは出来ません。周囲より劣っている事を自覚した上で、「だから、どうするか」を考える主人公達の姿は、日常をつい思考停止で生きてしまう私たちにとって、大きな刺激になります。サッカーに限った話ではなく、世の中を生きて行く上で、参考にすべき姿勢だと私は考えます。

自分を認識していないと自分をコントロールできないし、意思決定ができません。

「自己認識してるから自己コントロールができて、意志を持った意思決定ができる」という流れなので、自己認識力を高める重要性は理解できると思います。

ここで、自己認識力を高める上で鍵となる『メタ認知』という言葉に注目します。

メタ認知は、「客観的な自己」「もうひとりの自分」などと形容されるように、現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力である。自分自身の状態を判断するための知識を指すものでもある。

話している自分や行動している自分を、斜め上の方からもう1人の自分が見ている感じです。

「自分自身がどうなっていきたいのか?」という目的やビジョンを定めて、自分の成長に自分で責任を持ち、一歩ずつ進んでいくことが求められる時代になってきたように思います。

メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ移行する流れもそうですし、キャリアオーナーシップが重要視される流れもそうですけど、自立と自律が求められる時代になってきたということは、自分で自分の人生に責任を持ち、「どうなっていきたいから何をやっていくのか?」ということを決めながら、人生を歩んでいく必要が出てきたということです。

自分の成長に自分で責任を持ちながら進んでいくということは、自分の立ち位置を理解して、成長軌道に乗せていく必要があります。

『成長の4ステップ』の中で今の自分はどこにいるのかを認識し、次のステップに行くために何が必要なのかを考えて行動していくんです。

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成長の4ステップ

1. 無自覚の無能
勉強にせよ、趣味にせよ最初は能力が無い状態。そこですでにできる人をよく観察することで2の段階へ進む。潜在的なフェーズ。『観察』が次の成長につなげるが、感情を入れないでニュートラルに観察することが必須。

2. 有自覚の無能
自分よりできる人と出会い、観察することで、自分がいかにその能力がないか不足しているかを認識する(たいがいの人はここであきらめる)。ここの段階で自分ができるように試行錯誤しいろんなことを試すで3の段階へ進む。繰り返しできるかが重要だが、どこで次のステップに行くかというのも重要。

3. 無自覚の有能
自覚はないが能力を持ってる状態。無自覚であるから、人に対してどのように説明をしたらいいかわからない状態。そんな中でも、相手にどう伝えるかが重要。『洞察』が重要で、自分の状況を振り返りながら、何となくあるものを相手に投げて具現化していく感じ。

4. 有自覚の有能
自分には能力がありそれを自覚している状態。その能力について、誰かに伝えることができる。

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これらの考え方は、プロ野球の業界でコーチをされていた方から直接聞いた話で、今でも自分の成長ステップを考える時には大切にしている内容です。

この成長ステップを自分で意識しながら、自分をありたい姿やなりたい姿に導くには、セルフ・リーダーシップが重要です。

自分がどこの成長ステップにいるのかを判断するには、自分のことを正しく認識している必要があるからです。

まさに同じようなことを、さらに詳しく書かれていた神記事があったので、添付しておきます。

個人的には、『無自覚の無能』から『有自覚の無能』へのステップが、とても大切だと感じています。

というのも、素直さがないと『有自覚の無能』『無自覚の有能』のというステップをすっ飛ばし、いきなり『有自覚の有能』の状態にいると勘違いしてしまう可能性があるからです。

自分が今いる環境で、ある程度の成果が出せてたり、信用や信頼を掴んでいたりすると、その状態に安心してしまい、「有能である」と勘違いしてしまう。

その環境下では有能かもしれませんが、他の環境下では無能になる可能性は大いにあります。

自分自身がどのレベルの有能を求めているかで、無能から有能へシフトするタイミングが変わってきます。

僕の場合は、同じような立場で仕事をしている他社の方と自分を天秤にかけて、知識や能力の比較をしています。

そうすると、「ここの領域は無能だ」「ここの領域は有能と捉えても良さそう」という判断ができるようになります。

「有能だ」と判断してても「やっぱり無能だ」となったり、「無能だ」と判断してても「もしかしたら有能かも」となったりもします。

日々、この繰り返しかもしれません。

ただ、この繰り返しをしていくからこそ、「自分ならではの強み」というのが確立されていくんです。

そうすると、自分の天職と出会える可能性も高まります。

自己との対話って、短期的に仕事の成果に結びつかないから、疎かにしている人も多いと思います。

「そんな余裕ない」という言葉もたまに聞きますけど、自己との対話を習慣にしている人からすると、「絶対にやった方がいい」ということを断言できます。

自分で自分のことを理解すれば、自分の言動を相手に伝えることができるようになり、それは自己認識力が高くなっているということです。

気づけば、自分の意志を明確に持ち、悩むことなく意思決定ができるようになっているはずですし、起こした行動には必ず理由があり、その理由を説明できる状態になってるはずです。

悩まずに意思決定できるようになるというのは、心をラクに保つ上で重要なことなので、自己認識力を高めるためにひたすら自分の頭で考えてみましょう。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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