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せっかく頑張るなら評価される頑張りをしよう

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

いつも観ているこちらのチャンネルから。

サッカーをやってる人だけじゃなく、全てのビジネスパーソンが大切にすべき『主体性』について、元サッカー日本代表の福田正博さんが語っている場面を切り取り、テキストに起こしました。

自身の働く姿勢と照らし合わせて読んでいくと、何かを感じる人も多いのかなと思います。

※福田正博さん(ふくだまさひろ/1966年12月27日/日本の元サッカー選手である。現役時代のポジションは主にFWで、背番号は9番。Jリーグ開幕前の1989年から引退する2002年まで浦和レッズの象徴的存在として活躍し、サポーターには「ミスター・レッズ」、「大将」と呼ばれた。)

チーム内でAチーム(いわゆるスタメン組)とBチーム(いわゆるサブ組)に分かれて紅白戦をやる、その前夜に、福田さんがBチームのメンバーに伝えたことです。

今ここでミーティングしていることに対して、怒りを感じてもらいたい。なんで俺がここ(Bチーム)に居なきゃいけないんだ、なんで向こう(Aチーム)で俺はミーティングができないんだって。ここにいることに慣れてしまうと、どんどん薄れていくんだよ、そういう気持ちが。
ただ、人間ていうのは、自分が居心地が良いところにやっぱり居ないといけないから、本心とは違う立ち振る舞いをすることがある。君たち(Bチームのメンバー)の置かれている立場というのは、そうしないと自分を否定してしまうことになるから、そういう振る舞いになりがちなんだけど、そこは勇気を振り絞って、本当に自分の心の底で思ってる気持ちっていうのを表現してもらいたい。それは決して、恥ずかしいことじゃない。
だけど、それは勇気がいること。強い気持ちとか弱い気持ちとかってあるけど、強い気持ちを表現することが、最も求められていることだし、それがもしかすると、君たちが今立っている立ち位置を変えることになる。明日のピッチ(Aチームとの紅白戦)で、それを表現してもらいたい。そういう思いは、情熱とか野心とか向上心に繋がる。それがなくなった瞬間に、選手は成長が止まってしまう。
俺とカズの違いはそこだよ。同い年だけど、カズは55歳でもまだやってるよ。毎年インタビューするけど、カズになんでやってんだ言うと「好きだから」って。サッカーを本当に好きでうまくなりたい、もっと強くなりたい、純粋に向上心を持っている。今でも代表に入りたいと思ってる。肉体が少し衰えてきても、そういう気持ちがあるからこそ体が動くようになる。
要は、そういうものを持ち続けられるかどうかだ。一瞬は持つことはできるんだよ。ただ、持ち続けるってすごく大変なこと。それには努力が必要だ。

具体的に、これをやってみて欲しいという福田さんからの要望が、ここから語られます。

2つやって欲しいことがある。
1つ目は、逆説的な話になるけど、たくさん失敗してくれ。自信のない選手はどういうプレーをするか。失敗しないプレーを選択するんだ。なかなか勝てないチームにいて、プレッシャーを受けていると、そういうシーンになりやすい。そういう時にそういう選手がどういうプレーをするかと言ったら、ボールを受けないで済むプレーをするんだ。選手の陰に隠れたりする。そうすると、コースがなくなる。これは、チームの為に戦うスポーツにおいては最悪だ。これは、チームメイトをバカにしているのも一緒。裏切りの行為。だから、一旦受けて、自分が思っているプレーができなくても、それでも受ける。多くの失敗があるかもしれない。多くの失敗は、たくさんトライした、たくさんボールを触った証。何度失敗しても良いから、必ずボールに関わる。トライしてもらいたい。
そしてもう1つ。サッカーは失敗するスポーツ。シュートは5,6本で1点取れれば良いぐらい。失敗ということを考えたら、ほとんどが失敗だ。だけど、大事なことは、うまくいかなかった後にどうするか。うまくいかないこともあるし、はらわたが煮えくり変えるくらいのこともある。大切なのは、それらがあった後のトレーニングで、どういう姿勢をリアクションとして見せるかっていうこと。リアクションはすごく重要で、そこを見て、次のチャンスを与えるか与えないかを決めるんだ。そこで良いリアクションをした選手は、必ずチャンスがくる。過去のことはもう変えられない。「今」「次」何をやるかだけに集中して、起きたことは忘れていく。うまくいかなかった時に、どういう行動を次に起こせるかっていうのが、その人のプレーヤーとしての価値を決めてしまう。次のチャンスを確実にものにする、次のピンチを確実に防ぐ、そのことだけ集中するというのが、最終的に試合が終わった後に良い結果に結びついている。
この2つを、実践してほしい、姿勢を見せてほしい。そうすると、指導者からすると、チャンスを与えようと思うんだよ。そうしたら、今まで以上にチャンスが多くもらえると思う。そうしたら今度は、そのチャンスを活かせば良いから、チャンスを活かす為の準備をしておけば良い。チャンスをもらえなければ、チャンスを活かすことができないから、チャンスを多くもらう為のアピールも必要。それを、明日の試合(Aチームとの紅白戦)で見せてもらいたい。

「こんなにやってるのになんで評価してくれないんだ」と言う人がいます。

要因はいくつかあると思いますが、その1つに「チャンスをもらう為のアピールをせずに、自分の中だけで自己満的に頑張っている」というのがあると思います。

「チャンスをもらう為に自分は何をする必要があるのか?」ということを考えて行動していかないといけないのに、「なんで見てくれない?」「なんで知ってくれない?」と思っていては、状況は変わらない。

見られるように、知られるように、自らで行動をしていかないと。

あとは、頑張る方向性が期待と合ってない可能性もあります。

「こっちに向かって頑張ってくれたらいいのに」と思われていたら、頑張っている状態は同じでも、その頑張りは評価に値しないかもしれない。

せっかく頑張るんだから、評価される側に頑張った方がいいですよね。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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